ライプチッヒ音楽日記

ライプチッヒ生活を日常の身近な音の話や音楽を中心に紹介したいと思います。時にワインや絵の世界にも飛んでみたいと思います。

ライプチッヒ七不思議その5 菩提樹

2007年07月12日 20時52分36秒 | ドイツの日常
菩提樹といえば、なんと言ってもシューベルト「冬の旅」5番「DER LINDENBAUM」でしょう。ここライプチッヒの地名は、かの昔7-9世紀に当時の蛮族といわれたスラブ系ソルビア人が菩提樹のもとの地Lipzikと称したころの地名から発したとも言われております。
しかし市内には特別に菩提樹を見かけるわけでもありません。ベルリンのウンター
デンリンデンのように地名のとおりの菩提樹の並木があるわけでもないのです。
LINDEN STRという通り、確かに市内にありました。でも北の外れ、空港に近い住宅街の中にひっそりとあるのです。
またLEIPZIGのMUSIKALISHE COMEDIEという劇場はオペレッタ専門劇場ですが、この地名がDREILINDEN STRでも、とくに大木のLINDENBAUMがあるわけでもなし。
不思議だ。
そういえば、トラップ一家の物語のサウンド・オブ・ミュージックの原作は菩提樹という題名だったと思います。
変わったところでは、菩提樹の葉は発汗作用があり風邪のときに飲む薬用茶としてお茶のコーナーで売っていました。

写真は冬の旅の楽譜、音楽の友社刊、昭和42年初版いつか歌いといつも携えている楽譜です。

ライプチッヒ七不思議その4(オペラ座にオーケストラがない)

2007年07月12日 19時36分37秒 | オペラ
オペラ座は現在改装中で今シーズンは閉館、来シーズンも10月から上演となんとものんびりしています。このオペラ座には専属オケがありません。というのもすぐ前のAUGUSTUS PLATZの反対にあるゲバントハウスが兼ねているからです。
因みにRICCARDO CHAILLYが2005年からゲバントハウスとオペラの音楽監督を兼任しています。しかしゲバントとオペラの運営はこれまた全く違うのです。
ゲバントが買いたいのなら買いに来いと言わんばかりの態度なのに比べ(たとえば
年間会員の購入は月-金の12時から18時までしかOPENしていない。勤め人はこなくていいと言うこと?)オペラのチケット窓口は年間会員ん申し込みも含めて20時までOPEN。
大きなホールが2つあってオケがひとつというのも珍しい。しかしゲバントは3編成くらい出来るメンバーがいるので当然なのかもしれません。
ドイツのオケは一度契約すると、終身ですから。いいですね。
この写真のオペラのアングル良いでしょう。これはゲバントハウスの中から見たオペラですから、チョット変わったアングルです。