Amazing Grace 北の大地での田舎暮らし

大自然の中での田舎暮らし
北の大地で生かされていることに心から感謝し、日々感じたことを綴っています

湖の麓より

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モネ 水連

2012年07月09日 | 湖の麓のマイルーム
Claude Monet - Giverny



フランス、パリのチュイルリー庭園西南端にある国立美術館

モネ畢生(ひっせい)の大作『睡蓮(すいれん)』で名高い美術館です



麓は日曜日になると、ここオランジュリー美術館へ通っていました

パリという街は芸術の都と言われるだけあって

芸術家の学生にはとっても住み心地がいい街です

コンサートはだいたい(当時で)500円

たとえそれがカラヤンであろうと、小沢征二であろうとオペラであろうと、どんな有名なピアニストであろうと500円

もちろん席は天井に近い席

だけど、足しげく通うようになると、顔なじみになった客席案内のおばさんたちが

「こっち、こっち」と手で合図を送ってくれ、麓たち貧乏学生は

着飾ったマダーム&ムッシューの席で

毎夜、生の素晴らしいコンサートに酔いしれたものです



美術館はほとんど無料に近い料金でした

麓は大学生活は寮生活で

月曜日~金曜日は毎日学校へ通い

(土曜日は個人レッスン)

授業が終わっても、他の楽器の学生たちと合わせたり

音楽史を学ぶべく図書館で資料を読み

また、麓は語学には不自由がなかったので

空き時間には麓は通訳としてフル稼働していました

もちろんタダ(学生はアルバイト禁止なので)

(麓が思うに、日本の大学だけじゃないかな、学生が朝からバイトしているの...海外では、大学=勉強するところなのです)


確かに自分の練習の時間は少なくなりますが

自分がとっていない授業を無料でうけられる最高の時間でした

日本では芸大や東邦を卒業して給費留学生としてパリに来ている学生たちの授業を

通訳できることは最大の特権でした



教授たちの中には「麓、ここから先は通訳してもしなくてもいいよ」と前置きして話してくれるので

感じがいい相手だと全身全霊通訳するのですが

たまたま、超感じが悪い人だったりすると(自分より年下の日本人が通訳ってことで嫌がられるケースもあって)

そんな時は、まぁまぁ、ぼちぼち適当に通訳していました


オランジュリー美術館に戻って

美術館の建物は第二帝政期(1852~70)にオレンジの木を越冬させる温室「オランジュリー」として建設されたもので

1階の二つの楕円(だえん)形をした大きな部屋の壁には

8点の巨大な帯状パネルからなるモネの『睡蓮』が飾られています

晩年のモネが86歳で他界するまでジベルニーの屋敷で制作し続けた大作です

1922年、オランジュリーでの展示方法を示した図面を承認したモネは政府に自作を寄贈する契約を結び

27年モネが亡くなった半年後に『睡蓮』の壁画が正式にオランジュリーで展示されました


麓は一日中ここで時間をすごしたものです

また行きたいな~

ご訪問ありがとうございます








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