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伊丹アイホールで観劇^ - ^

2018-09-16 21:01:19 | 日記
高橋恵、作・演出の虚空旅団の「きつねのかみそり」を観てきました。

高橋さんの脚本は小劇場の未完成な感じを楽しむのとは少し違って、どんな世代の鑑賞にも耐える完成度の高い映画作品のよう。テーマに対する情報量もしっかりしていていつも感心しています。と言っても2、3回しか観てないですが。

で、今回も間違いなく良かったです。

脚本家としてのキャリアを積み上げてきた(関西の有名な脚本大賞受賞!)高橋さん。そんな彼女も独身とのことで、いらんこと言ってくるヤツがやっぱりいるんだ。

今回のチラシに、「ゴウカンしてもらえ」と言われたことがある。と書かれていて、他人事とは思えず、腹が立って、それで、そいつに向かってどんな芝居を書いたんだろう?と興味を持ったんです。

はたして、その内容とは!

なんと性愛に起因しない同性婚のドラマだったのです。

つまり、オンナ同士の友情結婚。

レズビアンとかじゃなく、ただただ信頼しあっている中高年の女性どうしが一緒に暮らす。そして婚姻届も出して、家族になることで、税金やらなんやら社会的に恩恵を賜まり、安心して暮らそうという考え方です。

ほんと、もういい加減、結婚という言葉から自由になりたい。なれないなら、いっそのこと独身者の方から自由な結婚制度へ踏み込んで行きますわ。それになにより、家族という集団が、社会的にも優遇されてるんですから。ということと思います。

でも、この物語はそれだけでなく、そこはかとなく、人間のイヤラシさ、暖かさをジーンと感じさせてくれ、ホッコリとしました。

これ、東京とかでも上演したらいいのにな。

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