遊々庵

懐手で、風に任せてゆっくり歩いてみたい。残された時間を大切に。

さくらに寄せて

2024-04-06 11:26:01 | 日記
4月5日(金)9時20分に起きる。今日はコープこうべの宅配車が来る
日で、しかも時刻は9時20分だったので、大慌て。雨戸を開けると、
その宅配車が来ているではないか。寝ぼけ眼で着替えて飛び出す。注文
品を受け取ったが、危うくアウトだった。つるかめつるかめ。

昼前に、夕餉の買い物。メニューを料理本で探した今夜は、カロリー低
い「鶏むね肉のおろし煮」のヘルシー路線で行こうと、鶏むね肉、大根
を買う。ほかにアスパラガスのオリーブ油ソテー、ミックスサラダ、総
菜2点。

遅めの昼ごはん済ませ、薄曇りの空を見上げながら、カメラ持ってご近
所のさくら巡りに出かけよう。

🌸🌸🌸春らんまん、さくら物語🌸🌸🌸
さくらほど平和にふさわしい花はない。アメリカのポトマック河畔で、
112年前に日本から贈った桜が満開、アメリカ市民が楽しむ様子を
テレビニュース見ると、桜ほど憎しみを超克した平和を語るものは他
にない、と心底思う。
その平和のシンボルの桜は、過去に重い荷物を背負わされた。
    ♬・・・貴様と俺とは 同期の桜
        同じ兵学校の 庭に咲く
        咲いた花なら 散るのは覚悟
        みごと散りましょ 国のため

さくらは、戦意高揚に利用された結果、若者たちが戦場に赴き、散った。
さくらは、泣いていただろう。
一方では桜は日本の美しい原風景を彩ってきた。
    ♬・・・さくら さくら
        のやまも さとも
        みわたす かぎり
        かすみか くもか
        あさひに におう
        さくら さくら
        はなざかり

さくらは、こんな風景にこそ似つかわしい。
平安末期、北面の武士だった西行は出家して桜の花の下で死にたい、と詠
うほど、桜を愛した。
        願わくは花の下にて春死なんその如月の望月の頃

戦火で荒廃した国が平和になったら、日本の桜の木を植えられないか。
気候風土の問題があるが、ウクライナやパレスティナの焦土に日本の桜が
満開になったら、どれだけ素晴らしいか、と思う。戦後復興の一助に、日
本から桜の苗木を贈れないか。
もう2度と桜を泣かせないためにも。

さて、桜巡りに出掛けよう。
まずご近所の米朝さくら(2枚)




子供たちがお世話になったみこころ幼稚園の桜


盆栽仕立て?お屋敷の桜


塀から身を乗り出し枝を伸ばして咲く


長谷川等伯父子の「桜楓図」〈京都・智積院)の構図風に(3枚)






お屋敷の更地に取り残された1本の桜、毎春律儀に咲く


さくらの下であ・そ・ぶ(2枚)




コメント (2)
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