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通訳案内士のブログ

⭕️⭕️⭕️英語を使い訪日観光客を案内する職業「全国通訳案内士」の日常と英語学習などを綴ります⭕️⭕️⭕️

スペイン語学習状況2022年春

2022-04-27 | スペイン語学習
スペイン語学習について最近投稿してませんが何気に毎日継続中です。



以前書いた「職場の敷地内で良くみかけるスペイン人らしき人に話しかける」というtaskはまだできてません。が、ちょっと前に全く別のスペイン語ネイティブの女性と知り合うことができました。



知り合ったといっても、1週間に一度数分程度の立ち話ができる程度の間柄。ちょっとした疑問点などを尋ねたり、簡単なスペイン語の挨拶を交わしたりして、コレが結構なmotivationになっているのです。そのうちにもっと仲良くなれたらと目論んでいます。



若い頃「聖なる予言」という、ちょっと怪しいニューサイエンス系の本を読んだ時に覚えた「偶然の一致」という言葉を思い出しました。偶然のようにみえて実は必然、運命だった、みたいな。



子供の頃から英語、そしてアメリカの文化に憧れて、長い長い回り道をしながらも英語の通訳案内士になることができた。コロナで仕事がなくなった代わりに膨大な時間ができて英語を勉強し直すことができた。そして去年の後半からスペイン語に取り組む余裕もできた。



英語と同時に毎日欠かさずスペイン語を勉強し、スペインや中南米の文化と人々に興味を持ちはじめ、スペイン語学習が段々と楽しくなってきたら突然降ってきたかのようスペイン語を喋る人と知り合うことができた。



どれもこれも「偶然の一致」なのかな?面白いものです。



ところで日々のスペイン語学習は以前にも書いた通り、SpanishDictという学習サイトを中心にやっています。学習といっても大げさなものでは全然ないです。せいぜい一日30分~1時間位。英語がまだまだなのでそこまで時間がかけられないのが辛いところです。



SpanishDictの"Interactive Grammar Lessons"の学習コーナーがとても俊逸なんです。最初の頃は静止画+音声だけなのですが先に進んでいくと、それが動画になり、いろんな登場人物が出てきます。いろんな場面でいろんな会話が繰り広げられ、会話の一部の箇所の穴埋めだったり、動詞の活用だったり、聴き取りだったり、いろんなパターンの問題が出てきます。



現在"Intermediate"のレベルを学習中。"Direct and Indirect Object Pronouns(動詞の前なんかにつくteとかseとかloとかleなど)"の学習動画の内容が素晴らしかったです。




メキシコシティ1のマッチングメーカーという異名を持つ「マリア・デ・ロサンジェルス(名前も俊逸!)」という女性は自ら有名な恋愛相談所を経営するカリスマ恋愛カウンセラーです。ところが自身の結婚生活はボロボロで、離婚協議中(?)の夫に生活と精神をかき乱されて苦しんでいるのです。この場面は仕事場に突然元夫(離婚協議進行中?)の「ミゲル」が現れ、怒りをあらわにするマリア・デ・ロサンジェルス。




元夫の存在を忘れるため、精神を落ち着かせるため、そして自身の新たな恋愛を求めるため、マリア・デ・ロサンジェルスは「セニョール・トナティウ」というこれまたメキシコシティで知らない者はいないというスピリチュアル系カウンセラーに相談に行くのです。

因みに問題文の
"Quiero olvidar(  )  cuanto antes y encontar el amor de nuevo."
は英語だと
"I want to forget him(元夫のこと) as soon as possible and find love again."
quieroは"I want"
olvidarは"to forget"
quieroの後は不定詞なのでdirect objectの"lo(元夫=him)"はolvidarの後に間隔をあけずに付け"olvidarlo"となります。

"cuanto antes"はA.S.A.P.の意味。
"el amor"はずばり「愛」
"de nuevo"は「新しい」⇨=again
(こう分解してみるとスペイン語ってとても簡単だと思いませんか?)



このような泥臭い人生劇場がいろんな場面でいくつも繰り広げられ、今後どうなっていくのか、様々な登場人物がいつか繋がっていくのか、ドラマを観ているようでとても楽しみでもあるのです。



こんな感じで日々楽しくスペイン語学習を継続しております。




The Alphabet Song

2022-04-23 | 通訳ガイド/everyday life
カルチャーショックとはちょっと違うかもしれませんが「タコの口」に続き、日米の違いで驚いた話です。



子供の頃、多分誰もが最初に覚えた英語の歌「ABCの歌」(The Alphabet Song)が実は英語圏で歌われているものとは違っていたことをご存じでしょうか?



娘が産まれた後、YouTubeでいろんな英語の歌を探しては聴かせていた時に初めて知った驚愕(?)の事実でした。



今まで我々(世代)が当たり前のように歌っていたABCの歌の歌詞って実は日本人向けに改編されたものだったんです。私は全然知らんかったです。



「きらきらほし」のメロディーは日本も英語圏でも同じです。歌詞と歌い方が違ってました。



日本版の「ABCの歌」
A-B-C-D-E-F-G (きらきらひかる)
H-I-J-K-L-M-N  (おそらのほしよ)
O-P-Q-R-S-T-U (まばたきしては)
V-W-X-Y-Z (みんなをみてる)
A-B-C-D-E-F-G (きらきらひかる)
H-I-J-K-L-M-N  (おそらのほしよ)



なんか尻切れトンボ的な歌詞だなあと子供の時感じたものです。その違和感はある意味正しかった❗️



英語圏(アメリカ)で歌われる"The Alphabet song"
A-B-C-D-E-F-G (きらきらひかる)
H-I-J-K-LMNOP(おそらのほしよ)
※"LMNOP"は「ほーしーよー」の部分で一気に歌う(えれめのぴぃと聞こえる)
Q-R-S,(1拍休む)T-U-V(まばたきしては)
W--X--Y and Z(みんなをみてる )
Now I know my ABCs,(きらきらひかる)
Next time won't you sing with me ?(おそらのほしよ)
※Z以下はいろんな歌詞が存在する模様



参照動画


日本人向けの歌詞で慣れた身にとってはちょっと難しい歌い方です。特に"LMNOP"の部分がとても歌いずらいです。Zの後の歌詞も全くの英語初心者には難しいと思います。



つまり難しいからという理由から、また日本では一つの音符に一つの字を当てはめるのが自然で、さらに母音をはっきり発音するのが好まれること等が「日本版ABCの歌」が生まれた経緯だったみたいです。



日本版は英語と初めて接する子供にも分かり易くアルファベットを教えるため、そして誰でも簡単に歌えることができるために生まれたんですね。カタカナ発音でも歌えるように作られたとも言えます。



ところで現在では幼児向け英語教室や学校などでは英語圏版の"The Alphabet Song"が採用されている場合が多いそうです。現在20歳位より下の子は英語圏版の方が馴染み深いのだとネットにありました。



でも実際はどうなのだろうか?と、とても気になって私の妹達の子供らに聞いてみてもらいました。その結果、
●そもそもABCの歌を習ったことがない(記憶にない)高3姪
●どっちも歌えない。多分習ってない 高2姪
●英語圏版を習った 中2姪
●日本版を習った 小6甥
とバラバラな答えが返ってきました。



皆さんも身近にお子さんや若い方がいましたら訊ねてみてはいかがでしょうか?



ウチの子供は二人とも英語圏版の方を口ずさみます。"LMNOP"の部分も自然に歌っていまし"Now I know〜〜"の部分も歌えています。私なんかより上手いです笑



子供なんて大人達が気にするような一見難しそうなものでも難なく吸収する力があるようです。元々日本人向けに歌詞を作り変える必要なんてなかったのかもしれませんね。




昨日(金)は休み。年少組の下の息子は午前で帰って来きます。日差しが強い昼時に二人で近くの公園で遊びました。上の娘がいつも私にベッタリなので下の息子は私を独占できるのが嬉しかったみたいで超ハイテンションでした。可愛すぎます。


タコの口

2022-04-21 | 通訳ガイド/everyday life
娘が最近気に入っているアニメ「SpongeBob SquarePants(スポンジボブ)」。1999年より続くアメリカの長寿アニメ番組で、国内ではNHK Eテレ(旧教育テレビ)土曜日夕方に放送されています。アマゾンプライムでも見れます。



私が10代後半の頃、"The Ren & Stimpy Show"という、可愛い動物のキャラクターが登場する一見子供向け、でも内容は過激でお下品な描写が多いアメリカのアニメが好きで良く見ていました。スポンジボブは実際に子供向けの番組ですが"Ren&Stimpy"と作風が良く似ているのが懐かしく、娘が観ている後ろから覗いて、ついつい見入ってしまうことが多いのです。





あるエピソードを観ていた時、登場した巨大タコ(タコをモチーフにした主要キャラ、イカルドがネプチューンサンと呼ばれる100年に一度現れる光の球の光線を浴びてこの巨大タコに変身した)の口元がとても気になりました。




上下顎から出た鋭い歯というか牙というか。我々日本人がイメージするタコの口って、歯なんてものはなく「ちゅーちゅー」と突き出た丸い口というのがお決まりだったはず。




こちらは"Pirates of the Caribbean"に登場した"Kraken(クラーケン)"という巨大タコのような化け物。クラーケンとは18世紀頃、船乗り達に恐れられていたタコやイカのような姿をした伝説上の海の魔物。




そういえば昔観たこの映画に登場する巨大タコ、クラーケンにも鋭い牙があったのをスポンジボブのタコの牙を見て思い出したのでした。



実際のタコの口は一体どうなっているのかとても気になって調べてみたところ、このタコの口、牙(みたいな部分)は「カラストンビ」と呼ばれているそうなんです。タコイカなど頭足類の顎板(がくばん)の俗称だとか。「カラストンビの燻製」なんて食べ物もあるそうです。



日本ではタコを描いてみて!といわれたらほとんどの人が丸い「ちゅーちゅー口」を加えるのを忘れないはずです。そしてそのコミカルな口のせいかタコを獰猛な生き物としてみる傾向は少ないように思われます。



一方で欧米ではクラーケン、海の魔物のイメージが強いのか、恐ろしい生き物としての扱われている場合が多いのでしょうか?



魚の骨など硬いものを簡単に噛み砕くという、タコの口(英語ではbeakと表現するのが一般的なよう)は凶暴で恐ろしい生き物としてタコを描く際に不可欠なパーツだという認識なのかな??欧米の子供達が描くタコを一度見てみたくなりました。



また、我々英語通訳ガイドが時々接するユダヤ教を信じるイスラエル人やユダヤ系アメリカ人の方々が鱗(やヒレ)を持たない水中生物を一切食べないことにも起因しているのかもしれません。何せタコは通称"devil fish"ですからね。旧約聖書にも
"All that have not fins and scales in the seas, and in the rivers, of all that move in the waters, and of any living thing which is in the waters, they shall be an abomination unto you"
「海でも川でも、すべて水に群生するもの、またすべて水の中にいる生き物のうち、鰭や鱗のないものはすべて、あなた方には忌むべきものである」(レビ記第11章10節)
と書かれている位。かわいそうなタコ。美味しいのにね。



娘と一緒にみたアニメでタコに対する日本、欧米での認識の違いにプチカルチャーショックを味わったという話でした。




ashamed

2022-04-19 | 通訳ガイド/everyday life
Twitterで見かけたHISのハワイ旅行再開のtweet。あるインバウンドアナリストの方がretweetで
"No consideration for Japan's travel ban.  Where is the social responsibility?"
と訴えていました。全く同感です。



外からの観光目的の入国は禁止しておいて外が開いているからといって海外旅行を促すって、とても不公平だと思います。外には行けるわけだから行くのは構わないですが、日本を代表する旅行会社が広告を打ってやることではないと感じました。



これを見た日本に恋人がいる外国人女性の反応…
"This is a terrible thing to do.. while I can't even meet with my boyfriend I haven't been able to see in years."



そう感じて当たり前ですよ。





民家の軒先の藤棚。毎年、桜の季節が始まった時には、すぐに散ってしまうんだよなあ、と寂しさを感じるものですが、段々と見飽きてしまうのも事実(勝手なものです)。いつの間にか桜が散ってしまって新緑やいろんな別の花が咲き始めるこの時期もとても良いものです。






ランドセル

2022-04-12 | 通訳ガイド/everyday life


娘はもう年長。ランドセルをそろそろ決めておかないと駄目らしく、西郷山公園を降った辺りにある青葉台のランドセル屋に行ってきました。



妻は定番の赤や落ち着いたアプリコット色などが良かったみたいですが娘は薄い紫色のものをえらく気に入って「コレにする!」と言って聞きません。



私はさりげなく娘の選んだランドセルの値札を確認してみました。そこには税込79000円の値段が記されていました。この店の中では安い方の種類(素材)の品っぽかったのでホッとしたのは言うまでもありません。



個人的には値段も重さも含めて、まったく合理的でないランドセルを背負っての通学なんて早くなくなれないいと思っています。娘の時代に(ランドセル通学の廃止が)叶わず残念です。通うことになるであろう公立の小学校(そして中学校も)も歩いて5分以内なのがせめてもの救いです。



ところで下の子も幼稚園に入園しました。早生まれのせいもあるのか私達夫婦にとって彼はまだまだ赤ちゃんです。娘の時以上にどうなることかと心配しましたが、昨日の初日、別れる時泣いたものの迎えに行った時にはケロっとしていて「楽しかった!」と喜んでいたと妻から聞き、心底ホッとしました。



登園は9時10分です。幼稚園も家から徒歩数分のところにあるのでギリギリに出ても間に合いますが、二人のことを同時に支度するのは勿論初めてのことで妻も大変そう。



しばらくは出勤時間を少しズラして子供達が家を出る時間まで一緒にいることにしました。こんなことができるのもコロナのお陰。



いつもいつも思いますが、子供はいずれ親から離れて行くもの。でも一番親を必要としてくれている時期にこんなに長く、いつも一緒に親子で過ごせることは平時では絶対有り得なかったことです。私は今、本当にかけがえのない素晴らしい時を与えられ、歩んできているのでは?と、この二年間を振り返ってしみじみと思っています。