BIG or SMALL

タナゴの遠征釣行記や日々のできごと、サケ・マスの釣行記。⚠️写真・記事の無断転載は禁止します。

2015年のタナゴ釣りを総括してみました!!

2015年12月31日 | タナゴ釣り
皆様 今年はどの様な年でしたか?
年の瀬にあたり今年1年を心静かに振り返ってみましょう。
私はというとタナゴ釣り遠征に明け暮れた1年でした。
今年1年のタナゴ釣りを振り返ってみます。

まずは4月の九州北部遠征
熊本で初オヤニラミを釣ることができました。

後で分かったことですが佐賀ではカワバタモロコを釣っていました。。。



佐賀の田んぼ脇の水路で釣れたヤリタナゴとアブラボテ




遠賀川水系で釣れたアブラボテとヤリタナゴ

しかし、肝心の九州北部特有のタナゴ(セボシタビラ、カゼトゲタナゴ、ニホンバラタナゴ)に関しては全く釣れず、釣れたタナゴ類はアブラボテとヤリタナゴだけでした。
来年への課題が残りました。
さらに2度目の熊本強行遠征は雨で酷い目に遭っただけのような。。。

夏前には出張ついでに秋田でキタノアカヒレタビラを釣り

この池は鉄板と思っていましたが秋の再訪時は魚影が全く見当たらず、ブラックバスの群れのみが目立つとても悲しい状況でした。

また出張ついでに行った猪苗代湖周辺ではなんとタナゴBowzという結果に。。。

「出張ついでシリーズ」では三重県の員弁川水系でチビカネにも遊んでもらえました。


夏場に訪れた岡山
ここは街中の水路で簡単にタナゴが釣れる魚影の濃さを誇っており、「スゴイ」の一言に尽きます。



ヤリタナゴ、アブラボテ、カネヒラはこれでもかというぐらいに釣れたのですがついにシロヒレタビラに会うことは出来ませんでした。それでもニホンナマズという珍客も登場し非常に楽しい釣りが出来ました。

秋には2度の秋田遠征
最後には念願だったゼニタナゴを遂に釣ることが出来ました。




ゼニタナゴはタナゴファン垂涎の的となっています。
以前は関東から東北にかけて広く分布しておりましたが徐々に姿を消してしまい、現在では青森を除く東北の限られた地域のみに生息しております。
ゼニタナゴが減少した要因はタイリクバラタナゴの移入やブラックバスなどの魚食性魚の放流、二枚貝の減少による生活環境の悪化が挙げられています。
現在ゼニタナゴは福島県においては県の条例で捕獲や飼育は禁止されています。岩手県では生息が認められた一部地域で保護活動を行っており、捕獲禁止となっております。宮城、山形では生息情報がほとんど聞こえてきません。
秋田県でも保護池にして立ち入り禁止にしているところが数カ所あります。しかし秋田では個体数は少ないと思われますがひっそりと生息している溜池もまだ若干数あります。
そんな溜池を見つけようと幾度となく秋田に足を運びました。
まるで「宝探し」といったところでしょうか?


10月には昨年に続き2度目の琵琶湖訪問で過去最大のカネヒラとヒガイを手にし、出張ついでの岐阜方面の釣査では小さいながらもイチモンジタナゴを釣ることが出来ました。






また、初の新潟遠征では信濃川水系で9種類の魚種を釣ることができこちらも魚影の濃さに驚きました。(タナゴとしてはヤリタナゴ、カネヒラ、キタノアカヒレタビラ、タイリクバラタナゴの4種でしたね。)


11月には今年最後の遠征として徳島釣査に出掛けたのですが雨にたたられた上にヤリタナゴとカネヒラのみという寂しい釣果に終わってしまいました。

こちらも課題が残ってしまいましたね。。。

そしてホームの霞水系
こちらはシーズンになると綺麗なタイリクバラタナゴが沢山釣れて目を楽しませてくれました。




また、ヤリタナゴ、カネヒラはそこそこ釣れたのですがアカヒレタビラ、マタナゴには出会えませんでした。

8月初旬の北浦で釣れたカネヒラ


8月の北浦で釣れたヤリタナゴ


それとなぜかとんでもないタナゴが釣れてしまうという事件まで起こりました。

このタナゴについての詳細はこちら
故 中村守純先生の著書「日本のコイ科魚類」によるとミヤコタナゴの分布は茨城を除く関東地方に局限されていると記載されています。
さらに現在の生息地は栃木県及び千葉県の一部の地域のみとなっており、ミヤコタナゴはイタセンパラとともに国の天然記念物に指定されています。

このような目まぐるしい1年でしたが、とってもとっても楽しかったです。
おかげで渓流ミノーイングの方はあまり行けなかったですね。。。

来年もまたいろいろなところでタナゴ釣査を楽しみたいと思っております。
拙いブログですがご覧頂きまして、ありがとうございます。
それでは
皆さま良いお年を。。。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (sakanadaisuki)
2016-11-07 20:33:43
外国産タナゴの可能性もありますが
ミヤコタナゴっぽいですね
考えてもみてください
霞ヶ浦は日本で二番目にでかい湖です
ミヤコタナゴは
いくら絶滅したと言われていても
かつてはいたであろう種です
少数が生き残っていてもおかしくないのでは?
返信する
To:sakanadaisukiさん (icet2you)
2016-11-08 07:31:30
おはようございます。sakanadaisukiさん!
ご来訪ありがとうございます。

本種の同定に関しては下記のURLに考察記事を載せておりますのでご参照頂ければと思います。
http://blog.goo.ne.jp/greatmaster_001/e/3b87e78b422e9db6bb2f74b5c3642eac

結論から言いますと栃木産のものを誰かが違法飼育しており密放流したのではないかと思っております。
鰭の朱色の部分が一般的なものはオレンジ色に近い山吹色なことに対して栃木県大田原市周辺産のものは朱色に近い色が出ている様でした。。。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。