Yassie Araiのメッセージ

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朝日記 120520 「The Small World」について

2012-05-20 06:17:24 | 朝日記

朝日記 120520 「The Small World」について

おはようございます。
きょうは曇りときどき晴れという予報です。
この時刻は靄っています。
きょうは東工大のすずかけ祭です。
毎年、地元のお世話のお茶席があります。 
ラジオ体操の友達のひとりがこのお茶のご亭主ですので
なかまと連れ立っていくのが恒例になっています。

*徒然ごと
唐突ですが、コオロギがなぜ同じ音色でなくかを研究しているひとたちがいるそうです。
小さい集団がおなじメッセージを、自分のまわりになげかけ
ていきます。 例の「ともだちのともだちは ともだち」をどのくらいの回数にすると あまねく「ともだち」になれるかという課題です。
*世界60億人に たとえば1万人のグループが一斉に同じメッセージを発信して、受けたひとが自分のなかまに、同じ内容をつたえるべく依頼したとします。
*受けた側が忠実に実行したとしても 60億人にあまねく届くためには 6000万の伝令ステップになるといいます。
*おもしろいのは ここで 発信を自分の知り合いのある範囲以外に 宛先をまったくランダムに選んだひとにも発信したとします。
*そうすると この伝令ステップが8ステップくらいで世界の隅々まで届くという推算内容のものです。
*鳥インフルエンザがパンデミックになるかどうかという問題をすぐ連想されるとおもいます。
*上の発信というのは 患者を隔離せずに放置することに相当しますが、特に 海外旅行者の検疫に神経をとがらせましたが 発信(進行拡散)を加速するという常識と一致します。
*”The Small World"という概念として、社会科学にもどうやらつよい影響を与えているようです。
要は よきにつけ、悪しきにつけ、少数の意思が 全体を覆うことを意味します。

*これの数学的な証明を、Watts Dancan と Stevens Strogatzというコーネル大学のグループがNatureに発表しています。
ご参考:
Watts Duncan & Stevens Strogatz; Collective Dynamics of "Small World" Nature 393、440~442.1998

*幸い東工大の図書館で入手できたので、きのう 半日かけてよみました。途中眠くなると眠り、
目を覚ましては 脳がクリアのところで また読むといった具合でした。


孫子通信 4

訳(金子 治)

{形篇一の1 岩波文庫「孫子」p.26)
徒然ことおわり


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