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全国交通ニュースブログ

日本全国の交通に関する最新ニュースをピックアップして紹介します。
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伊香保ライナー号のチケット予約方法変更について

2025-02-10 01:00:32 | 路線バス

2024/10/12付ブログ記事「高崎駅~伊香保温泉間のバス=東口からは2000円、西口からは1330円」の続報です。

高崎駅と伊香保温泉を結ぶ路線バスですが、2025/2時点も両者の並立はそのままです。

ただ、東口発着の「伊香保ライナー号」(予約優先制、高速バスタイプの車両を使用、運賃2000円)については、群馬バス公式サイトによれば2025/1/29から予約方法が変更されたとのことです。

https://gunbus.co.jp/routebus/blog/detail/id/147

当初時点では上記ブログ記事で書いたように

>スマホでの予約はできるもののスマホ経由で直接運賃を決済することはできず、(高崎駅東口ではなく)西口のバス案内所まで行ってそこの係員に仮予約完了の旨の画面を提示して現金でバス運賃を支払い、改めて東口のバスのりばで運転手に本予約完了画面を提示して乗車することとなります。

という摩訶不思議な状況でしたが、2025/1/29からは群馬県内のさまざまな移動手段(デマンド交通、鉄道やバスのフリー乗車券、タクシーなど)が予約購入できるスマホアプリ「GunMaaS」からの予約購入<クレジットカード決済のみ>に全面変更となりました。そして、空席がある場合は、予約が無くてもご乗車いただけます(乗車時現金払い)という扱いになっています。

もっとも、2025/1/28までに旧システムで予約した場合は、引き続きわざわざ西口のバス案内所で現金で運賃を支払う必要があり、それが嫌なら(クレジットカード決済に切り替えるためには)いったん旧システムの予約をキャンセルし、改めてGunMaaSウェブサイトより予約する必要があるとのこと。

それにしても、最初からGunMaaSを利用しなかった理由は何なんでしょうね・・・ ヴァル研究所の2024/9/30付のリリース「ヴァル研究所、GunMaaSに座席・施設管理システム「mixway Booking」を提供」では、2024/10/1時点でGunMaaSから直接伊香保ライナーを予約できるように書かれていたのですが。

ちなみに、上記URLにはGunMaaSに移行後のチラシの画像が掲載されていますが、これはPDFファイルになっていないのでダウンロードは不可です。同じページの左側の伊香保ライナーのリンクバナーをクリックするとチラシのPDFファイルが開きますが、表面はGunMaaSに移行後なのに裏面は移行前のままの内容(摩訶不思議な予約・決済方法を記載)になっています。公式サイトの維持管理体制が貧弱でチェック機能が働いていないのかも。


陥没事故に伴う八潮市内のバス迂回、その詳細は?(その3)

2025-02-08 19:22:26 | 路線バス

その1はこちら その2はこちら

続いて、残りの路線(八潮市コミュニティバスの西ルート、および八潮駅北口行のみ迂回運行する系統)について解説します。

<八潮市コミュニティバスの西ルート>

西ルートについては、八潮市公式サイトの路線図よりも東武バスセントラル八潮営業所の路線図を見るほうが分かりやすくなっています。

https://www.tobu-bus.com/pc/search/rosenzu/yashio20240101.pdf (左側が北であることに注意)

西ルートは実際には以下の5系統からなり、八潮市の南端の一般路線バス空白地帯(中川小学校・古新田入口あたり)もカバーしています。本数は北ルートより相対的に少なくなっています。ちなみに「垳」は「がけ」と読み、日本全国でこの字が使われる地名は八潮市以外に存在しません。

 八潮05・・・八潮駅北口~大原公園~小作田児童公園南~大曽根交差点~垳トンネル~八潮駅北口 

 八潮06・・・八潮駅北口~大原公園~信用金庫前~八潮市役所~小作田児童公園南~大曽根交差点~垳トンネル~八潮駅北口

  ※八潮05・八潮06は循環路線で、朝7~8時台の便は垳トンネル先回り・17時台以降の便は大原公園先回りの模様

 八潮07・・・中川中学校→古新田入口→八潮駅北口→(八潮06と同じルート)→八潮駅北口→中川中学校→古新田入口

 八潮08・・・八潮駅北口→中川中学校→古新田入口

 八潮09・・・中川中学校→古新田入口→八潮駅北口

このブログ記事を書いている時点の東武バスセントラル公式サイト上の迂回運行に関する案内は以下のようになっています。

 迂回に伴い停車しないバス停(上下線)
 八潮市役所東、浄水場前、八潮市役所、中央一丁目北、八潮中学校入口、信用金庫前

これらバス停は、西ルートのうち八潮06系統および八潮07系統が八潮市役所に乗り入れるために寄り道する区間であり、他の系統は最初からこれらバス停は経由しません。

先ほどNAVITIMEで当該路線を検索してみたところ、八潮06・八潮07の時刻表のほうはやはり「迂回に伴い停車しないバス停」を表示せず、小作田児童公園南と中央三丁目が隣同士のバス停・・・つまり八潮05系統と同じ・・・となっていました。

<八潮駅北口行のみ迂回運行する系統> 

このブログ記事を書いている時点の東武バスセントラル公式サイトの案内では以下のようになっています。

「八潮01]工業団地循環・八潮団地・福祉センター前→八潮駅北口 線
「松原30]獨協大学前駅東口→南青柳→八潮駅北口 線
 迂回に伴い停車しないバス停(八潮駅北口行きのみ)
 信用金庫前(八潮駅北口行き)、八潮市役所南(八潮駅北口行き)

いずれの系統も八潮営業所受け持ちではないので上記路線図には掲載されておらず、松原30系統は2024/12/2に開設されたばかりなので八潮市の公式サイトで公開されている市内のバス路線図にも未掲載です。

陥没事故の現場を通らないにもかかわらず一方向のみ迂回しているのは、県道54号松戸草加線の市役所入口交差点で規制がかかっており、県道から市役所通り南側への右折ができない(逆の市役所通り南側から県道への左折は可能)となっているからと推測されます。

なお、このブログ記事を書いている時点での東武バスセントラル公式サイトの案内によれば、こちらの迂回運行は2025/2/8限り終了となり、2025/2/9からは往復とも通常運行に戻るとのことです。良かったですね・・・

(おわり)


陥没事故に伴う八潮市内のバス迂回、その詳細は?(その2)

2025-02-08 10:28:36 | 路線バス

その1はこちら

八潮市コミュニティバス北ルートに続いて、草加駅東口と八潮駅北口を結ぶ「草加04」「草加06」について解説します。

八潮市内のバス路線図はこちら

草加04(草加駅東口~八潮市役所~八潮駅北口、平日のみ運行)については、東武バスセントラルは以下のように案内しています。

 迂回に伴い停車しないバス停(上下線)
 八潮市役所、浄水場前、中央一丁目交差点、上二児童公園入口、ふるさとの森、エイトアリーナ入口

八潮駅北口発の場合、本来のルートは「駅から北上して八潮メセナ(八潮市民文化会館・勤労福祉センターの複合施設)に向かい、ここで八潮市役所方面に右折し、さらにふるさとの森方面を一巡りしてからやしお生涯楽習館を経由し、そのまま西<草加駅方面>に向かう」となっています。しかし、市役所の先のルートが陥没事故により通行止めとなっているため(陥没箇所である「中央一丁目交差点」そのものズバリのバス停も存在)、市役所方面に右折せずそのままやしお生涯楽習館方面に向かい、こちらで所定ルートに戻るように迂回しています。

先ほどNAVITIMEで当該路線を検索してみたところ、時刻表のほうは「迂回に伴い停車しないバス停」を表示せず、八潮メセナとやしお生涯楽習館が隣同士のバス停(所要時間は8~9分程度)として表示されました。おそらく、草加駅行はやしお生涯楽習館で・八潮駅行は八潮メセナでそれぞれ時間調整を行っているものと思われますが。一方、路線図のほうは所定のバス停がすべて表示されています。なお、いずれの機能でも陥没事故による迂回運行の但し書きはありません。

草加06(草加駅東口~八潮中央総合病院~八潮駅北口、土休日1往復のみ運行)については、東武バスセントラルは以下のように案内しています。

 迂回に伴い停車しないバス停(上下線)
 八潮パーキング南、寿楽荘、八潮中央総合病院、わかくさ、潮止小学校、木曽根西、上二丁目南、上二丁目西、八潮市役所東、八潮市役所、浄水場前、中央一丁目交差点、上二児童公園入口、ふるさとの森、エイトアリーナ入口

八潮駅北口発の場合、本来のルートは「まず北東の八潮中央総合病院方面に向かい、その先の交差点で県道54号松戸草加線方向に左折する。県道54号を直進した後八潮メセナ方面に右折し、ここから先は八潮市役所・やしお生涯楽習館など草加04と同じ経路で草加駅方面に向かう」です。しかし、迂回ルートは「八潮駅北口→(この間無停車)→八潮メセナ→(この間無停車)→やしお生涯楽習館→草加駅方面」となっており、大幅なショートカットを余儀なくされている形です。

先ほどNAVITIMEで当該路線を検索してみたところ、草加04同様「時刻表のほうは迂回に伴い停車しないバス停を非表示化、路線図のほうは所定のバス停を全て表示」でした。ただ、東武バスセントラルが公表している情報では「迂回に伴い停車しないバス停」扱いされていない八潮メセナも非表示になっており、八潮駅北口発の場合「八潮駅北口発12:33」の次が「やしお生涯楽習館着12:52」となっています。実際のところはどうなんでしょうね?


陥没事故に伴う八潮市内のバス迂回、その詳細は?(その1)

2025-02-07 12:57:36 | 路線バス

埼玉県八潮市内の県道松戸草加線(中央一丁目交差点)で2025/1/28の10時頃に陥没事故が発生し、10日経過してもまだ復旧工事に着手するめどが立っていないのは周知のとおりです。

https://www.city.yashio.lg.jp/shisei/machizukuri/dousuiro_kyouryou/kannbotujiko/otoiawase/kanbotsuQA.html

https://www.pref.saitama.lg.jp/a1006/yashiokoutuukiseizu.html

現場付近には東武バスセントラルの路線バスが運行しており、当然のことながら迂回運行を余儀なくされています。

ただ、同社の公式サイトでは迂回運行に関して文字情報のみで公開しており、迂回に伴い停車できなくかったバス停はわかるものの、「各系統が本来の経路からどの経路に迂回しているか」を読み取れるのは、地元民あるいはこの地域の地理に詳しい方だけかもしれませんね。

例えば、[八潮市コミュニティバス]北ルートについては
 迂回に伴い停車しないバス停(上下線)
 八潮パーキング南、寿楽荘、八潮中央総合病院、わかくさ、潮止小学校、木曽根西、上二丁目南、上二丁目西、浄水場前、八潮市役所

と記載されていますが、市の公式サイトで公開されている市内のバス路線図に明記されている本来の経路と比較すると、「八潮駅北口を出たバスは迂回運行のため八潮中学校(八潮市役所の次のバス停)まで停車せず、八潮駅から市役所に行くには八潮中学校バス停で降りて少し南に歩く必要がある。一方、八潮市の北部(北ルートが経由するエリア)から市役所に行く場合は、八潮市役所バス停には停車しないので1つ手前の八潮中学校バス停から歩く必要がある」となるようです。

この八潮市コミュニティバスですが、運行上は東武バスセントラルが市内で運行する一般路線と同じ扱い(運賃体系が同じなど)となっており、時刻表も路線図も市の公式サイトでは公開されていなかったりします。もちろん、迂回運行のことも書かれていません・・・東武バスセントラルの公式サイトを見てください扱い?

https://www.city.yashio.lg.jp/kurashi/kotsu/bus/communitybus/index.html

ということで、追ってこのブログで詳細を解説していくことにします。当分続きそうですからね・・・


辺野古など沖縄本島東海岸の路線バスが2025/1/19に大幅リストラ <追記あり>  

2025-01-16 00:04:57 | 路線バス

沖縄バスは、2025/1/19に沖縄本島東海岸(金武町・宜野座村・名護市辺野古地区など)や北谷町などを運行する一般路線を再編します。

https://okinawabus.com/wp/ma_news/11474/

最大のポイントは、区間短縮により東海岸の上記エリアと那覇市中心部を直通する路線が消滅し、残る区間も便数が大きく減ることです。

2025/1/18までは那覇バスターミナルと名護バスターミナルを結ぶ77番名護東線が平日・土日祝とも18往復運行されていますが、長距離路線ということもあり片道の所要時間は便により3時間を超え、さらに那覇発の便は都市部での渋滞により上記エリアでの定時運行がおぼつかない状況です。運転手不足もあり、今般の改正で那覇側の区間を廃止して「屋慶名バスターミナル~安慶名~金武~宜野座~名護バスターミナル」間のみの運行とし、那覇方面には安慶名などでの他路線への乗り継ぎで対応することになりますが、同時に継続区間の便数も平日12往復・土日祝10往復にまで減ります。高校への登校の場合、名護市中心部の高校へは従来通りのダイヤが確保されますが、うるま市より南の学校への通学は大いに影響が出ます。さらに、平日のみ2往復運行している22番名護うるま線(中部病院~安慶名~金武~宜野座~名護バスターミナル)は廃止となり、中部病院への通院客にも影響が出ます。

https://okinawabus.com/wp/wp-content/uploads/2024/12/77timetable20250119.pdf

そして何よりも死活問題なのは、77番の名護発最終便が2時間も繰り上がることです。高校生の下校時間帯の名護十字路発は、2025/1/18までの平日ダイヤでは「16:57,17:52,18:32,19:17,19:57」と5便ありますが、2025/1/19以降は16:52の次の17:51が最終便となってしまい、部活を終えた後だとバスで帰ることができません。公表から1か月以上経過した実施間際になっててようやくメディアが騒ぎ出したのが何とも言えませんが、沖縄県は事前に手を打っており、2025/1/20~3/19の間の平日に限り、県が費用を負担してこれまでの最終便の時間に琉球バス交通に無料バスを走らせてもらうそうです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/bcf4cc4484b51c831efb1a0d54d393fae22fd120

このほかの廃止系統は、47番「てだこ線」、87番「赤嶺てだこ線」、96番「北谷~イオンモール線」となっています。47番については、浦添市公共交通活性化協議会が那覇バスと協力する形で一部経由地を変更した47番「那覇てだこ線」を2025/1/19~2025/3/31の間実証運行し、本格運行を目指します。

https://okinawabus.com/wp/wp-content/uploads/2024/12/eb4517ca12955211db384a6f662438f7.pdf

一方、96番は土日祝の19時台に1往復のみ(以前はもっと多かったのかもしれませんが)なので実影響はそれほどないものと思われます。

このほか、北谷ゲートウェイに乗り入れる便が以下のように変わります。

 2025/1/18まで・・・43系統<基本は豊見城/那覇市中心部発着、平日3往復・土日祝6往復>

 2025/1/19から・・・143系統<那覇空港発着、平日8往復・土日祝6往復> および43系統<豊見城/那覇市中心部発着、土曜2往復・日祝3往復>

 

<1/16追記>

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