プリン君が教室まで(約100メートル)をポニーウォーカーで歩いて登校するようになって半月たちました。
訓練の先生が「春の運動会で、プリンが自分の足で走る(歩く?)のをさせてあげたい。」
とおっしゃてくれたのが、始まりです。
練習を始めたのですが、力をいれようとすればするほど、背に力がはいり
のけぞって歩けません。
そこで先生と考えた末、背板を作成しました。
でも、なかなかプリンくんにピッタリくるものができず、
試行錯誤の日々でしたが、ようやく完成!!
命名「プリンスペシャル」
プリンくんは歩いているとき、本当にうれしそうな顔をしているんです。
そんな時、学校の先生から
「起立台かポニーウォーカー、学校で使用したいのですが・・・・。」
とのお話。
プリンくんは、しゃべることはできませんが、
イエス・ノーの主張はしてくれます。
本人に聞いてみると、やはり歩きたいとの事。
早速、「ポニーウォーカーにしてください。」とお願いしました。
ちょうどそのころ、クラッチを使って歩いて登校している友達をじっと見ていた
プリンくんを見て、
もしかしてプリンくんも、歩いて登校したいのかなと思い、
本人に聞いてみました。
すると、イエスという返事。
さっそく、ポニーウォーカーを使って登校する日々がスタートしました。
歩いて登校がはじまると、プリン君は掲示板を見たり、
指導課(施設内の部屋)の様子をうかがったり、
写真が貼ってあるのを見たりと、
いろいろなものに興味を持ち立ち止まって見ています。
以前、座椅子の時、私は何も考えず、教室まで一直線に座イスを押していました。
でももしかして、いろいろ周りの風景を見てみたかったのでは・・・・と反省しています。
ごめんね、プリンくん。
学校の先生方も、
「決して急がせず、本人が歩きたいというなら、本人の希望どおり、歩かせてあげていいし、
何かに興味をもって寄り道をしたいなら、させてあげればいい。」
とおっしゃってくれたので
毎朝、プリンくんと学校探検とばかりに、のんびり登校しています。
しかし、体全部を使って汗だくになりながら、登校する姿、親から見ても
頭が下がり、
私にも元気をわけてくれているような気がします。
プリンくん、毎朝、私たちに元気をありがとう。
別の人にとってはそうでないってことって、よくありますよね。
プリンくんもプリンスペシャルの獲得によって
これからは自分で興味のあることを見つけ、
好きなところにいけるようになったり、生活の幅や好奇心を広げることができ、これから楽しいでしょうね。
汗だらけになって、好きなことをする。
タカマ2さんからみれば、頭が下がることかもしれませんが、
好奇心の強い小学生の時期に
夢中になれる・活動の幅を広げられるってことは
プリンくんにとって新しい世界の発見なのでししょうね。
可能性を広げることって、とても大事だと思います。
今回のことで、本当にプリンは、新しい可能性を広げてくれたと思います。
親として、また、次の可能性を見つけてあげたいです。