関西ミドル 雑記帳
不動産賃貸業 元ゼネコン勤務
 



八軒家浜賑わい施設整備等事業~最優秀提案者に京阪電鉄グループ~
2008年 03月 24日

  ~船着場施設の整備・運営~

大阪府では、「八軒家浜賑わい施設(仮称)整備等事業」で民間から事業提案を公募していたが、このほど最優秀提案者に京阪電鉄を代表とするグループを選定した。大川沿いの八軒家浜に新設される船着場の管理と、賑わい施設の整備、維持管理、サービス施設に関する提案を求めていたもので、同グループでは、S・SRC造地下1階地上1階、延べ1,378.42㎡の施設を整備する。施設は2009年3月末に整備を終え、運営を開始する予定。


自然・歴史・文化をつなぐ
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この事業は、旧淀川(大川)沿いの八軒家浜に、府が新設する船着場の管理運営機能と併せ、八軒家浜の活性化を図る賑わい施設を整備して維持管理・運営営を行うもので、その整備と運営にあたっては公設民営方式を採用して、民間事業者の企画力、ノウハウ、実行力などを最大限に活かすため提案を公募したもの。



最優秀提案者となったのは、京阪電鉄を代表に、関西電力、サラヤ、サントリー、毎日放送の5社で構成するグループ。今年1月20日から25日までの提案受付には同グループのみが応募。事業提案委員会(委員長=増田昇・大阪府立大学大学院教授)が、施設計画、景観・コスト縮減、維持管理と運営計画、事業の実現性や継続性の観点から審査を行い、同グループの提案を最優秀提案としたもの。同グループの提案は、「自然・歴史・文化をつなぐ」を基本コンセプトに、「自然」に憩い、「歴史」を知り、文化を「楽しむ」こと
の出来る、新しい形態と価値観を持った施設を創出することとしている。

施設は、S・SRC造地下1階地上1階、建築面積990.96㎡、で、船着場(313.08㎡)、
情報発信施設(403.32㎡)、サービス施設(445.79㎡)などで構成する延床面積,378.42㎡の規模。

水辺空間の利点を最大限に活用し、かつて舟運と陸路の結節点であった岸岐を再生、公園とテラスによる空間の広がり、広場と一体となった施設では八軒家浜の魅力と歴史を伝える展示を行う。また、大阪で一番の「静かな大阪の良さ」を感じるレストラン、四季を感じ、文化を奏でる場といしてのテラスを設ける。 同提案について審査委員会では、「八軒家浜の歴史や文化的背景を踏まえた提案で、実現性や継続、発展性が高い」とし、施設に関しては、「各機能と施設が相互に効果発揮できる配置計画で、機能性と利便性を考慮
した最適なもの」と、それぞれ評価している。

府では今後、最優秀提案者である同グループを優先交渉権者として詳細協議を行う。事業契約締結後に設計と工事に着手し、2009年3月末までに施設の引渡しを行った後、維持管理・運営業務を開始する。なお府では、施設の設計費と建設費(工事監理含む)として3億円を上限として負担する。

府では、都市再生プロジェクトの決定を機に策定された「水の都大阪再生構想」を受け、2006年度から「八軒家浜水陸交通ターミナル整備」計画に着手。大川左岸の京阪電鉄天満橋駅ビルから下流の天神橋にかけての延長500mに、船着場やオープンスペースと一体となった親水空間の整備を進めている。

整備は1期と2期に分けて実施。今回の賑わい施設事業は、2期として実施される天神橋側の300mで、親水護岸やウッドデッキなどの整備と併せて計画された。なお天満橋駅側の一期200mでは船着場等の完成に伴い、今月29日に開港式が予定されている。




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大阪府、八軒家浜賑わい施設(仮称)整備等事業~施設・管理等の提案公募~ 2007 年 11 月 14 日

~21日に説明回を開催~

大阪府では、「八軒家浜賑わい施設(仮称)整備等事業」の実施にあたり、
民間から事業提案を募集する。大川沿いの八軒家浜に新設する船着場の管理
と併せ、賑わい施設の整備と維持管理、サービス施設に関する提案を公募す
るもので、、来年1月に参加登録を受け付ける。優先交渉権者の特定は2月
中旬を予定している。なお、21日に説明会を開催する。
この事業は、旧淀川(大川)沿いの八軒家浜に、府が新設する船着場の管理運営機能と併せ、八軒家浜の活
性化を図るため賑わい施設を整備して維持管理・運営を行うもので、整備と運営にあたっては公設民営方式
とし、民間事業者の企画力、ノウハウ、実行力等を最大限に活かすため事業提案を公募するもの。

整備の基本方針は、八軒家浜の持つ歴史性や文化性、地理性を十分に考慮し、周辺地域のみならず、広く水
の都大阪の再生や舟運の振興に寄与する施設とする。また、賑わい施設は、琵琶湖・淀川流域圏全体の情報
を含め、八軒家浜の歴史・文化、環境等の情報発信機能を有する施設と整備するとしている。対象となるの
は、大川左岸の天満橋西側に隣接する大阪キャッスルホテル・京阪シティモール前面の大阪市中央区北浜東
地先。現在、府が来年春の完成を目指して、延長200mにわたり高水敷と船付場の整備を進めている。

計画では、上層階と下層階の2層階建ての施設に、船着場を含め管理事務所や発券・案内所、休憩・待合所
等の船着場管理運営機能施設約300㎡、情報発信機能約400㎡、飲食・物販等のサービス提供機能約500㎡、展
望スペース(テラス)を整備するもの。事業者は、これら施設の基本・実施設計と工事監理、建設の「施設
整備業務」、点検・保守、清掃、経常修繕などの「維持管理業務」と「サービス提供施設運営業務」では、
自らが設計・建設・維持管理・運営を自らの負担で行う。このうち大阪府は、施設の設計費と建設費(工事
監理含む)として3億円を上限として負担する。

応募者は、単体企業か複数企業で構成するグループで、施設の設計・建設・維持管理及びサービス提供施設
の運営に必要な資力、信用、技術的能力、管理能力、実勢を有することとし、SPC(特別目的会社)を設
立しても可としている。




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