接触変成岩
熱変成岩ともいう。
マグマの熱によって既存の岩石が変成 したものである。
この変成作用を接触変成作用(熱変成作用) という。
この温度は通常、 500~600℃位である。
接触変成岩は火成岩(元はマグマ)の分布に沿って比較的狭い範囲(幅数cm~数km)に分布している。
接触変成岩には代表的なものとしてホルンフェルス,結晶質石灰岩、スカルンがある。
釜石鉱山は,鉄鉱石を算出する日本最大のスカルン型鉱床である
釜石鉱山は マグマ(白亜紀花崗岩)が石灰岩を含む中・古生代の地層に陥入してできたとされる。
変性鉱床
山口大学工学部学術資料展示館
スカルン鉱床
花こう岩体の周辺に石灰質の岩石が存在し,そこに鉱液が浸透して反応することで新たな鉱物を生み出すことがある。
こうした鉱床をスカルン鉱床という。
これは石灰岩(CaCO3)との反応であり、Ca成分に富む珪酸塩からなる鉱石を生み出す。
具体的には、鉄(岩手県の釜石鉱山が有名)や亜鉛(岐阜県の神岡鉱山が有名)などの鉱床を形成している。
岐阜大学教育学部理科教育講座(地学)
| Trackback ( 0 )
|
|