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新庄古口道路は全線開通のメドが立たなくなりました・・・2022年度中予定だったのに

関連ブログ・・・2022/2/22付最上川沿いの高規格道路の整備のため、JR線が2年以上運休します

上記ブログで、

>そして、北側の新庄市と庄内地方を結ぶ地域高規格道路「新庄酒田道路」(国道47号に並行)は現道が災害に弱い区間から工事に着手しており、東側の新庄古口道路が2022年度内に全線開通予定、

と書きましたが、その後問題が発生して全線開通予定は未定となりました。

実は、2021年11月に施工中の法面に変状が生じたため、工事を一部区間で中断しており、2022年3月18日に「専門家に助言を頂きながら、地すべり対策の検討を進めておりますが、その対策工には時間を要する見込み」とのリリースがなされました。

http://www.thr.mlit.go.jp/bumon/kisya/kisyah/images/90145_1.pdf

そして、融雪期が過ぎた6月17日に、改めて「令和4年度は地すべり対策を推進します」とのリリースがなされました。

http://www.thr.mlit.go.jp/bumon/kisya/kisyah/images/91375_1.pdf

対策工事には時間を要する見込みで、今後の段取りは

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 2022年度中は、地すべり対策工やトンネル復旧工など、一連の地すべり対策工事を推進

 今後は、地すべりによる変状等の観測を継続し、地すべりの動向、道路施設への影響を監視しながら、工事の安全に配慮して慎重に進める

 地すべり対策工の後にトンネル変状の確認を行い、トンネル本体の再構築範囲などを検討

 開通時期については、変状したトンネル本体の再構築範囲が決定した段階で工程を精査し発表予定

====================

とのことです。

つまり、全線開通の先延ばしは1年や2年のレベルではなくもっと長くなる可能性があり、2024年度末見込みの高屋道路の開通より後になるかもしれません。

新庄古口道路の西側の既開通区間の東端は国道47号ではなく山形県道34号新庄戸沢線と接続しており、最上地域と庄内地域を結ぶ幹線道路の一部として十分に活用できない状況は当分続きそうです。

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