山崎建設、会社更生手続き開始申請 負債総額222億円
2008/10/30
山崎建設(土木工事中堅でジャスダック上場)は東京地裁に会社更生の手続き開始を申請し、保全管理命令を受けた。
連結子会社1社も合わせた負債総額は約222億円。
りんかい日産建設、新井組といった中堅総合建設会社(ゼネコン)が相次いで破綻し、多額の債権が回収不能となったことで、資金繰りが悪化していた。
同社は1948年の創業で官公庁発注のダムやトンネル、道路などの土木工事を中心に手掛けてきたが、公共工事削減の影響を受けて受注が低迷。
2008年3月期の連結最終損益は26億1500万円の赤字だった。
09年3月期に入っては上場中堅ゼネコンの破綻で債権が焦げつき、今月末に予定していた債務の支払いも困難となっていた。
ジャスダック証券取引所は同日、山崎建設を12月1日に上場廃止にすると発表した。(30日 22:01)
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[東京 30日 ロイター] 山崎建設(1902.Q: 株価, ニュース, レポート)は30日、会社更生手続きを開始したと発表した。負債総額は約200億円。建設業界、不動産業界の環境が厳しくなる中、資金繰りに行き詰まったという。
ジャスダックは12月1日付で上場廃止にすると発表した。31日から11月30日まで整理ポストに割り当てられる。
同社によると建築基準法の改正によって建築確認の審査基準が厳格化し、建築工事向け砕石製品の出荷が大幅に見送られたことなどで2008年3月期に26億1500万円の当期損失を計上。さらに中堅ゼネコンが相次いで倒産したことで多額の債権が回収不能になったという。資金繰り対策を続けてきたが、10月末に予定していた債務の支払いが困難になったと説明している。
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