王子蓮

5月も4週目に入りました。古代蓮の里では若緑・青緑の浮葉、立葉が元気に生長しています。今年は「王子蓮」が目立ちます。それは天皇陛下がおすこやかにご活躍されていらっしゃるお姿と重なるからでしょう。1960年、アメリカ・コロラド州・デンバー在住の小川一郎氏が訪米中の（当時の）皇太子ご夫妻に地元の蓮の実を献上され、大賀一郎博士が開花させた花、それが「王子蓮」だからです。王子様から天皇さまになられましたが、淡黄色で大輪の王子蓮は貴重な蓮花なのです。

民族

ウズベキスタン大使館を訪問した折に写した民族衣装がカメラに残っていました。金の刺繍が豪華なものです。中は多分手織りの民族柄であるストライブが鮮やかです。ヨーロッパとアジアの双方をつなぐ土地柄を思います。絹は張りがありました。
この日、中山恭子先生はこのウズベキスタンの布ですてきな上着を着ていらっしゃいました。思い遣りと優しさを身にまとわれて輝いていました。

「字チカラ」

(株)美術年鑑社の新刊をお送りいただきました。「私のひと文字」の書名が「字チカラ」となって全国の書店で販売が始まるということです。503のひと文字が503人によって書かれています。“魂のひと文字　心の眠を開かせる言葉”とのサブタイトルがあります。私も参加させていただきました。もちろん私のひと文字は○です。あいうえお順になっていて、P174です。軽やかで深い一冊だと思いました。定価1800円＋税

グリーンアスパラ

北海道産、産地直送グリーンアスパラが届きました。1箱に70本以上びっしり詰まっています。箱を開けると愛らしい緑の頭が並んでいました。大きな鍋にお湯を沸かして手早く茹でて、10本ずつラップに包んで冷蔵庫に。これで1週間は洋風てんぷら、バターいため、ごまあえ、おかかあえ、など。大地の恵みをいただきますね。裕子さん、圭一さん、ありがとう。これはお父さんのお誕生日祝いですか？　今年は「古稀の祝い」ですからね。よろしく。

立葉

古代蓮池では立葉が見られるようになりました。若緑の剣葉が水面から立ち上がる風情は子供の成長と同様心が踊ります。我家の鉢も元気な蓮葉で朝が楽しみです。生き物が育つというのはいいですね。成長した大人が育つというのはなかなか目に見えないもの。60代の成長というのはどういうものでしょう？　70代に向かっているという数字上だけは確かですが……。