阪神高速道路湾岸線は現在六甲アイランド(神戸市東灘区)で終点となっていますが、本来は神戸港を架橋で横断して長田区に至り<阪神高速道路神戸山手線と接続>、さらに須磨海岸の地下などを経由して本四高速道の垂水JCTまで伸びる計画となっています。
https://www.kkr.mlit.go.jp/naniwa/prj/17/summary.html
このうち、六甲アイランド~長田区までの区間が2016年にようやく工事着手決定し、2018年12月に起工式が行われました。2022年1月時点で土木工事にまで到達しているのは、六甲アイランド内(国土交通省が施工)と長田区内(阪神高速道路が施工)です。
https://www.kkr.mlit.go.jp/naniwa/prj/17/04.html
https://www.hanshin-exp.co.jp/company/torikumi/useful/wanganseishinbu/passage.html
ここでは、六甲アイランド内の状況を紹介します。
現在の湾岸線の終点付近には、延伸部につながる準備工事としての「断ち切られた高架橋」があります。1994年春の開通ですから、この状態のままもう27年が過ぎています。
延伸するには六甲ライナーと六甲大橋の取付部の上を乗り越さねばならず、結構な難工事となりそうですが、それ故に設計段階のようで現地レベルでは手付かずです。
その先は、六甲アイランド造成時点で予め道路中央部に用地が確保されており、高架橋の橋脚の工事が進められています。東側ほど進捗が早くなっています。
神戸港を跨ぐ大吊橋の手前には六甲アイランド西ランプが設けられる予定(西方向のみのハーフランプ)ですが、こちらはまだ用地整備の段階です。
もっとも、神戸港を跨ぐ大吊橋はまだ「どのような形で建設するかを検討中」の段階であり、着工までもまだ相当時間がかかりそうです。
https://www.kkr.mlit.go.jp/naniwa/prj/17/l5rvdn0000000gip-att/keika.pdf
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