関西ミドル 雑記帳
不動産賃貸業 元ゼネコン勤務
 



デューデリジェンス
due diligence
不動産や事業に投資する際に事前に審査することをいう。
英語で「当然なされるべき努力」という意味で、投資に際しては不可欠な手続きである。

 デューデリジェンスは、対象物の適正な購入価格の算定や対象物に内在しているリスクを避けるために必要である。
もしも十分なデューデリジェンスが行われていないと、適正価格より高い購入代金を払わなければならなかったり、購入後に対象物の瑕疵が発覚したりといった事態が生じる可能性がある。

 一般にデューデリジェンスはマーケットや財務分析といった経済的側面、権利関係や訴訟の有無といった法的側面、環境リスクや建造物の強度といった物理的側面という3つの視点から実施される。公認会計士や弁護士、不動産鑑定士といった専門家がチームを組んでデューデリジェンスを行うと最良の効果を期待することができる。
M&Aや不動産ファイナンスの更なる発展を背景にして、今後デューデリジェンスはますます重要な概念になっていくと見られる。
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企業再生・再編
 
デューデリジェンス
 
企業の財務諸表は一定の会計ルールに則り作成されたものであり、時価ベースでの資産の含み損益、および簿外負債などが反映されておらず、その点において必ずしも現時点での企業の実態を正確に表わしたものとはなっていません。
従って、財務デューデリジェンスでは、時価ベースでバランスシートの洗い替えを行うことにより、実態バランスシートを作成すると共に、収益サイドでは、過去のPLベースでの異常値を排除することにより、正常収益力を判定します。またビジネスデューデリジェンスにおいては、対象企業の置かれた外部環境および内部環境を分析することにより、ビジネスの成功要因の特定を行うと共に、企業の強み・弱み、および収益の源泉を把握し、再生にあたっての課題の洗い出しを行います。
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環境デューデリジェンス
デューデリジェンスとは、対象となる企業・不動産等の適正な市場価値やリスクを明らかにする調査を実施し・評価することであり、投資活動等においてその重要性が幅広く認識されています。
環境デューデリジェンスは、企業・不動産等が抱える様々なリスクの中で、排水、排気、土壌・地下水汚染、騒音等の環境リスク評価を行うもので、企業・不動産の評価に直接結びつくものです。環境リスクの評価を適切に実施することは、企業が経営リスク・投資リスクを把握する上で重要な要素の一つとなっており、特に土壌・地下水汚染のリスク評価は、2003年2月から土壌汚染対策法が施行されことを受け、大変重要なものとなりつつあります。






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