きららのきらきら生活

ただ今のんびりソウル旅行記アップ中です~

映画 『さよなら。いつかわかること』

2008-05-01 | ☆2008年*鑑賞映画☆

  ☆公式サイト

大切な家族を戦争で失った一家が時間をかけてその死を受け入れ、乗り越えていく様をじっくりと追う感動のドラマ。
本作で主演と製作を担当し、心にしみる名演をみせるのは『“アイデンティティー”』などの実力派、ジョン・キューザック。

スタンレー(ジョン・キューザック)の妻は、陸軍軍曹としてイラクに単身赴任中だ。
彼は12歳のハイディ(シェラン・オキーフ)と、8歳のドーン(グレイシー・ベドナーチク)とともに妻の帰りを待ちわびながら暮らしていた。
だがある日妻の訃報が届き、娘たちに母の死を伝えることができない彼は、衝動的に彼女たちを連れて旅に出る。


GW始まって最初の鑑賞作品に選んだのはコチラの作品。ちょっと前にテレビで紹介されていたのを見て、気になっていたものです。

 一見頼りなさそうなお父さん。

この作品で最初にちょっと「え?」って思ったのは女性が戦場に行っているというところ。夫が戦場に赴任中っていうのは聞いたことあるような話に思えるけど、妻が兵士ってのはなんだか新鮮に写りました。


そしてその妻が戦死してしまい、その事実を子供たちになかなか伝えることが出来ない、、、

というお話なのだけど、ジョン・キューザック演じるスタンレーの気持ちがとてもよく伝わってきちゃって、こちらまで胸がぎゅーって締め付けられるようになってしまうシーンも。。。

 カワイイ娘がふたり。

この娘らに事実を打ち明けることが出来ず、カタブツだった父が突然「行きたいところに連れて行ってあげる!」なんて言い出すところがまた観ててつらいの。。。
8歳の子は素直にそれを喜ぶんだけど、12歳のおねーちゃんはどこかおかしいって感じるんだよね。あああーつらい。
早く教えてあげればいいのに、時間がたてば経つほどこういうのっていえなくなっちゃうんじゃないかなー?

旅の目的地である遊園地は意外と遠くて、その間にもいろいろな出来事が起こって、、、ってこれはロードムービーだったのか?ってな感じでした。
3人がいろいろな気持ちを抱えての旅。(一番ちいさいのは何も考えていないか!?)
そんな先に到着した遊園地での楽しい様子はとても観ててほっとしちゃった☆


 そして真実を打ち明けるとき。。。

海辺でふたりをしっかり見つめて真実を話すシーン、そしてそのときの映像や次のシーンへの切り替わり方(?)がとても良かったです。

またこの二人の子役の子たちも演技じゃないんじゃ?ってなくらい「泣き」が自然で、ワタシも思わずホロリとしちゃいました。
特におねえちゃん役の子。みょーにオトナっぽい!
ジョン・キューザックもいい味だしてますー。


モトモトとても「いい父子」という関係ではなかったように描かれていた3人だけど、母親の死を通して、この旅をとおして得たものが大きな「家族の絆」。
そのあたりも明確に伝わってきて、じんわりと暖かい気持ちになるラストシーンがとても良かったです♪
ママの存在をもうちょっと知りたかったカナってトコロだけど、3人を強調させるのにはこれでよかったかもしれないです。


そして心に染み入るような音楽、、、と思ったら音楽はクリント・イーストウッドだって!
そういわれればそんな気もしてくるような。。。作風も彼っぽいかな?
じんわりとしたいときにオススメな1作です。


  ★★★☆☆   ★3.5というところかな。


★4つでもいいところなんだけど、このあとに観た作品の方が印象的だったからこの点数で!



最新の画像もっと見る

12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (mig)
2008-05-02 00:28:56
きらりんー

これ、評判いいよね~
わたしの中のジョンキューザックはハズレなし!が
見事今回もクリアだったわ

わたしは泣ける、まではいかなかったけど
色々と演出が上手かったと思う。
とくにラストが良かったね~
返信する
これ!! (マイマイ)
2008-05-02 08:31:08
前に梅田へ映画を見にいったとき、ポスターがはってあって、私もみたいな~と思っている映画です。
今月(5月)は、毎週末実家に帰らなきゃいけないので、土日に映画に行くゆとりがないかも。。。
なのでもしかしたらDVD待ちになるかもしれないのですが、
見てみたいと思います!
返信する
タイトルだけで (くっさめ)
2008-05-02 11:49:41
なんかジ~ンときちゃった。
最近涙腺弱いんだー特に。

父と娘の関係っていうか距離感っていうか
なんとも言えないよね。
性が違くても母と息子の関係とはまた全然
違うし。
自分が娘だからそう思うのかなー

きららちゃんの解説ふんふんと読んでいて
さてーこれは☆いくつだ?と見てみたら
3、5で笑えた(そこ笑うこと?あたし?)
返信する
migちゃん☆ (きらら)
2008-05-02 19:24:25
これ、評判いいんだー!
その割りに空いていてビックリだったけど
演出よかったねー。
小道具とかそれに関する伏線があとあと涙を誘ったよ。。。

migちゃん、パンのこと褒め称えてくれてありがとうねー
返信する
マイマイさん☆ (きらら)
2008-05-02 19:30:37
おおおー
マイマイさんは5月忙しいのね。
でしょ?気をつけてねー!

この映画、マイマイさんは好みだと思うなー。
ぜひいつかは観てみてね♪
返信する
くっさめさん☆ (きらら)
2008-05-02 19:33:45
わぉ!
なんでこんな邦題なんだー!って思ったけど効果アリだったのね

そうそうーこのお父さんがとてもぶっきらぼうというか大丈夫なんかい?って感じなのよ。
でもひとりで妻の死を苦しんでいるところなんて観ててつらかったなー

なんだけど!もう1歩ってトコロだったのー。
号泣期待していたのもあるかも
返信する
こんばんは (ノラネコ)
2008-05-05 00:46:20
スタンレーに思いっきり感情移入していたので、クライマックスのあの瞬間は泣けました。
戦死というシチュエーションは、日本の日常ではあまり現実感はないけど、大切な誰かを失った時の苦悩自体はある程度生きていれば誰もが経験のある普遍的な物ですよね。
キューザックも上手いけど、お姉ちゃんもそれに伍して上手い。
ストラウス監督は子役の扱いも上手いし、キッチリとした繊細な物語も書ける。
今後の注目していきたい一人になりました。
返信する
ノラネコさん☆ (きらら)
2008-05-06 11:18:50
こんにちはー。
ノラネコさんは思いっきり感情移入してしまったんですね
うんうん。母の死は「戦死」ということでしたが、これはどんな「死」にも置き換えられるモノだと思います。普遍的なテーマをじっくり見せてくれました!
そして役者!
おねぇちゃん、みょーにオトナっぽかったけどかなりいい味出していました。
映画の終わり方もとても良かったです
返信する
こんにちわー (ななな)
2008-05-06 13:23:08
きららさん♪
今日は暖かい~

私もしっかり感情移入して観れた!ってワケではない映画でした。
何となく惜しい気がするのです。
でもこの時間のかけ方にはちゃんと意味があったし、最後になるにつれていいなーって思えるようになったので結果よかったのかな?
じんわりとさせてくれる映画は何だかんだでいいなーって思うです。
返信する
なななちゃん☆ (きらら)
2008-05-07 06:38:54
昨日は暖かかったねー
洗濯いっぱい頑張った!
でも今日の暑そうー

うんうん☆
私もすっごくよかった!って思えるような作品ではなかったけど、これはこれでよかったな
じんわり~ってとても良いよね。
あとあと心に残る感じ
返信する