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広島市内のバス、広電グループとそれ以外のPASPY後継対応の差について

関連ブログ記事・・・2024/2/7付「 PASPY廃止後も広電グループの主要バス路線はICOCA対応継続・・・対象外は?

広島の地元紙・中国新聞が、2024/3/9付で「広島電鉄のICカード簡易型読み取り機 使い勝手は? 3月導入 均一運賃エリア外では乗務員とやりとり必要」の記事をYahoo!ニュースに配信しました。

上記ブログ記事で広電グループの電車・バスについて

>JR西日本テクシアが開発した簡易型IC端末(大阪バス・大阪府河南町のコミバス・北海道のFビレッジシャトルバス等で導入済)での対応となり、車内でのチャージには対応しません。

と書きましたが、この簡易型IC端末は基本的に均一運賃を想定したものであり、区間により運賃が異なる路線の場合は、乗務員が端末を操作して引き落とし運賃を設定する必要があります。

したがって、路面電車や広島市中心部の路線バスの均一運賃エリアではICOCAなどの全国相互利用対象ICカードをこの端末にタッチするだけで降車できるのに対し、宮島線や郊外の路線バスでは「降りる際、乗車したバス停や電停を口頭か整理券で乗務員に伝える」必要があるため、乗務員側の操作の手間も相まって現状よりも処理に時間がかかるようになります。日常的な利用者はMOBIRY DAYSにほぼ移行するのかもしれませんが、非日常客の多い宮島線だと、「全国相互利用対象ICカードの利用が集中して電車がどんどん遅れる」ことも危惧されますね。

そして、この記事によれば、広電グループ以外で広島市中心部に乗り入れる路線を運行する中国JRバス・広島バス・広島交通の各社については、PASPYと同じように使えるフルスペック型(一般的な「乗車時は乗車口のICカード処理機にタッチし、降車時は運賃箱のICカード処理機にタッチして運賃自動引き落とし」の方式)の導入を予定しているとのこと。各社の公式サイトでの案内はまだありませんが・・・ 各社はこれに加え広島市の補助のもとMOBIRY DAYS対応の機器を搭載することとなっており、補助については広電グループ分も含め広島市の令和6年度予算で約6億9000万円が計上されています。

https://www.city.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/229898.pdf (126ページ)

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