汲む 酌む
くむ
(1)水などを柄杓(ひしやく)・桶(おけ)などですくって取る。
山清水―・みに行かめど道の知らなく/万葉 158」
(2)酒・茶などを飲むための器に注ぎいれる。また、それを飲む。
沛公酔て坏を―・むに堪へず/太平記 28」
〔酒の場合は「酌む」と書く〕
(3)(多く「酌む」と書く)事情・気持ちなどを好意的に解釈する。斟酌(しんしやく)する。
「意のあるところを―・む」「少しは人の気持ちも―・んだらどうだ」
(4)思想・流儀・系統などを受け継ぐ。
「カントの流れを―・む学派」
[可能] くめる
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