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岩松了 布団と達磨^ - ^

2018-07-21 21:51:28 | 日記
初めて兵庫県のピッコロシアターに行ってきました。

岩松了作、布団と達磨(1989年岸田戯曲賞受賞作品)の観劇です。30年ぶりに、岩松了さん自身の演出でピッコロ劇団が再演しました。

私は20代の頃、何本か岩松作品をみていましたが、布団と達磨は初めてです。

彼の作品といえば、とっても真面目だけどすごくシニカルでユーモアたっぷり。これも面白いに違いない!と思い、はるばる兵庫県まで足を運びました。


ちなみに劇場大ホールのロビーには昔の舞台写真(文学座の角野卓造、杉村春子、范文雀などなど)がズラリと並んでて、しげしげと懐かしく眺めました。

さて、座席に着くと舞台上には、布団が二組並べて敷いてあるだけ。この質素な感じが、いかにも「静かな演劇」的です。

しばらくして客電が消えました。そしてひどい雨の音の中、再び舞台が明るくなると、男女がそれぞれの布団の上に座って、男は新聞を読み、女はお茶を入れようとしています。

新聞がガサガサッ、急須からお茶がジャー……。俳優の立てる音に観客がジッと聞き入ります。この音にも意味がありそう。そして淡々とセリフは続いていき…

ね、眠い…!寝てしまう!

なんか二人の夫婦がなんか分からんけど、なんか葛藤してる…でも話が見えない…眠い💤

やがて中盤で寝てしまいました…だって具体的には語ってくれないんだもん。でも、そこが素晴らしいようなのですが。

で、誰かの大きなセリフで目が覚めました。

それからは、夫婦の親戚や登場人物が増えていき、私の頭もはっきりしてきました。が、やっぱり最後のシーンはちんぷんかんぷんで終わりました。

でも、あの別役実氏によると、ラストシーンが素晴らしいとのことです。


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