永久凍土に入って約一か月。
何とかつまみ食いもせず、過ごしております。
さて、本日、再び冬眠に入る原因(の一つなんだなあ…)となる作品が到着しました。
先月の福永幾夫・見附正康 2人展 で抽選に当たった、福永幾夫さんの作品。
色絵細密猫図 玉盃
細描です。
盛絵付けです。
猫が蝶とじゃれあっている周りは、鱗の一枚一枚が盛絵で描かれてます。(写真の光り具合でわかると思います)
ピンぼけですが、その裏の緑の亀甲も盛り上がってます。
周りや盃台の唐草も盛絵です。
盛絵にするには、何度も焼いて塗り重ねないといけません。すごい労力と手間と時間が必要です。
焼く回数が多いほど、失敗の確率が上がります。
そんな中、完成した作品が今回の展示会の作品たちでした。
この子の特筆すべき特徴は、盛絵以外に、盃台の内側の上の部分にまで盛絵が描かれていることです。
通常玉盃の台の内側の上の部分は絵が描かれていません。
理由は筆でとっても書きにくいから。
今展示会の見附君の玉盃もこの部分は描かれていませんでした。
福永さんは、描いている人がいないから描いた、とおっしゃってました。
筆の腹を使って描いたそうです。
初めての玉盃。
初めての盛絵付けの作品。
良い作品が当たりました^^v
・・・・・そのかわり、冬眠に入ることになりました><