プリンの口の訓練(学校の担任の先生も参観してくださいました)の後、プリンは先生に託児していただいて、その間、母は「テクニカルエイド」研修会に参加してきました。
内容は
1.「子供の可能性を見出す道具の活用と環境の工夫」・・・M工房 取締役会長
2.「I県リハビリテーションセンターの取り組みの紹介」・・・I県リハビリテーションセンター センター職員
3.学校見学及びバリアフリー展示車展示、住宅改修・福祉用具相談 でした。
両者共、講演の中でスウェーデンでの話がありました。
スウェーデンでは車イスは全て無償のレンタルだそうです。そして、車イスが必要だと申請すると、その方の体にあった車イスが、だいたい1週間で完成するそうです。それは、車イスを作製するのに必要な材料がたくさん用意されているので早く完成させる事が可能なのだそうです。また、車イスを製作するのに、いろいろな分野の専門家が数名で1グループとなり、グループで車イス製作を進めていくそうです。
それに住宅の改修(バリアフリー)も無償。持ち家はもちろん、借家やマンション・・等も、改修について大家さんとの交渉もしてくれるし、改修費も無償。改修後 その借家やマンションを出る際の元に戻すのも無償だそうです。
日本では考えられない事ですね。
スウェーデンでは福祉・子育て支援がしっかりしているのは知っていましたが、本当に羨ましく思ってしまいます。
そして最後になってしまいましたが、とても感動した出来事が・・・
M工房 取締役会長さんのお話の中で、バギーや座位保持イスに乗っているお子さんの中には、大人が車イスはこの子には無理だと思っていても、実際 試乗してみたら乗れるお子さんもいるとのお話がありました。その話を聞いた時、私はプリンは腰もしっかりしていないし、自分で座る事も出来ないので無理だと思って聞いていました。しかし、福祉用具の展示をプリンと見ている時に、M工房 取締役会長さんに声を掛けていただきました。
M工房 取締役会長:「車イス、乗ってみますか?」
母:「プリン、車イスに乗ってみる~?」
プリン:「ウ~(Yes)」
正直、母はちゃんと乗れるか心配でしたが、母の心配をよそに、自分で体のバランスをとり、タイヤに手を持っていき、少しだけでしたが自分で車イスのタイヤを押したのです。
車イスに乗っているプリンの表情は本当に嬉しそうで声まで出して喜んでいました♪
ほんの少しのプリンの走行でしたが、母はとても感動しました。
その後も、車イスのタイヤを押す事は出来ませんでしたが、しばらく車イスに乗ったまま自分の体を支えようと頑張っていました。
M工房 取締役会長さんのお話だと、プリンは1週間、練習すれば乗れるようになるだろうという事です。
心残りは、あまりに感動して、母は写真をとり忘れてしまった事!!
プリンのカッコイイ姿をとり忘れる母は・・・(TT)
今回の研修会は講演も良かったのですが、プリンが車イス体験する事により、プリンの新たな可能性を発見でき、本当に参加して良かったと思いました。