関西ミドル 雑記帳
不動産賃貸業 元ゼネコン勤務
 



アサーション
Assertion


直訳:
「主張」

n. 主張, 断言; 【コンピュータ】表明, (ロジックプログラミングで)アサーション ((成立すべき条件を示す)).

内部統制や監査
「監査要点」や「経営者の弁明」
内部統制におけるアサーションとは、財務諸表などの正しさを構成する要素のこと。

アサーションの要素
a.実在性:
資産および負債が実際に存在し、取引や会計事象が実際に発生していること
b.網羅性:
計上すべき資産、負債、取引や会計事象をすべて記録していること
c.権利と義務の帰属:
計上されている資産に対する権利および負債に対する義務が企業に帰属していること
d.評価の妥当性:
資産および負債を適切な価額で計上していること
e.期間配分の適切性:
取引や会計事象を適切な金額で記録し、収益および費用を適切な期間に配分していること
f.表示の妥当性:
取引や会計事象を適切に表示していること

**************
IT
アサーション

アサーション
表明
オブジェクト指向の概念の一つ。
アサーションは、プログラムの仕様をソースコードに明記するもの。
具体的には、プログラムの実行時には発生し得ない場合を false とする boolean 式を含み、仮に false になるようなら java.lang.AssertionError を発生させる。

AssertionError が発生する場合は、プログラムが予期しない動作を実行していることを示している。
当該行に制御が渡るまでに、なんらかのバグが作り込まれているということです。

アサーションは行として記述して、チェックポイントの役割を果たします。極論すれば、チェックポイント間を結ぶのが制御です。何らかの処理の前に記述すれば事前条件をチェックし、後ならば事後条件をチェックできます。処理に依存しないクラス固有の不変条件も、ありえない変数値、到達するはずのない制御としてチェック可能です。

 

 

内部統制を構築する際には、リスクが存在する業務に対して不正を防ぐための活動を組み込まなければなりません。
そうした統制の活動が、どのような狙いで正しさを確保しているのか、を示す項目がアサーション。

具体例
(1)取引が実在することを保証するために、製品が納品された段階で請求書を発行する、
(2)取引が漏れなく記録されていることを保証するために、当日中の売り上げに対する

請求書をその日に発行する――といった統制活動を想定すると、
(1)ではアサーションとして取引の「実在性」を、
(2)では取引の「網羅性」を保証していることとなる。

 



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