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クラゲの生態 1

2008年05月24日 | books


-くらげのふしぎ -

1.クラゲはプランクトン
 水生生物の分類はペラゴス(遊泳生物)とペントス(底生生物に分かれます)
 ペラゴスはさらにプランクトン(浮遊生物)とネクトン(遊泳生物)にわかれます。
 生物の区分は大きさではなく、泳げる能力で区分されているそうです。

 プランクトン(浮遊生物)の例はクラゲ、小型の甲殻類、魚の幼生、珪藻類などです
 ネクトン(遊泳生物)はクジラ、魚、ジュゴン、イカなどです

 ペントス(底生生物)の例はサンゴ、海藻、カニ、貝、ゴカイなどです。
  同じ魚でも幼生の時は、浮遊生物で、大人になると遊泳生物になる訳です。

2.クラゲの仲間
  殆どのクラゲはサンゴとイソギンチャクと同じ、刺胞動物門の生物です。
  クラゲをヒックリ返すと何となくイソギンチャクににているでしょう。
  イソギンチャクやサンゴの仲間は世界で4700種程見つかっています。
  これらをまとめて花虫類とよびます。
  花虫類は6放珊瑚類と8放珊瑚類に大きく区分されます。
   6放珊瑚類の代表はイソギンチャク類とイシサンゴ類です。
   8放サンゴ類はヤギ類やウミトサカ類です。

3.クラゲの種類
  クラゲは大きく2つの門に区分されます。
   一つは、有櫛動物門、もう一つはイソギンチャクやサンゴと同じ刺胞動物門です。
   刺胞動物門のクラゲは、大きい順に鉢クラゲ類、立方体クラゲ類、ヒドロクラゲ類の3に分類されます。
   1.有櫛動物門
    (1)クシクラゲ類 カブトクラゲ、オビクラゲ、ウリクラゲなど
        (クシクラゲ類の触手には刺胞がないのでさされません)


-ごんずい写真館 -

   2.刺胞動物門
    (1)鉢クラゲ類 ミズクラゲ、アカクラゲ、エチゼンクラゲなど
    (2)立方クラゲ類、尤も進化した種類でアンドンクラゲ、ハブクラゲなど。特に感覚器が発達して網膜の備わった眼
          もあります。
    (3)ヒドロクラゲ類 尤も原始的な身体。カツオノエボシ、マミズクラゲ、カギノテクラゲなどがいます。

4.クラゲの歴史
  クラゲの祖先が誕生したのが6億年前。
     刺胞動物門のクラゲでは最初にヒドロクラゲが誕生し、その後鉢クラゲ類と立方クラゲ類に分化していったと推測されます。
     一方クシクラゲは刺胞クラゲの発生以前から分化して独自の道を進化したと考えられています。
     ちなみに
      ヒドロクラゲ類は 2700種  
      鉢クラゲ類は    200種
      立方クラゲ類     20種
      クシクラゲ類は   143種が発見されている。


知りたいサイエンス クラゲの不思議より


 
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