見てきました。5時間ものオペラです。天井桟敷でしたので、膝が閊えて、ちょっとつらかったです、正直5時間きついですね、座っているだけでも。でも今年この劇場ではこの演目は今回一夜限り、この準備にどれだけのエネルギーを費やしたのかを考えると、一人23,25ユーロは安い。普通のオペラの倍の時間見られるのです。
ジークフリート。リングの3日目の演目のみですが、WAGNERがリングの中で単独で上演しても言いと思っていたといわれるだけあって、十分単独で見ても、大満足でした。
ジークフリートの一幕に熊が出てきます。今回はずいぶんかわいい熊で、テデイベアかと思ったくらいです。ばりばりのワグネリアンの方からはお叱りを受けると思いますが、見ていて今日の主役ジークフリートと熊ときて、あーー金太郎だと思ってしまいました。担いでいたのは、鉞でなくてノルトウングですが。
2幕の大蛇期待していたんです。どんな大仕掛けかと。しかしのっぺりした、本当につまらない大蛇が出現。がっかりです。これじゃ長崎の蛇踊りのほうがいいですよ。でも、オペラの出来とは関係ありませんので念のため。
一幕に戻りますが、ノルトウングの剣を製造する過程を、これでもかと精巧に復元して見せてくれます。ワグナーのオタクぶりが感じられます。
いまさら言うのも何ですが、ジークフリートには合唱がないのです。登場人物六人のみ。そういう意味でも特種なオペラです。
このオペラ2幕終盤まで男しか出てきません。3幕のエールダ、ブリュンヒルデだけです、まともな女性は。ワグナーは本質的に女性よりも男性の描写に長けていると言う気がしました。だからどうなのかはコメントしません。
しかし、リングの3日目だけ聴くというのも妙な感じです。ほとんどの聴衆はすでに2日間感動を共有しているのです。その延長にある舞台を、全くいわば素面で見ると言うのもつらいものがあります。観客の大半はもはや、舞台上と一体化している印象でした。次回のリングはセンパーで来年の一月です。ぜひ次回は総てを聴ける様、準備したいとおもいます。
ジークフリート。リングの3日目の演目のみですが、WAGNERがリングの中で単独で上演しても言いと思っていたといわれるだけあって、十分単独で見ても、大満足でした。
ジークフリートの一幕に熊が出てきます。今回はずいぶんかわいい熊で、テデイベアかと思ったくらいです。ばりばりのワグネリアンの方からはお叱りを受けると思いますが、見ていて今日の主役ジークフリートと熊ときて、あーー金太郎だと思ってしまいました。担いでいたのは、鉞でなくてノルトウングですが。
2幕の大蛇期待していたんです。どんな大仕掛けかと。しかしのっぺりした、本当につまらない大蛇が出現。がっかりです。これじゃ長崎の蛇踊りのほうがいいですよ。でも、オペラの出来とは関係ありませんので念のため。
一幕に戻りますが、ノルトウングの剣を製造する過程を、これでもかと精巧に復元して見せてくれます。ワグナーのオタクぶりが感じられます。
いまさら言うのも何ですが、ジークフリートには合唱がないのです。登場人物六人のみ。そういう意味でも特種なオペラです。
このオペラ2幕終盤まで男しか出てきません。3幕のエールダ、ブリュンヒルデだけです、まともな女性は。ワグナーは本質的に女性よりも男性の描写に長けていると言う気がしました。だからどうなのかはコメントしません。
しかし、リングの3日目だけ聴くというのも妙な感じです。ほとんどの聴衆はすでに2日間感動を共有しているのです。その延長にある舞台を、全くいわば素面で見ると言うのもつらいものがあります。観客の大半はもはや、舞台上と一体化している印象でした。次回のリングはセンパーで来年の一月です。ぜひ次回は総てを聴ける様、準備したいとおもいます。