国際文化画報

今日は相方と県立美術館に行ったところ、その途中の護国神社に『葵フリーマーケット』というノボリが見えたため、帰りに行ってみた。


そして買ったのが写真の「国際文化画報」１０冊。ほとんどが１９５８年から５９年にかけてのもの。状態も良いためこれで１５００円なら安ゐものでせう。


掲載されている記事は当然ながら時代を感じるものが多い。

特急こだまが誕生して東京大阪間が６時間半になった
山下清画伯が自衛隊の一日司令官に
土人の奇習
日本のチベット
皇太子殿下御成婚（今上天皇陛下です。ちなみに）
ポール・アンカ初来日
長嶋茂雄、巨人軍へ入団
東京オリンピック開催決定
捕鯨オリンピック


そして個人的に興味深いのが、当時は国交のなかった中華人民共和国のニュースを伝える“中共たより”のコーナーと台湾（当時は中華民国）を伝える記事。“チベット反乱”やら“ダライ・ラマ亡命”、“人民公社設立”やら何とも感慨深い記事が紹介されている。今となっては冗談きついぜというものもいくつか見受けられるので、今後ネタとして伝えたいと思う。


あと個人的に面白かったのが“ロックンロール”という言葉が登場していない点。まだこの時点の日本には“ロカビリー”という言葉が最新だったようで、しかも当時のロカビリー界の新星、例えばミッキー・カーチスを「若手のジャズメン」とまで表記しているのも実に時代を感じる。まぁアメリカですらビートルズを"Band"ではなく"Compo"と表記する始末だったから無理のないことだったのかも。


とりあえずネタがたっぷり手に入ったので、少し少し紹介できたらなと思ふ。