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バーボングラス片手のロックな毎日

渡部建 何があったんだ

2020-06-10 19:23:06 | MUSIC/TV/MOVIE

アンジャッシュ渡部建が活動自粛することをメディア各社に伝えた。

なぜいきなりの自粛なのか?情報が錯乱中だが、どうやら女性問題がらみらしい。

普通なら週刊誌とかにスクープが出て、マスコミが騒いでから本人または事務所の弁明なりコメントがあって、そして活動自粛や差し替えとか降板って流れなのだが・・・。

今回は全てすっ飛ばしていきなり活動自粛。案の定、憶測がネット上には溢れかえってる。

 

俺はこのニュース第一報が流れてきた際に『今くら』の発言のせいか?って思った。

この時の発言でちょっと「行き過ぎか?」ってのがあったから、てっきりそのせいかと。

 

今夜くらべてみました。通称「今くら」。正式には「徳井と後藤と麗しのSHELLYと芳しの指原が今夜くらべてみました」という長いタイトルのトークバラエティ番組。タイトルにもあるようにチュートリアル徳井がMCを務めていた番組で、彼は例の確定申告ブッチ事件の自粛で今は出てないがタイトルには残っている。

毎回テーマに合わせてゲストがスタジオにやってきて、喧々諤々やってるバラエティだが、この番組、俺好きなのだよ。

この番組の前回(6月3日)放送に渡部建は出ていた。

 

新型コロナ感染防止で、スタジオはディスタンス取ってアクリル板で仕切り、SHELLYはリモート出演の緊急特別企画「今くら本音電話センター」の第二弾。自粛生活の中で溜まった不満やお悩み、イライラをゲストが自宅から電話でスタジオにいるコメンテーターに相談するって企画。

野々村由紀子さんや佐藤仁美さんと一緒に渡部建も、前週に引き続きスタジオコメンテーターとして出演していた。

最初の相談者は女優の遊井亮子さんで、これはまぁ普通。遊井さんは旦那と自宅でいつでもいちゃいちゃべたべたしてたいんだが、旦那はこの長い自粛生活でなんか飽きたっぽく一緒にいるのにべたべたしてくれないという、まぁそれは他人が如何の斯うのいえる問題でもないから二人でなんとかしてねって感じの相談。

 

そして二人目のゲストが辰巳奈都子という、自称「高級料理研究家」とかいう人。

はっきり言ってこの人のこと全然知らないのだが、この人の相談っていうのが相談ではなく、渡部建に対してのクレーム。いや、クレームというよりはクレーマー。お笑い界のというより芸能界を代表するグルメ・渡部建に対して、ただのいちゃもん、下手すりゃ「喧嘩売ってんのかコラ」って感じの勢いである。

はじめに断っておくが、俺はヤラセでも仕込みでもいいと思ってる。いかにも素人って人が出演してる番組に放送作家が作った台本があってもいいと思ってる。実際、普段おしゃべりで面白い会話出来る素人でも、カメラの前でそれができるわけはないのだから。

この辰巳奈都子という女性も明らかにトーク力不足なのだが、本人に自覚があるのかないのかわからんが、とにかく必死だった。「全然面白くない」とか「腹立つわぁ」とか画面に対して言っても仕方がない。それじゃぁテラスハウス見て騒いでた奴と一緒だ。

 

この辰巳奈都子は高級食材を使った料理を食べたり、自分で作ったりする人らしい。フォアグラとかトリュフとかイセエビとか・・・。で、この自粛で外食に行けなくなったから自宅で作ってるのだが食費がかえって高くつくとのこと。『どれくらい?』というスタジオからの質問に「月200万くらい」と返答。

『その金はどこから?』の質問に「パトロンや賛同してくれてる人から」ってな感じ(ここではほぼスルーだった)。

 

問題はここから。彼女は渡部建に対して不満があると言う。

要約すると「グルメ気取っていろんな番組でいろんな店で、食べながらあぁでもないこうでもないって言ってるけど、渡部は自分では料理しないからダメだ」ってなことが言いたかったみたいだ。「私はあなたと違って自分で作る」「ほら、こんな感じで」って台所(キッチンね)や食卓(ダイニングね)、作った料理の映像や画像。

番組制作側は、グルメ気取りのすかしたコメディアン=渡部建と、高級食材料理研究家&自分でも作っちゃう腕前=辰巳奈都子って感じで、面白おかしく盛り上げようと思ったのだろうがちょっと思惑が外れた。

それは重要な問題を制作側が見落としてたから。正確には辰巳奈都子が番組趣旨を理解していなかったのかもしれない。

 

一つはグルメ=自分で料理が作れる必要がないってこと。この辰巳奈都子の理論で言えば、映画評論家は映画監督や役者じゃなくてはいけないし、音楽評論家はミュージシャンや自分で楽器弾ける人でなくてはいけない。海原雄山や山岡士郎のように料理人と同じレベルの腕を持って無きゃ味を語れないなら、グランメゾン東京のリンダ真知子リシャール(冨永愛)はどうなる。

 

渡部はその核心をついて『俺は自分が作れる必要がないと思う』と言い切った。これがちょっと気の利いたバラエティ慣れしたタレントなら笑いに変えたり盛り上げたり、「いや、自分で料理作れた方が、もっと言葉に真実味が出る、あなたのは嘘っぽいんだ」なんて言い返せるのだろうが、辰巳奈都子さんにはそれほどのトーク力はない。故・梅宮辰夫さんとか平野レミさんとかならまだしも、実績(知名度)もない人が言ってもなぁだし。

 

それでもしつこく「作れた方が」と食い下がるのだが、渡部はプロに素人(腕自慢)がなんか言うほどみっともないことはないと言う。『素人が「友達が漫才とかコントやってるんだけど」とか言ってオチがとか構成がとか言ってきたらどう?』って後藤に振った。まさにその通り。最近は誰でも指先一本で評論家やコメンテータ−になれるから「プロと差がないんじゃね?」って勘違いしてる人も増えた。

この辰巳奈都子もその類だ。

所詮素人の料理と、プロの料理では違う。金とって食わせる料理と自分が楽しむ料理は別。

プロが目利きし厳選した食材を調理し、それを金を払って食べる料理。同じく素人が食材を買ってきて自分で作って自分で食う料理。一緒のはずがない。ましてやプロに向かって「自分も料理するんですけど、ここがどうのとか、この味付けがどうの」なんて言っても片腹痛いだけだ。

渡部は「相葉マナブ」って番組にも出てるが、そこで嵐の相葉くんが寿司職人に弟子入りして勉強する企画「包丁王子」江戸前寿司を握る」で、ついに許可が出て相葉亭でお客(ゲスト)に振る舞うようになれた。教えたのは銀座久兵衛の二川さん。江戸前寿司の頂点にたつ名店の職人である。

おいしいものを食べ歩いてる渡部、でも、職人に対してあぁだこうだとウンチクや講釈は垂れない。下手な料理人顔負けくらいの知識はあるはずだが、決してひけらかしたりしない。世間ではそれをする人(ひけらかす人)を「半可通」と呼ぶ。ゲストで来店した北大路欣也さんもTOKIO松岡もヒガシも沢村一樹も、もちろんそんな野暮なことはしない。ただ純粋に相葉くんの握った寿司を楽しむ。

 

そして大事なもう一つの見落とし。

いかに玄人はだしの料理技術や、高級食材を調理するテクを持っていても、所詮それは素人の自己満足でしかないってこと。

プロはその料理を何種類も何回もコンスタンスなレベルでお客に提供する。それでお金を取り生計を立ててる。

辰巳奈都子が「これがある日の料理です」とまるでフランス料理のコースのようにテーブルに作った料理を並べて写真を撮っても、それは自己満足以外の何物でもない。

 

なぜなら「作った料理はすぐ食え。」だからである。

俺は外食もよくするが隣のテーブルやカウンタ−でいつまでも写メ撮ってる奴がいるとイライラする。出されたら熱いうちに食えと。まぁ、自分で金払ってるんだから、わざわざ一番美味しい時を撮影に費やし「映え〜」とか「萌える」とか「いいね」が欲しくてインスタやSNSにあげるのが目的で、味なんてよくわかってない(どうでもいい)のかのもしれないからほっておくがね。

渡部は寿司屋で、寿司がカウンターに置かれた瞬間に取り、口に運ぶくらいだ。出された料理はすぐ食え。写真に撮る為に作られた料理と、味を楽しんでもらう為に作った料理では違うのだよ。

 

ましてやフルコースのように並べられた料理。どれもこれも冷めちゃってるだろう(まぁフレンチ料理は熱々ってのはないが)。

渡部は言う。『盛り付けも皿もレイアウトも全然ダメ』。『全然美味しそうじゃない』。

辰巳奈都子は「そんなことない」「皿だって高級店と一緒」とかムキになって反論してたが、これも渡部が正しい。グルメ雑誌や料理本に載ってる写真は、そのため(撮影のため)の料理だからだ。ライティング、湯気や水滴、いかに美味しそうに見えるか計算されて撮られた料理。たとえそのあと食えなくなってもドライアイスも油も平気で使うこともあるそうだ。(それが嫌で料理撮影お断りの店は多い)

俺も自分で料理はするし、外食も好きだが自炊もする。だけど、ほぼこのブログにはアップしない。SNSにもあげない。っていうかそもそも写真を滅多に撮らないから。ラーメン屋で出てきたラーメンを一瞬で撮ったりはするよ。そして記録として調理中や食材・調味料を撮ることもあるよ。

でも、「美味しそうでしょ」とか「こんなの作ってみました」って誰かに見せるためではなく、自分で食うために作ったのだがからな。熱いうちに、出来立てを食いたいのだ。写真なぞ撮ってる暇もないし、どうせ美味しそうに撮ることもできないし。別にそれをやってる人を否定する気もない。人それぞれだ。

素人が自宅で卸し問屋が泣くような食材を準備し、プロの料理人顔負けの料理をし、プロの写真家顔負けの画像が撮れ、映像作家が裸足で逃げ出すような調理過程の映像がYouTubeにアップでき、そしてミシュラン審査員のような舌を持ち、あまから手帖でエッセイかけれるほどのグルメコメントができる。そんな人はいるわけない。それこそプロを舐めるなである。(自己満足や承認欲求は否定しないよ)

 

 

そして渡部は言う。『大事なのはそれ(料理の感想)をいかに的確に表現豊かに視聴者に伝えられるかだ』と。ちょっとムキになってたが正論である。まいう〜って言ってるあの人も、まるで玉手箱やぁ〜って言ってる人も、美味しさを伝えるためにあのスタイルを作ったのだ。たいての食べ歩き番組でタレントが上を向いて「う〜」とか「おいしい〜」しか言えないのとは違うのだよ。

 

それでも辰巳奈都子はまだ渡部に文句を言う。ちょっと支離滅裂で「もういいよ」ってな感じだったがボキャブラリーがないのと、経験値が足りないからどうしていいかわからないからキーキー言うしかなかったんだろう。そこがこの業界で生き残れるか残れないかの違いだな。

ひな壇には芸人とかモデル上がりのタレントもどきが、入れ替わり立ち替わり出てきて消えていくもの残るものに分かれる。少ない枠を勝ち取るために、それぞれバカに徹したり、毒舌になったり、お色気振りまいたりしてるのだよ。

佐藤仁美の代わりに登場した藤田ニコルなんかも、数少ない勝ち残り組なのよ。そのニコルでさえ、みちょぱ、ゆきぽよの登場により脅かされてる。ファーストサマーウイカのようにキャラ立てに成功して重用されてる人もいる。ゆきぽよなんてリモート出演の際は「メイクやヘア自分でやるから」って使われやすくされるように工夫もしてたらしいぞ。

料理研究家とか料理評論家、グルメライターの枠は少ないぞ。渡部だってグルメキャラを特化して(他を犠牲にして)生き残ってるのだよ。

野々村由紀子さんが「さっきの画像にあったようななんとかのゼリー寄せみたいに、キャラが固まってからまたおいで」って見事なコメントでこの人のコーナーを締めた。

 

さて、だいぶ長くなってしまったが、俺が「行き過ぎじゃ?」って思ったのはその終了ちょっと前。

しつこく「渡部はグルメタレントにふさわしくない」と言い続ける辰巳奈都子さんに渡部は『自分で稼いだ金で俺は食べに行って、勉強したんだ。人にとやかく言われる筋合いはない』みたいなことを言った。渡部はグルメキャラを確立すべく、自分の金で食べ歩いて生き残ってるのだ。とやかく言われる筋合いはない。

続けて渡部は『あなたのその高級料理店や高級食材のお金はどこから?』『さっき、支援者がとか、パトロンがって言ってたけど、その人たちから出してもらってるんでしょ』と。辰巳奈都子がもっとキャラが出来上がっていたなら叶姉妹のように「私の美貌や味覚に惜しみなくお金を出す殿方がいるのよ」「こちらから頼まなくてもね」とか言えたのだろうが、残念ながら無理っぽかった。

スタジオで顔を見ながらならまだ空気も読めたのかもしれないが、電話でのリモート出演だ。ネタ切れ状態でしどろもどろになってるところに渡部は追い打ちをかけるように『せめて自分のお金で食べてから言って』と。よせばいいのに辰巳奈都子は「支援者が・・・」って続けようとしたから渡部は半ギレでこう言い放った。

『わけのわからんどこぞのおっさんに(貢いで貰った金で)・・・』

渡部がなぜこんなにムキになったのかわからない。後藤が慌てて「パパ活じゃないよね」と笑いに変えようとしたが時すでに遅し。変な空気が流れてるところに、先ほどの野々村由紀子さんの「なんとかのゼリー寄せみたいに、キャラが固まってからまたおいで」ってコメントで終わった。

 

さて、話をまたもや冒頭に戻すが、渡部建が活動自粛することをメディア各社に伝えた。

その原因が「女性問題」とか「視聴者が不快に思う」とか「番組に迷惑をかけたくない」とかで、はっきりとされてないから、てっきりこの番組でのこの発言のせいかと思った。この番組を見ていた辰巳奈都子さんのスポンサーが「一介の芸人にわけわからんおっさん呼ばわりされる筋合いはない」とクレーム入れたのかと思った。

月200万もの食費をサポートできる人だから、かなりの地位やコネクションがある人だろう。で、番組スポンサーや番組制作会社、下手すりゃ事務所(人力舎/佐々木希はトップコート)まで絡んで問題になったとか?って思ってしまった。

だって発表当初、自粛は週刊新潮や文春やフライデーとかの掲載じゃないみたいだったんだもの。

どうも不倫してたとか、違う女といかがわしいことしてたとか、らしき疑惑があるとかそんなところだろうけどさ。

 

ほっとけば?どうせ一般人には他人事やん。夫婦や家族、親族の問題だ。

石橋凌が金髪美人と浮気したとか騒がれた時、家に押し寄せるレポーターや記者に向かって原田美枝子は「これは夫婦の問題です。外野は黙ってて!」とピシャリと言い放った。それでいいと思うのだよ。

好奇の目、相手は誰だと探したり、佐々木希がかわいそうだと哀れんでみたり、児島が大変だと同情してみたり、番組制作は大あわてでテンワヤンワだとか、スポンサーとか賠償の問題がとか、それこそ頼んでもいないのに大騒ぎ。いつものパターンだ。

 

そりゃさ、家に佐々木希がいるのになぜ浮気する?って思うよ。何が不満だ?って。

それは杏が家で待ってるのに東出よ、なぜだ?とか、仲間由紀恵が家にいるのになぜなのだ田中哲司とかいうのと一緒かもしれない。

そんな素敵な奥さんを娶ることができる男なんだから、魅力がある男=他の女にも好かれるってことなんだろうか。羨ましい限りである。普通はその片方だけ手に入れただけで天にも上る満足度120%得るのだがね。

 

渡部は先週(あれ?今週か)の「人生最高レストラン」にも出演してて、その際、佐々木希とのことなんかも喋ってた。あれはこの伏線、前フリだったのだろうか。

「今くら」の前の週でも、佐々木希のインスタ用のカメラマンをさせられるんだけど、アップされた画像は自撮りのだったりするなんて円満アピールトークしてたんだが・・・。

そういや「人生最高レストラン」も「今夜くらべてみました」も自粛したチュートリアル徳井がMCしてた番組だ・・・。関係ないか。

 

6月11日発売の週刊文春に詳しく書かれてるらしいから、興味ある人はそちらを読んでね。

 

あ、ダウンタウンの浜田雅功も自粛するそうね。こちらは浜田の親しいスタッフから新型コロナの陽性反応が出たから念のためだそうだ。

松本は「ハッキリするまでは番組は俺一人でやりますかねぇ」と言ってるから、二人一緒の番組ではないのだろう。ってことは毎日放送の「ごぶごぶ」か?

しばらく今まで放送したのを総集編として繋いでて、先週からようやくスタジオで(ロケはまだ行けないから)、これでもかってくらいのソーシャルディスタンス取っての収録だったんだけどなぁ。

 

 

はっきり言って、これだけ新型コロナウイルスの影響で自粛・自粛・また自粛ってやってきたんだ。ようやくドラマやバラエティも撮影ができるようになって、芸人やタレントも一安心ってところでまた活動自粛って言われてもなぁ。

う−ん、なんか複雑だなぁ。

 

追記:今ネットニュース見たら、MBSのごぶごぶじゃなくてTBSの「プレバト!!」のスタッフだったみたい。で、浜田は陰性で、早速松本が「浜田さん仕事再開できそうです。チッ。」とツイートした。



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