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全国交通ニュースブログ

日本全国の交通に関する最新ニュースをピックアップして紹介します。
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廃止11年後の弁天町バスターミナル(旧大阪市バス)の様子・・・万博では臨時的に活用へ

2025-03-02 21:43:21 | 路線バス

2022/9/19付ブログ記事「廃止8年半後の弁天町バスターミナル(旧大阪市バス)の様子」の続報です。

上記ブログ記事から2年半後の様子です。

大阪・関西万博開幕まであと40日あまりとなり、JR大阪環状線・OsakaMetroの弁天町駅は来場客の結節点としてリニューアルされていますが、弁天町バスターミナル跡地も有料駐車場としての運用は終了しており、改修工事が行われているようです。

北側のバス出入口跡地。簡易バリケードが設置されており、中央部(待合室の出入口跡)は「MOBILITY HUB」として2025/1/27~10/13の期間限定で運行中のオンデマンドバスの乗降場所となっています。

ここからバスターミナル内部には入れないようになっています。奥に見える工事柵は、ここが有料駐車場として使われていた時代からありました。

一方、反対側(中央大通側)から見ると、旧バスターミナル内部で工事が行われていることが分かります。

大阪・関西万博公式サイトで公開されている「主要鉄道駅バスターミナルからの駅シャトルバスによるアクセス方法について」の資料には、弁天町駅バスターミナルは輸送障害時等における臨時的な活用のため、定期運行はございません。と明記されています。大阪環状線弁天町駅東側の交通科学博物館跡地にはバスターミナルは整備されておらず、この場所を指しているとみて間違いないでしょう。万博開幕日の時点ではどんな風になっているかに注目です。

なお、この建物の2階以上は大阪市教育センターでしたが、2024/3限り閉鎖されており、2024/11に「もと大阪市教育センターの活用に係るマーケット・サウンディング(市場調査)」が実施されました。これは建物の解体撤去を前提としたものですが、実施要領の4ページ目に以下の記載があります。

1階部分(用地の一部と開発する建物の1階部分合わせて約 1,700 ㎡を想定)は、Osaka Metro がバス等のモビリティの発着場(乗継ハブ)として活用を検討しているため、当該部分を除いた提案としてください。

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このあと、使用停止から13年近く経過した市岡商業高校跡地も見てきました。

2024/9に「もと市岡商業高等学校跡地活用に係るマーケット・サウンディング(市場調査)」を実施し、12事業者から提案がありました。それに先立ち、大阪・関西万博会期中は万博来場者のスーツケースなどを一時的に預かる施設として活用されることになっています。

https://www.city.osaka.lg.jp/minato/page/0000632481.html

グラウンドは2022/9時点では草ぼうぼうでしたが、大阪・関西万博の機運醸成に寄与するイベントや地域のイベントなどに活用すべく2024年3月までに再整備が行われており、2025/3/31まで貸し出しを受け付けています。

https://www.city.osaka.lg.jp/minato/page/0000623875.html

私が訪問した日には地域の子どもたちがスポーツに興じており、東門が開放されていました。そして、東門の脇では万博協会が発注者となっている「会場外駐車場周辺道路等改良工事」(工期は閉幕4か月半後の2026/2/27)が行われていました。「万博来場者のスーツケースなどを一時的に預かる施設」とするためには構内に貨物車両が乗り入れられるようにしておく必要があり、さらにグラウンドを関係者用の臨時駐車場として整備する必要がある故の工事なのかも。

西側のもと正門は何も変化はありません。

南側では、港区制100周年&大阪・関西万博開催記念として殺風景だった柵にイラストが描かれ、華やかになっていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


交野市内の京阪バス廃止代替コミュニティバス<2025/3/23運行開始>の詳細について

2025-02-28 00:09:32 | 路線バス

2024/10/17付ブログ記事「ららぽーと門真・京阪門真市駅発着のバスなどが2025/3/22限り消滅」の続報です。

上記ブログ記事で書いたとおり、京阪バスは「交野市南部の山麓一帯の住宅地を運行する路線」「交野市東部のJR学研都市線付近一帯の路線」をことごとく2025/3/22限り廃止します。

これら路線は2025/3/23以降、交野市が運行するコミュニティバス「おりひめバス」を大幅に拡充する形で代替します。

交野市公式サイトには2月半ばに詳細が掲載されましたが、

https://www.city.katano.osaka.jp/docs/2025021200022/

交野市長のブログに、2025/2/26付でそれ以上に詳しい情報(京阪バスが撤退に至る背景なども含めて)が投稿されています。

https://ameblo.jp/keiyamamoto0312/entry-12887860218.html

「おりひめバス」は交野市の北部地域で2024/9/2から実証運行しています(緑ナンバーの8人乗りワンボックスカー使用、運賃300円均一)。2025/3/23から京阪バス撤退エリアをカバーする2路線(東部ルート・南部ルート)を運賃200円均一で新たに運行しますが、こちらは「道路運送法第78条に基づく自家用有償旅客運送」かつ8人乗りワンボックスカーを使用するので2種免許も大型免許も不要につき運転手確保のハードルは下がります。既存路線は2025/4/1からJR河内磐船駅まで延長した上で「おりひめバス北部巡回ルート」とし、運賃を200円に値下げします。

一方、「交野市南部の山麓一帯の住宅地を運行する路線」は通勤通学時間帯の利用が多いため引き続き中型バスを使用し、実際の運行は大新東に委託します。運賃は200円均一と京阪バス時代より安くなります。

そして、いずれの路線も、「交通系ICカードによる決済システムについては、令和7年6月頃を目処に導入予定です」とのこと。従来の京阪バスと同じくPiTaPaになるのか、それともICOCAの簡易型システムを導入するのか、果たして・・・


「ちばこうバス」の運行事業者、2025年春にはどうなる? <追記あり>

2025-02-23 00:49:45 | 路線バス

2024/9/26付ブログ記事「京成グループのバス事業の再編(2段階で実施)について」の続報です。

2025/4/1から京成グループ直系のバス事業者のうち京成バス・東京BRT以外は「京成バス東京」「京成バス千葉イースト」「京成バス千葉セントラル」「京成バス千葉ウエスト」の4社に統合されますが、うち京成バス千葉イーストの詳細な情報は未だ公式には発表されていません。したがって、

>このエリアでは京成グループのタクシー会社である京成タクシー佐倉が佐倉市内で、京成タクシー成田が印西市周辺と銚子市内で路線バス(後者の通称はちばこうバス)を運行していますが、こちらの動向については未発表です。

は不明のままです。

そんな中、JR東日本が公式サイトで公開している「Suicaによる乗車等の取扱いを行う交通事業者一覧」に、2025/2/3付で関連する情報が掲載されました。

末尾に、

(※6)京成タクシー成田株式会社は 2025 年3月1日より「京成タクシーイースト株式会社」に社名変更

の注記があります。この再編は京成グループとしては既に2024/9/末時点で公表済み(2024/9/27付ブログ記事「京成グループのタクシー事業の再編について」参照)ですが、肝心の京成タクシー成田公式サイトにはこのブログ記事を書いている時点でも未だ社名変更に関する情報は掲載されていません。少なくとも2025/3/1段階では社名変更後の同社が「ちばこうバス」のサービス名で運行を継続することになるようですが。

ただ、2025/4/1付で改めて京成タクシーイースト社の路線バス事業を切り離して京成バス千葉イースト社に合流させる可能性もありますが、果たして・・・

 

<2025/4/3追記>

京成タクシー成田公式サイト内のバスのページは、京成グループのタクシー事業再編・バス事業再編後も、事業者名を変更しただけでそのままのURLが継続しています。

https://www.keiseitaxi-narita.com/bus/

「ちばこうバス」の通称が今後も継続されるかどうかは不明ですが。


「京成バス千葉ウエスト」の詳細が発表されました

2025-02-16 10:30:39 | 路線バス

2024/9/26付ブログ記事「京成グループのバス事業の再編(2段階で実施)について」の続報です。

上記ブログ記事で書いた通り2025/4/1から京成グループのバス事業の再編に伴い「京成バス東京」「京成バス千葉ウエスト」「京成バス千葉セントラル」「京成バス千葉イースト」の各社が誕生しますが、このうち京成バス千葉ウエスト(市川市・浦安市・松戸市・鎌ヶ谷市を中心に路線バスを運行する会社)について、再編元の各社の公式サイトで詳細が公表されました。

京成トランジットバス→京成バス千葉ウエスト塩浜営業所

東京ベイシティ交通→京成バス千葉ウエスト千鳥営業所

松戸新京成バス京成バス千葉ウエスト松戸東営業所

船橋新京成バス鎌ヶ谷営業所京成バス千葉ウエスト鎌ヶ谷営業所

運賃水準は変わりませんが、ICカードの利用履歴は「京成トラ」(存続会社である京成トランジットバスの略)に統一されます。また、2025/4/1以降発売するIC定期券は現東京ベイシティ交通路線以外の各路線で利用可能になりますが、IC定期券を発売していない現東京ベイシティ交通路線については2025/4/1以降もIC定期券を発売せず、通勤定期は基本スマホ定期券「QUICK RIDE」アプリ、通学定期などは紙の定期券のまま継続となります。

このほか、京成タウンバス(奥戸営業所のみ)については、2025/4/1から京成バス東京(葛飾営業所のみ)となりますが、ICカードの利用履歴は当面「京成タウ」(京成タウンバスの略)のままとなります。


陥没事故のため、八潮市役所バス停には平日1便しかバスが来なくなりました

2025-02-13 12:55:27 | 路線バス

2025/2/7~8付ブログ記事「陥没事故に伴う八潮市内のバス迂回、その詳細は?(その1)(その2)(その3)」の続報です。

上記ブログ記事で書いたように、本来八潮市役所バス停に停車する路線バス・コミュニティバスは、陥没事故による通行止めの影響でことごとく迂回運行を余儀なくされており、このバス停には停車しません。

唯一影響を受けていないのが、東武バスセントラルの綾62系統(綾瀬駅北口~神明町~中馬場~八潮市役所)です。

https://www.tobu-bus.com/pc/search/rosenzu/yashio20240101.pdf

中馬場までは綾61系統(綾瀬駅北口~神明町~中馬場~八潮駅北口)と同じルートを通りますが、綾61と異なり中馬場で右折せず市役所方面に向かうルートです。

ただ、綾62系統は実は「平日の昼間に1往復のみ」(綾瀬駅北口発12:10、八潮市役所発13:02)だったりします。綾61系統は平日・土休日とも1時間に2~3本の割合で運行されているのですが。

ちなみに、このブログ記事を書いている時点のNAVITIMEの「八潮市役所の時刻表 路線/系統一覧」には、

https://www.navitime.co.jp/bus/diagram/direction/00077953/

所定でこのバス停に発着する全路線が列挙されていますが、綾62系統以外は実際には停車しないので、クリックするといずれも「該当する時刻表は見つかりませんでした。他の路線を選択してください。」でエラーになります。ただ、残念ながら?これが道路陥没事故の影響であるという情報はNAVITIME上には表示されません。

なお、八潮市役所周辺には他にもいくつものバス停があり、迂回運行の対象外となっている「八潮市役所南」「八潮メセナ」などが市役所へのアクセスとして利用可能です。

https://www.city.yashio.lg.jp/kurashi/shisetsuguide/shisetsuannai/access.html