関連ブログ・・・2022/1/15付「大阪湾岸道路西伸部の進捗(六甲アイランド内)」
六甲アイランド内にある情報・交流センターに、道路工事に関する地元向けの配布物と思われるものが掲示されていました。貴重な情報源ですので、紹介します。
これらから、以下のことがわかります。
1.延伸工事における阪神高速道路会社と国土交通省の分担
現在断ち切られている高架橋を延長し、六甲ライナーを乗り越える部分までが阪神高速道路会社の担当で、その先の部分は(最終的に阪神高速湾岸線の一部とはなりますが)国土交通省が国道2号のバイパスとして建設することとなります。
2.阪神高速道路会社担当部分の工事の進捗
延伸工事は既に阪神高速道路会社の手で開始されており、2021年度はまず準備工事として延長部分の地下にある埋設物の移設工事が行われています。
順序は、「雨水管の撤去→NTTの通信回線の移設→埋設電線の移設→雨水管の新設」となっており、しばらくは現場付近の車線規制が継続されるとのこと。
3.高速道路の高架橋は、着工から完成まで最低でも6~7年かかること
国土交通省担当部分では高架橋の工事が盛んにおこなわれていますが、実はこんなにかかるのですね・・・ 昔は突貫工事が賞賛されましたが(日本最初の高速道路である名神高速の栗東~尼崎間約70kmには高架橋もトンネルも長大橋梁もありますが、1957年10月の施工命令から6年未満の1963年7月に開通)、今は時代背景が違います。
具体的には、
下部の工事(基礎工→仮設工→橋脚工)で2~3年
上部の工事(橋桁部分を別の場所で製作し、現地に搬入して橋脚の上に架設)で3~5年
付属物の工事(舗装を行い、遮音壁を取り付け、標識などを設置)で約1~2年
となっています。
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