10月10日から、富山地方鉄道が運営する富山市内の路面電車で、ICOCAやSuicaなどの10種類の全国交通系ICカードが使用可能になります。
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/210910_08_icoca_toyama.pdf
https://mainichi.jp/articles/20210910/k00/00m/040/119000c
https://news.yahoo.co.jp/articles/724e0e15848d836fd97e199ebb9e3221fe9f3399
（富山地方鉄道の公式サイトには9月11日時点で未掲載）
富山市内の路面電車は2010年からICカード対応でしたが、使えるのは富山地鉄独自の「ecomyca（えこまいか）」と、もとＪＲ富山港線を路面電車に転換した富山ライトレール（2020年に市内路面電車と一体運営に移行）ですでに導入していた独自ICカード「passca」のみでした。
2015年の北陸新幹線開業を機にあいの風とやま鉄道がＪＲ西日本のICOCAを導入し全国交通系ICカードが使用可能になりましたが、富山地鉄が運営する路面電車については、システムの改修などに道央の費用がかかるため、構想自体は以前からあったもののなかなか導入に至りませんでした。
今回ようやく対応が実現しましたが、同じく「ecomyca」が使える富山地鉄の鉄道線（宇奈月温泉とか立山方面の路線を運行）や、路線バス（市内ではほぼ独占的に運行）では、引き続きICOCAやSuicaなどは使えません。費用対効果を考えると無理もないのかもしれませんけど。
