一昨晩妻から突然「ダンゴムシ」って英語で何ていうの?」と聞かれました。
「イモムシはcaterpillarなんだけどなあ。ダンゴムシは…」と言い訳がましく答えると
「・・・・(ふ〜ん。いつも英語の本ばかり読んでる割にはダンゴムシすら分からないのね)」と彼女の心の声が聞こえたような気がして少々恥ずかしくなりました。
で、早速調べてみると
"pill bug"
"roly-poly"
"wood louse"
この3つが一般的なダンゴムシの呼び方のようです。"roly-poly"は子供達の間では広く使われているみたいです。一般的に会話の中では虫はplural(複数形)で使いますのでそれぞれpill bugs、roly-polies、wood liceとなります。
昨日マンションの共有部分の壁に毛虫が這っているのを見かけました。この辺りだとツバキやサザンカの葉を好んで食べるチャドクガの幼虫でした。風通し悪い木に大量発生する害虫で刺されると人によっては皮膚がブツブツに腫れ上がる危ないヤツです。
「毛虫」も英語で何ていうのか分からないことに気付きました。こちらも調べたら一般的にはただの”caterpillars”でいいようです。イモムシも毛虫も一括りでcaterpillarsとのこと。特に毛虫だということを強調したいのならば“hairy caterpillars”が使われているようです。
以前に書いた「カマキリ(mantis)」もそうですがネイティブの子供達が当たり前に知っている言葉を知らないというパターンが結構でてきます。
ネイティブの8歳児の語彙数は約1万語だそうです。"Test Your Vocabulary"というサイトで自分の語彙力を調べたら約9000語でした(実際はそんなにないと思いますが)。語彙数は大体同じでもネイティブの8歳児が知っている数千語は私にとって未知の単語かもしれません。
日本で中学生から英語を勉強するということは幼児が覚えるべき単語を飛ばして、より難しい言葉から学習していっている可能性がありますよね。私は中学、高校と英語の授業が大嫌いで全くといっていいほど勉強してこなかったので余計にそうです。そういう意味では小学生から英語が義務化になることはとても有意義だと思います。
実は「ダンゴムシ」を英語で何て言うかを妻に聞いてきたのは英語の授業が始まったばかりの三年生の甥っ子でした。身の周りの好きなモノを英語でなんていうのかを調べるという課題だったみたいです。小学生がどんなことを英語の授業で習うのかとても興味があります。今度教材を見せてもらおうと思います。
私も日々娘に英語で話しかけ、英語に親しんでもらおうと努めていますが、なかなか難しいものです。知り合いのアメリカ人には12才の女の子と私の娘と同い年の男の子がいます。お母さんは日本人で日頃の会話は日本語でも二人ともきちんとした英語も話します。これはまだ私が英語を自分の言語として備えていないという証でしょう。
寝室のベランダに時々スズメが遊びにきます。米粒を撒いておくといつの間にかなくなっています。先日娘と待っていると二羽のスズメが食べにきて、娘はとても喜んでいました。
「あのチュンチュン鳴いている小鳥はスズメという鳥で木の実、ミミズ、イモムシ、米粒、パンくず、なんでも食べるんだよ。よちよち歩いてカワイイね!」なんて台詞がパッと英語で出ないようではダメですね。
"Little birds chirping are sparrows. Sparrows love to eat anything like berries and warms and caterpillars and grains and crumbs. So cute how they toddle on the ground."
考えて、調べて作った文章を喋っても自分の言葉として子供に響かないのでしょう。
自分の英語力を高めていきつつ、英語圏の文化、人々の考え方をもっと学んでいけばチャンスはあると思います。何より相手が子供だとしても人に教えるということは何にも増して己の勉強にもなりますからね。
幼児向けの本は日本語でもそうであるように英語でも独特の言い回しがあります。単語は簡単でも擬音語や動作を表す言葉、比喩的表現、倒置など、馴染みのない言葉、文章も多く、私自身の勉強にもなっています。