2022/9/19付ブログ記事「廃止8年半後の弁天町バスターミナル(旧大阪市バス)の様子」の続報です。
上記ブログ記事から2年半後の様子です。
大阪・関西万博開幕まであと40日あまりとなり、JR大阪環状線・OsakaMetroの弁天町駅は来場客の結節点としてリニューアルされていますが、弁天町バスターミナル跡地も有料駐車場としての運用は終了しており、改修工事が行われているようです。
北側のバス出入口跡地。簡易バリケードが設置されており、中央部(待合室の出入口跡)は「MOBILITY HUB」として2025/1/27~10/13の期間限定で運行中のオンデマンドバスの乗降場所となっています。
ここからバスターミナル内部には入れないようになっています。奥に見える工事柵は、ここが有料駐車場として使われていた時代からありました。
一方、反対側(中央大通側)から見ると、旧バスターミナル内部で工事が行われていることが分かります。
大阪・関西万博公式サイトで公開されている「主要鉄道駅バスターミナルからの駅シャトルバスによるアクセス方法について」の資料には、弁天町駅バスターミナルは輸送障害時等における臨時的な活用のため、定期運行はございません。と明記されています。大阪環状線弁天町駅東側の交通科学博物館跡地にはバスターミナルは整備されておらず、この場所を指しているとみて間違いないでしょう。万博開幕日の時点ではどんな風になっているかに注目です。
なお、この建物の2階以上は大阪市教育センターでしたが、2024/3限り閉鎖されており、2024/11に「もと大阪市教育センターの活用に係るマーケット・サウンディング(市場調査)」が実施されました。これは建物の解体撤去を前提としたものですが、実施要領の4ページ目に以下の記載があります。
1階部分(用地の一部と開発する建物の1階部分合わせて約 1,700 ㎡を想定)は、Osaka Metro がバス等のモビリティの発着場(乗継ハブ)として活用を検討しているため、当該部分を除いた提案としてください。
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このあと、使用停止から13年近く経過した市岡商業高校跡地も見てきました。
2024/9に「もと市岡商業高等学校跡地活用に係るマーケット・サウンディング(市場調査)」を実施し、12事業者から提案がありました。それに先立ち、大阪・関西万博会期中は万博来場者のスーツケースなどを一時的に預かる施設として活用されることになっています。
https://www.city.osaka.lg.jp/minato/page/0000632481.html
グラウンドは2022/9時点では草ぼうぼうでしたが、大阪・関西万博の機運醸成に寄与するイベントや地域のイベントなどに活用すべく2024年3月までに再整備が行われており、2025/3/31まで貸し出しを受け付けています。
https://www.city.osaka.lg.jp/minato/page/0000623875.html
私が訪問した日には地域の子どもたちがスポーツに興じており、東門が開放されていました。そして、東門の脇では万博協会が発注者となっている「会場外駐車場周辺道路等改良工事」(工期は閉幕4か月半後の2026/2/27)が行われていました。「万博来場者のスーツケースなどを一時的に預かる施設」とするためには構内に貨物車両が乗り入れられるようにしておく必要があり、さらにグラウンドを関係者用の臨時駐車場として整備する必要がある故の工事なのかも。
西側のもと正門は何も変化はありません。
南側では、港区制100周年&大阪・関西万博開催記念として殺風景だった柵にイラストが描かれ、華やかになっていました。