新. _ 植 物 紀 ・ s e e d .

復活、新植物紀!!

白牡丹、建国殿

2019-10-19 11:52:00 | 日記
白牡丹

五本、子を産んだが全て純白の新葉を伸ばす。
白牡丹からは、白牡丹しか出てこない。たまに縞を流すが、すぐ消える。

白牡丹の子はすべて、紺覆輪である。つまり、建国殿や羆に近い芸である。ただし、成長するにつれ、紺が抜ける。成木では純白幽霊にみえる。

ゆえに、子が青く出ることはない。

これが白牡丹である。若いころだけ派手芸を表したり、縞ガチなものは、偽物だ。縞ガチなものからは青が出てくる。
青い木の根元から白い子が出やすい。その木は若い頃、派手芸だったのだ。
白い新葉を出す老木の高い位置から、白い子が出ているものが本物である。
しょうもない木を中途半端な価格で買うのが一番高くつく。
プロの目から見て、これから良くなりそうな木は普通売らない。良くなって増殖して保険をかけてから販売する。いっけん、良さそうに見えるが先が見えているもの、これに注意しなくてはいけない。
本当に有望な木を扱える蘭商はほぼ、いない。
有望な木はそれなりに高い。ただ、インターネットを見る限り、私には安く思える。高くて買えないが…

建国殿

建国殿からは建国殿しか出てこない。縞やら、青い子を産む建国殿は偽物である。
1度、世界らん展のブースで建国殿と呼ばれる木を見かけた。偽物だった。中斑状の縞が続いていた。たしかに建国殿っぽくみえるが、それは違う。縞の木や、青を産んでしまうだろう。そういう木は建国の縞とするべき。

素立ちの建国殿には要注意。建国殿の子をつけている状態を確認するべきだ。中斑状の縞になった建国も相当に価値がある。しかし、明確に区別されるべき。葉の先端部に違いがある。

品種に真摯に向き合った先人たちのおかげで素晴らしい系統が見出されてきた。

白牡丹は奈良で見出され、小豆島で系統進化したというが、建国殿の由来は不明である。

秋田から来ているが、秋田で進化したというよりは、どうもそれ以前があるようで。京都なのか、東京なのか。











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