goo blog サービス終了のお知らせ 

通訳案内士のブログ

⭕️⭕️⭕️英語を使い訪日観光客を案内する職業「全国通訳案内士」の日常と英語学習などを綴ります⭕️⭕️⭕️

お盆

2020-08-14 | 通訳ガイド/everyday life
Obon has begun. 

Last night, we prepared a set of decorations around the Buddhist altar in which the spirit of my father-in-law reposes. He died of colorectal cancer ten years ago. 

I told my daughter that Obon is a period when the spirits of our loved ones in heaven temporarily return to their former homes. She seemed to be a little scared as I told her her grandpa should be around us by now. 

Since I was born and raised in a Christian family, I had never experienced this custom until I married. 

I love this beautiful custom in Japan. No matter who you are, it is such a fair opportunity and precious moment to sincerely think of our loved ones.

My daughter placed her palms together and made a prayer in front of the altar before murmured, "Amen."  She must have got this practice through the kindergarten run by a Lutheran church she goes to. 

But, sorry, it made us laugh!  She angrily protested, "What's so funny? Why you laugh at me?"  I told her that "Amen" is not a proper term when we offer a prayer in Buddhist style, but she didn't get it well.

I apologized for laughing.  It was so funny, but I was proud of her respectful manner too.


昨日、義母の部屋にある仏壇の周りをきれいにし、お盆のお飾りを用意しました。といってもウチの場合はちゃんとした仏壇があるわけではなく10年前に亡くなった妻の父の位牌と写真、蝋燭立てなどがカウンターテーブルの上に置いてあるだけです。



娘に「お盆のこの時期は死んだ人が帰ってくるんだよ。ジージもその辺に来ているかもね」と伝えたらちょっと怖がっていました。



私の実家はクリスチャンだったので妻と結婚するまで家でお盆の飾り付けをしたりする習慣はありませんでした。でも死者を迎え入れるというお盆の慣しはとても美しいものだと感じています。何を信仰しようと亡くなった身近な人や御先祖さまを慈しむ人の気持ちに違いはなくとても尊いものだからです。



突然、娘は義父の仏壇の前で手を合わせてうつむいた後、一言「アーメン」と呟きました。教会の幼稚園に通う娘にとってお祈りする時にはそう言うのが習慣付いてしまったのでしょう。私達は一瞬目を合わせ思わず大爆笑してしまいました。



娘は「何が変なの!?笑わないで!」とムスッと機嫌を損ねてしまいました。「お仏壇の前ではアーメンって言わないんだよ」と教えながらも自発的にお祈りする娘の気持ちを踏みにじってしまいとても申し訳なく思いました。でもあまりに可愛く、そして面白い出来事でした。
(※日本語は対訳ではありません)



義母に教わったのか娘はよく仏壇の前で手をあわせます。それにしても「アーメン」には驚きました。




高校野球

2020-08-12 | 通訳ガイド/everyday life
When it comes to "the sound of summer," what does it remind you of the first thing?  The sound of a wind chime?  Buzzing cicadas on the trees?  To me, the ringing sound of baseballs against "metal bats" through TV always brings me a feeling like "I'm right in the middle of summer!"  

As a high school baseball fan, the championship tournament held at Koshien Stadium in August has been a kind of an essential summer event for my life. 

We've missed this year's tournament due to the coronavirus pandemic; instead, one-time-only friendship matches among 32 teams have been going on since the day before.

I think the organizer had made the right decision to hold the matches despite saying it of "the controversial decision."  

It's brought about a vital point of view that such a big event can still be held during the circumstances in Japan.  That definitely makes me stay positive. 

Kids playing at the stadium bolster up my spirits, and the ringing sound of their bats senses me the summer has reached its peak and soon will be gone. 



風鈴の音色や蝉の鳴声などは夏をイメージさせる音です。私は「夏の音」といえば真っ先にテレビから聴こえる甲子園の金属バットの音を思い浮かべます。



高校野球はけっこう好きで、特に8月の選手権大会はテレビでやっているとつい見入ってしまいます。夏の甲子園がない日本の夏など想像がつかないです。



残念ながら今年はコロナの影響で選手権大会は中止。代わりに春の選抜に出場予定だった32チームで各チーム一試合のみの交流試合が行われることになりました。



いろいろ言われながらも高野連はよく決断したと思います。



こんな状況下でたとえ形を変えてでも夏の甲子園を開催してくれたことを私は評価します。前向きな気持ちが湧いてきました。



今年は「特別な夏」。あと何回会えるか分からない両親にも会いに行けず、家族旅行も海もプールも行けない。でも少なくとも球児達のバットの音はいつもの夏と同じようにテレビから聞こえてくる。これはとても幸せなことだと思いました。
(※日本語は対訳ではありません)





今朝は早い電車に乗れたので原宿駅で降りて少し休憩しました。以前から気になっていた駅前の「ただモノじゃない感がハンパない建物」=「コープオリンピア」を撮影



素人の私でもこの建物が「ただモノではない」と思うのは、まずこんな超一等地に昭和のニオイのする建造物が残っているという事実です。建て替えられず残っているということは何か凄い建物だと想像できます。そしてよく見ていると銀色の外壁タイル、アルミの窓枠、そしてジグザグの階段のような壁面の意匠が何だか今見てもおしゃれに感じられてくるのです。



早速調べたらこのコープオリンピアは東京オリンピックの翌年1965年に完成した日本初の「億ション」なんだそうです。築55年経っても「ヴィンテージマンションの最高峰」として高い人気を誇るのだそう。どうりで!



ところで「ヴィンテージマンション」という言葉を初めて耳にしました。築55年程度で「ビンテージ」なんてモノは言いようだなあと最初は思ってしまいましたが、このコープオリンピアや都内の他のビンテージマンションと呼ばれる古いマンションについて調べていくにつれ、なるほどなあと感心してしまいました。



ただ築年数が古いマンションが「ビンテージ」と呼ばれているわけではなく、デザインを含めた建設当時の思想やそこに形成されてきたコミュニティ、ライフスタイルが今でも色褪せることなく人々を惹きつけ、古さに加えそうした「付加価値」を与えている…多分そういうことなんでしょう。



私が試験勉強中に大変お世話になった「ハロー通訳アカデミー」の学院長である植山先生のご自宅のマンションに二回お邪魔したことがあります。杉並区の閑静な住宅街にある立派なマンションでした。先生のマンションもあと何十年したら「ヴィンテージマンション」と呼ばれそうな雰囲気が今思うとあったように思います。



きちんとした服装の「コンシェルジュさん」がロビーに常駐していたり、アメリカみたいに寝室にもトイレがついてたり。共有スペースもお部屋も広々として落ち着いたとても居心地の良い空間でした。



そうそうトイレをお借りした時に気づいたのがアメリカのKohlar社製の一体型(ワンピース形成)便器だったこと。日本ではとても高価でウォッシュレットが簡単に取り付けられないので滅多に見かけません。Kohlarの一体型は「ブツ」が流れていく様子、水流の渦巻き具合が優雅で静かなのが特徴です。国産の物と全然違うんですよ。




Kohlar社の代表的な一体型トイレ



そのことに感動した私は「先生!コーラーの便器を使ってらっしゃるんですね!」と興奮気味に尋ねたら変なことを聞いてくるヤツがいるもんだと言わんばかりに怪訝なお顔をされていたことが今でも印象に残っています。





今朝の表参道




蒲田ローカル

2020-08-09 | 通訳ガイド/everyday life
August 8th was our 5th wedding anniversary, the day my wife and I turned in a marriage certification five years ago. 

We went to a municipal office where it was open late to accept a certification in Kamata.  

A young couple ahead of us who was talking to a man at the office caught our attention.  They were complaining about something to the man why it can't be accepted.  

I could hear the man saying, "You two are too young to get married without your parent's approval.  We can't accept your form as it is.  Are you sure your mom and dad know about this?"  

A young man of the couple whose look was just like a baby to me angrily yelled, "That's ridiculous!  This is our matter! Not our parent's business!"  

It was a sign of our turn finally came when the man told them, "The rule is a rule.  Sorry, but we just can't!"  They had no choice but to leave there.

I said, ”Well, they gave you a hard time, huh?” as I handed in our paperwork. ”You know, this is Kamata.  Anything happens here every day.”  The man told me as if nothing had happened.

When our anniversary comes, that first reminds me is the young couple at the office in Kamata. I am just wondering how they are doing. 



5年前の8月8日に蒲田の区役所内の時間外の窓口へ妻と二人で婚姻届を提出した時の話です。



私達の前にいた若いカップルが今でも強く印象に残っています。窓口の男性となりやら言い争っていたのです。



彼らはどう見ても子供(女の子は中学生、男の子は高校生くらい)にしか見えない若さでした。窓口の男性から「お父さん、お母さんは知ってるの?ダメだよ。このままじゃ受け取れないよ」とたしなめられているのが聞こえました。



ヤンチャな風貌の彼氏の方が「そんなんおかしいだろっ!?親なんてカンケーねぇだろっ!」と窓口の男性に詰め寄っていました。



二人は「ダメダメ!未成年は親の同意が必要だから!そういう決まりなの!」と言われ追い返されてしまいました。



私達の番になって「いろいろと大変ですね」と窓口の男性に声をかけると「蒲田じゃこんなんしょっ中だよ」と言われました。



毎年記念日がやってくると真っ先に思い浮かぶのは何故かいつもこの若い二人のことです。その後どうしたんでしょうかね。



連休は先週木曜と同じように子供達を連れ午前中から近所の公園へ。遊び疲れたらいつもの自販機のアイスクリームを食べ、近くのセブンでビールを買って飲みながら家までダラダラ歩いて帰り、家のベランダでプールに入っています(私は日焼け)。おかげで遠出しなくても真っ黒に焼けました。




今年は寂しい夏になりそうだと書きましたが近場での発見が沢山あり、遠出が出来ないなりに何気に夏を楽しんでいます。




暑い昼下がり。人通りの少ない近所の道。セミの鳴声だけがこだまのように響いていました。




蒲田のランドマーク的な存在の東急プラザ屋上の観覧車。今年の初め訪れたのが遠い昔の出来事のよう。










娘の怖い夢の話

2020-08-07 | 通訳ガイド/everyday life
I wrote about a dream I had one night.

I wondered if my four-year-old daughter also has a dream or not.
She said she has the same scary dream every single night as I asked.

😎 "A scary dream? You mean you have a nightmare every night?"
🐱 "Yes! It's scary but a bit funny! I like it!"
😎 "Hmm. It's a bad dream, but you like it, huh? Interesting. Why don't you tell me more about it?"
🐱"I see a lot of men dancing and laughing in the dream. They are all the same—the same man. The same funnyman."
😎 "A funnyman? Who is he?"
🐱"I don't know, but mammy loves him a lot! He's dead, though."
😎 "Dead??? And your mammy loves him???"
🐱”...Yeah. That's true.”

What I thought in an instant was my wife's ex-boyfriend or someone who died years ago shows up in my daughter's dream every night!!! That sounds too creepy!!!

But at the same time, I noticed the word she described the funnyman as Hennaojisan in Japanese.

 "A funnyman? Hennaojisan... Oh, I got it!!! Hennaojisan means Shimura Ken! You're talking about a funnyman on TV shows, right? Yeah, Mammy loves him so much!"
It got me a burst of laughter.

According to her explanation, numbers of Shimura Ken's clones attired in the same pink costumes make an appearance in the dream, and they are all dancing crazily, funnily. At first, they scared her but gradually made her ease and chuckled.

Now I understood her saying of both scary and funny.
Ken-san, you still bring us a lot of laughter and happiness! We really miss you!



自分が見た夢について書きましたが、4才の娘も夢は見るんだろうか?と思い聞いてみたら毎晩同じ怖い夢を見るのだと言います。



ちょっと心配になり、聞いてみると「怖い夢だけど楽しい夢」だとも言う。良く分からない…



さらに詳しく聞くと、その夢には「変なおじさん」がたくさん出てきて変な踊りをして笑っているんだとか。



「誰?その変なおじさんって?」と聞くと「分からないけど、ママが好きなおじさん。でも死んじゃった」と言ってきたので「死んだ人??ママが好きだったってどういうこと???」とビックリして聞き返しました。



一瞬変な想像をしてしまったのは過去に亡くなっている昔妻が好きだった人が娘の枕元に夜な夜な出てくるシャレにならないような話。こ、怖すぎる!



でも同時に「変なおじさん」というワードにピンときました。何のことはない「志村けん」のことだったのです。



娘によると夢の中でピンクの服(変なおじさんのコスチューム)を着た志村けんが「たくさん」出てきておかしな踊りを一斉に始めるのだそう。最初は怖いが徐々に面白くなってくるのだとか。



そういうことだったのか!謎が解け大爆笑してしまいました。



それにしてもけんさん、あなたは亡くなってなおも私達を笑わせて幸せな気分にさせてくれますね。もう会えないのは本当に寂しいです。



*****



昨日知り合いの通訳ガイドさんから先日ガイドの仕事で富士山へ行ってきたんだと教えてもらいました。5カ月振りでちゃんと英語が喋れるかどうか緊張したとのことでしたがそれより気になったのはこのご時世でどんなお客さんが依頼してくるの?ということでした。聞けば米軍関係者の家族だったそうです。



なるほど。一般のアメリカ人の入国は禁止されていても軍人は行き来できるのでしょう。それにしても羨ましい!私も単発でいいからガイドの仕事がしたいです。純粋にやりたい気持ちもあるし、そうしないと英語どころか年号や名称すら記憶から抜けていってしまいそうな勢いだからです(先日浅草についての英文を書いていたら浅草寺建立の年号が一瞬分からなくなりました)。





「真夏の東京とスニーカー」と題した”journal”をHPに書こうと思って撮影したお気に入りの”Nike Air Woven”。ちょうど2000年にリリースされ藤原ヒロシらが取り上げると瞬く間に人気に火がつき、当時は高騰し過ぎで街で実際に履いている人をみかけることはほとんどなかったほど。



4、5年前に復刻した時に初めて購入し、その通気性の良さと快適なホールド感に驚いたものです。この白の他にド派手なマルチカラーのものが昨年お台場のアウトレットに流れているのを発見し、迷わず購入しました。人気はとうに廃れましたが私にとってはこの季節には欠かせない「夏靴」です。




We miss you, Ken-san...




journal

2020-08-06 | 通訳ガイド/everyday life
I had a weird dream one night.


In the dream, I stopped by a convenience store(Family Mart) in Hakone or somewhere else. Surprisingly the store had about ten sets of a small Torii gate placed inside. "I've never seen such things inside a store. Very unique and interesting," I thought. 



I took a few photos of them and got something that I needed. Then I'd started waiting in line. The line was long. Very long. On top of that, the line wouldn't move at all. It was taking too much time. Since I noticed that, I would go and check what had been going on over the counter.


No wonder there was a group of foreign tourists who had kept cutting the line far in front of us. There were about ten people who seemed to be tourists from Greece. ( I didn't know how I identified them, but somehow I realized they were Greeks.) It made me so mad that I couldn't help myself by yelling at them, "Hey! We've been foaming a long line! You guys got your butt out of here! Come on!"


A lady in her forties who seemed to be a tour leader of the group responded to me. She said, "Oh? Is that so? We're sorry!" Though she didn't look so sorry, ordered the rest of a group to get away from there. All of a sudden, I realized it was all dream as I woke up. 


カタカナで「ジャーナル」と書くと「ジャーナリズム」のイメージもあって新聞や雑誌の記事など何か本格的な書き物を想像しがちです。でも英語の"journal"には
a daily record of news and events of a personal nature; a diary
ともあるように、ブログ、日記、日々の書き物といった気軽で簡単なモノも含まれます。



娘の幼稚園が夏休みになり、絵日記的な簡単な宿題が出ました。休み中の日々の出来事、感じたことを親が綴って子供が写真を貼ったり絵を添えます。これも立派な"journal"です。



コロナ渦の生活で英語の文章を今まで以上に読むことが増えました。日々新しい単語や表現に出会いますがそれらを記憶に留め自分のモノにするのはとても難しいものです。



「そうだ!毎日英語を読むように毎日英語で文章を書けばいいんだ」
inputすると同時にoutputすることを習慣付ければ英語をより覚えやすくなるかもしれない。こんな当たり前のことに今更ながらに気付きました(でも自分で気付くことが何より大事なことを経験上信じています)。



上の文章は先日見た、やけにリアルだった夢の話。小さな子供が書くような内容の"journal"で恥ずかしいのですがこういうのも積み重ねで、続けていくうちにいつか高度な文章が書けるようになるかもしれません。



夢の中で箱根かどこかの観光地のファミマに寄ったらなんともユニークな店で店内には千本鳥居のような小さな鳥居が10基位並んでいたんです。



珍しさのあまり店内をスマホで写真を撮り、目的の商品を手にした後、レジ待ちの長い行列に並びました。ところが一向に先に進みません。おかしいなと思い、カウンターの方へ行ってみると、そこには10人位の外国人観光客の集団が次々と列に割り込んでいたのです。



何故か分かりませんが彼らはギリシャ人の旅行者だと気付きました。私はついカーッとなって怒鳴ってしまいました。ツアーリーダーっぽい40代くらいの女性が私に反応し「あらそうだったの?ごめんなさいね」と大して悪びれてない様子で謝ってきたところで目が覚めた、という内容です。



仕事で外国人を前に喋る内容はまず文章に書き起こします。これを"script"といいます。通訳案内士になってからそういった観光地の説明や日本の文化や習慣などについてを英語で書くことは慣れてきました。ところがブログや日記のような日常に起こった些細なことを英語で書こうとすると一見簡単に見えてこれがなかなか難しいものです。



最近英語の小説を読み始めたことにより、人の動作や感情などを表す語彙や文章に馴染んできたように思います。以前よりは「書ける」ようになった気もしてきました。いずれにせよ一番大切なのは日々欠かさず続けていくことです。できるかな?





My daughter and her cousin enjoyed the fireworks last night in front of our apartment. It’s been a while since my sister-in-law and her son came over and spent a night with us. 



以前は毎週のように泊まりに来ていた妻の姉と甥っ子が何ヶ月ぶりにやってきました。昨晩は家の前で花火を楽しみました。狭い東京では子供の花火をやるにも場所や煙の行方に配慮しないといけないので結構疲れます。



今日は休みだったので甥っ子を含め子供三人を連れて近所の水遊びができる公園へ行き、たっぷり遊んだ後、自動販売機のアイスクリームを食べてきました。2時間くらい外へ出ていたら結構焼けてしまいました。どこへも行けないのでこんなことくらいしかできませんが、夏気分をおおいに満喫でき楽しかったです。