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TOKIOまで聖火リレー辞退

2021-03-07 16:45:40 | Talk is Cheap

TOKIOと窪田正孝くんが聖火リレーを辞退した。

辞退理由はいつものごとく「スケジュールの都合」だそうだ。

 

3月25日に福島県のJヴィレッジから始まる予定の聖火リレー。

昨年の予定では、なでしこジャパン〜斎藤工〜香川照之〜ラストはTOKIOという豪華メンバーだった。

しかし、もう忘れられているかもしれないが、なでしこジャパンの川澄奈穗美選手は昨年3月に辞退を表明している。先日、斎藤工さんが辞退し、今回、TOKIOと窪田正孝くんが辞退した。もうスタートの福島県からしてボロボロである。

 

先日このブログで「これからもどんどん有名人著名人ランナーの辞退者が出るだろう」と書いた。

福井県を走る予定だった五木ひろしさん、沖縄県を走る予定だった玉城ティナさん、大分県を走る予定だった阿部真央さんが辞退を表明。栃木県を走る予定だった19年ラグビーW杯日本代表の田村優さんも辞退を表明。

石川県を走る予定だった常盤貴子さんや、富山県を走る予定だったリオ五輪柔道女子70キロ級金メダリストの田知本遥さんなんかは、昨年のうちに辞退を申し入れていたそうだが、なぜかこのタイミングで公表されたってのも先日書いた。

茨城県を走る予定だった渡辺徹さんも今年1月に辞退を申し出てた。

今回発表された窪田正孝くんは昨年10月に、TOKIOも昨年12月に辞退を申し出てたらしい。

 

なぜ今まで発表しなかったのだ?やっぱり胡散臭いなぁ。盛り下げたくないからってのはわからんでもないが、これって隠蔽だろ?それとも聞かれてないから答えてなかっただけですって苦しい言い訳するか?

 

TOKIOは鉄腕DASH。2000年から福島県浪江町津島地区でDASH村を開墾。東日本大震災による福島原発事故の影響で帰還困難区域になった後も、風評被害の払拭やPRのために活動していた。

しかし、その福島県は2018年5月に山口メンバーが不祥事を起こした際に速攻ポスターなどを剥がしたのだ。まるでうちとは関係ありませんよって感じでね。

八十八夜 TOKIOの美学

これも当時書いたのだが、山口は全ての番組から降板させられCMなども解除され、挙句TOKIO脱退〜ジャニーズ事務所も解雇された。これが今年3月の長瀬の退所に関係しているとかしていないとか真相はわからない。

ただ、スポンサーや番組などはわかるのだが、福島県がポスターをはがしたのは納得いかなかったのよ。

なぜならTOKIOのメンバーはノーギャラで復興のお手伝いをしてたから。DASH村とかの関係でお世話になったからと、それまで無償で事あるごとに現地に足を運び復興の手助け、呼びかけをしてきた。

なのに速攻ポスターを剥がす無神経さと不義理と恩知らず。ちょっとどころかだいぶがっかりした。「もう福島は自分たちだけで復興してください」って当時痛切に思った。

 

だから今回、福島県聖火リレーをTOKIOが辞退したってのを聞いて、まぁ当然だろうなって思った。

 

そして窪田正孝くんは福島県出身の作曲家・古関さんをモデルにしたNHK朝ドラ「エール」で主人公を演じた縁だった。まぁ逆に言えばそれだけってことだ。

窪田正孝くんの代わりに、「エール」で母親役を演じた菊池桃子さんが走るそうだ。

 

これも以前に書いたのだが、『それでも「何県を走る予定だったタレントの何々さんが聖火リレーを辞退しました。代わりに俳優の何々さんが走る予定だそうです」ってシレッと報道されるんだろうな。』って。

どこの県も有名人著名人が辞退したって発表するのと同時に「代わりに何々さんが走ります」って発表する。

これじゃぁ、二階自民党幹事長の「代わりはいくらでもいる」発言と変わらんじゃないか。(これはボランティアに対しての発言だったが)

本来なら県は嘘でも

「何々さんが聖火リレー走者を辞退されました、残念です。走って欲しかった・・・。」「代わりに誰が走るかって?代わりになる人なんかいませんよ。今は考えていません。」「誰か手を上げてくれたらぜひお願いしたいところですが・・・」

とでも言えばまだ可愛げがあるのだがね。

しれっと「代わりに何々さんが走ります」って発表するその厚顔無恥さにヘドが出る。本人たちは気づいてないのかもしれないが、それは代わりはいくらでもいるんだって言ってるのと変わらんのだよ。

そりゃ、芸能人も風評リスク受けてまで走ろうなんて気はなくなるだろう。わざわざスケジュール調整してまで走るメリットは何もないもんな。

必要な打ち合わせや打ち上げなど含めた、4人以上の会食を避けさせられて、子供みたいに体調管理ノートまでつけらされて、誰がノーギャラでわざわざ現地まで行って走るのだ?しかも密を避けるために人のいないところを走れって。

 

不思議だったのだが、ボランティアの辞退が1000人くらいと意外と少なかったこと。

何でだろうって思ってたんだが、ボランティアに応募したほとんどは五輪スポンサー企業の社員や関連会社の関係者なのよね。そりゃ辞退はできんわな。バレたら大変だもの。

その他は競技関係者だな。大学だったりジムだったり所属チームだったりの選手やOBそしてその身内。これらの人も無報酬で奉仕しろって有無を言わさず参加させられてるようなもんだ。自主的に希望してる人も多いかもしれない。

そして1964年の東京オリンピック見て感動した老人たち。あの感動を再びってか?戦後復興じゃないんだぞ。高度経済成長ももうないぞ。熱中症で倒れんなよ。

 

本当しつこいようだが、今年に東京オリンピックを開催するのはどう考えても無理だろ?無理なんわかってるけど、実行委員会とか各競技団体の理事とかは老人たちで占められてるから、誰も止めようなんて言わないんだろうな。根性でなんとかなるって思ってる世代だもの。

「無観客なら」「豪州テニスを参考に」とか「出来る可能性を探っていく」って、何が何でもやるって方向に向けさせようとしてる。もちろんマスコミもその手先。

しつこくやってるが、現実的に無理。

まだ非常事態宣言も解除されてなかったり、時短営業してたり、卒業旅行自粛や謝恩パーティ卒業パーティ自粛って言ってるのに、そもそも聖火リレーなどしてる場合か?

さっさとやめた方がいいのではないか。

 

 

芸能人や著名人が聖火ランナー辞退してもまだやろうとする。

いったいどうなりゃ諦めてくれるんだ?

誰かが「やっぱり無理」「やめとこう」と言いだすのを待ってるのか。

まるでチキンレースだな。

 



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