GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

一般人に視聴率を伝えて何がしたいの

2017-01-19 06:22:03 | Talk is Cheap
新ドラマが次々と始まってる。
観るのが追いつかなくて、どんどん録画が溜まってしまう。

新ドラマが始まるたびにご丁寧にマスコミは視聴率を発表してくれるが、あれってテレビ業界人やスポンサーは必要だろうけど一般人に教えてどうしたいんだろう。
数字が高いから人気があるぞ。見なきゃいけないぞ。って煽ってるのか?数回見逃してしまった人が、視聴率をみて「流行ってるのなら観ておかなければ」と途中から観るか?

しかもその視聴率も、書いてる媒体によって10%の視聴率でも好発進ってかかれてたり、期待はずれって書かれてたりする。どっちだ。
ジャニーズにヨイショしてるほぼ全部のメジャーメディアは、草なぎ剛の新ドラマをベタ褒めし、大した演技でもストーリーでもないのに流石だ!見応え充分だ!と賞めちぎる。草なぎドラマより高い15%ー16%で始まったのに、木村拓哉をこけ下ろしたいマイナーメディアは、「キムタク史上最低の初回視聴率」と書く。

同じく15%前後の視聴率ある今年のNHK大河ドラマにしても、ほとんどのメディアは「史上4番目の低さ」と書く。
あるメディアは子役の演技に絶賛の嵐と書き、あるメディアは子役の演技が見るに耐えないと書く。これがライターの主観で書いてるのなら別にいいのだが、なぜかいつも視聴者の声として書かれてる。どっちが正しいんだ。

あるアホな三流メディアは、低い視聴率で始まったから、NHKでは危機感が漂ってる。子役だけでしばらく進み4回目まで柴咲コウが出てこないのは、脚本家がゴリ押ししてるからで現場は混乱している。この脚本家は人気脚本家だから、NHKとしても逆らえないと書いてる。
しかしこの記事と同じ日にNHKの放送局長が定例会見したのだが、視聴率については真田丸の最終回と変わらない数字に満足。子役だけで4回目まで続けるのは異例だが、新しい試みとして現場の意見を脚本家にお願いした。と言っている。

視聴率もそうだが、現場一丸となって作り上げてる作品を弄ぶように報道するメディアは、ふざけてるとしか言いようがない。この報道するメディアの視聴率や発行部数のほうこそ発表してみろよと言いたい。

昨年末の紅白歌合戦も、40%の視聴率で低いだのなんだの言われる。昔みたいに紅白しか番組が無い時代や、大晦日の夜は家族で揃ってテレビを見てた時代ならいざ知らず、このご時世で40%ってすごい数字だと思うんだがなぁ。
なのに未だにマツコとタモリが無駄だったとか、内容がグダグダだったとかケチをつける。他に書くこと無いのか。そりゃ確かに俺も最後の審査票についてはなんじゃそりゃって思ったが、もう別に終わった話じゃ無いかとしか思わん。実際、日本国民(家庭)の40%以上の人が楽しんでたのに、メディアはなんでケチをつけてるのかわからない。

ダウンタウンの松本が、ワイドナショーでこの紅白についてのコメントしてたが秀逸だった。
「まぁ色々言われてますが、相手は40%ですからねぇ。他局が何を言っても負け犬の遠吠えでしょう」
自身の笑ってはいけないは17%もとってるが、それでも負けは負けだし、40%という数字のすごさもわかってるからこのコメントなんだろう。他のメディアも見習いなさい。

一般視聴者には関係ない視聴率なんかでは、番組の面白さは判断できない。
そもそもその視聴率の基準がわからない。
メディアはそろそろ気がつけよ。内閣支持率と視聴率の変動、これほど意味のない数字は無いという事を。

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