GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

グレタさんのスピーチに嫌悪感を感じるのはなぜ

2019-09-28 21:11:53 | Talk is Cheap

9月23日、国連気候行動サミットで演説したグレタさん。

このスピーチの映像及び音声を見たのだが、すごく違和感を感じる。

こういった大舞台で未成年の少女が地球の未来のことにスピーチする。学生だったり一般人だったり、毎回人は変わるのだがそれなりに「うーん、もっともだ」と思わさせられる。そして同時に「若いのによく考えてるなぁ」と普段環境のことなど何も考えていない自分を恥じたりする。

しかし、このグレタ・トゥーンベリさんのスピーチはちょっと違った。言ってることは正論だ。その内容が正しいのか科学的根拠はどうかはさておき、なんか喧嘩腰なの。感情もろ出しで「あなたたちは」と世の指導者や大企業の経営者を批判する。それが気になってしまってスピーチの内容が全然入らない。感動しない。なんか否定したくなってしまう。

 

どこかで同じようなものを見たなぁって思い出してみた。そうだ、東日本大震災後タケノコのように現れた国会前で原発反対デモしてたやつのスピーチ。いつまでも沖縄の辺野古基地移転で反対してるプロ市民のスピーチ。自国の首相を呼び捨てで騒ぎ立ててるあいつら。奴らの表情によく似てる。

 

なんでそんなに怒りをあらわにして感情むき出しでスピーチしたのかはわからない。会場に突然現れたトランプ大統領を見つめる目は明らかに憎悪が浮かんでた。

こういうことを書くと「彼女はアスペルガー症候群だから」とか言われるけど、だから何?差別や偏見も持たない代わりに特別市も擁護もしないよ。勘違いしないでおくれ。ジジイは嫌いだがヨボヨボの足元おぼつかない爺さんが電車に乗ってきたら席は譲るよ。ガキも嫌いだが子供を抱えてベビーカーをたたんで持ちながら階段上がってる人を見かけたら、ベビーカー持ってあげたりするよ。だからと言って、電車の中で騒ぐガキや、スーパーでごねてるジジイには「ウルサイ」って怒鳴る。色眼鏡では見ないが贔屓もしない。それが公平ってやつだろ。違うか。

 

基本的に環境問題とか騒いだりでもしたりする人た日は苦手だ。もちろんみんな一人一人が考えなきゃ、次世代にバトンを繋げなくてはってのもわかる。だけど、なんか攻撃的なのよ。たまたまかもしれないが、俺に関わってきた環境何ちゃらって人は攻撃的なのよ。ねなんで俺が責められなきゃいけないんだ?って思うのよ。みんなやってるやんって言い訳したいんじゃないよ、凝り固まって正論ぶつけるけど、視点変えたらお前らがやってることって何?究極論は人間がいる限り、発展や便利を求める限り避けられないことばかりだもの。原始的な生活しろと?自然と勘違いした不自然な生活をしろと?

 

グレタさんのスピーチはいきなりキツイ口調で始まった。普通は会場の皆さんに挨拶(感謝)などを述べてから自分の意見を述べるのだが、そんなセオリーはすっ飛ばしいきなり攻撃的。結婚式の祝辞や表彰式(今回別にグレタさんは表彰されたとかじゃないけど)では、そうじゃないかな。誰かに対してメッセージを送るにしても(結婚式なら新郎新婦及び親族、表彰式なら支えてくれたスタッフ)感謝は忘れない。まずはそれからだ。

 

さらにグレタさんのスピーチは「私たちは」ではなく「あなた方は」ばっかりだ。言ってる内容はもっともだし、そして会場はその趣旨の集まりできた人ばっかりなんだけど、各国から代表して集まってる人たちは、またはカメラを通してスピーチを聞いた人たちは、自分たちが責められてる気になったのではないかな。少なくとも俺はそうだ。言い方ではなく、俺の捉え方が問題だと言われたらそれまでだが、少なくともこういったスピーチでは俺は全く感動しないし共感はしない。

 

「アナタたちの空虚な言葉で私の夢や子供時代は奪われてしまった」

「あなたたちには失望した。若者たちはアナタたちの裏切りに気付き始めてる」

 

 

日本でもこの手の嫌悪感を抱くスピーチをする人がいる。辻元議員や小西議員などがそうだ。最近のNHKをどうちゃらっていう政党の立花議員もそうだ。早口で自分の意見ばっかり押し通す。自分の意見が正しいのだからそれに従うべきだ、違うか、反論あるなら言ってみろよ、どうだって矢継ぎ早に攻撃的にしゃべる。蓮舫議員や山本太郎元議員も内容は攻撃的だったが、この二人はちゃんと筋道を立てて(まぁ理解には苦しむ理屈の時もあったが)ゆっくりとインタビュー受けていた。決して憎悪や怒りだけではない。あくまでも国民市民の代弁者として語ってるってスタンスだ。

 

ダウンタウンの松本さんや明石家さんまさん、ビートたけしさんなんかが時事ネタできつい事言ったりするが、あくまでも最後はお笑いにしたり茶化したりする。一部では炎上したりするが(息を吐くように炎上させたがるマニアはどうしてもいる)大多数は「なるほどね、そういう考えもあるか」って納得したりする。彼らは自分の意見を押し付け「どうだ、これが正しいだろ、考えを改めよ」ってなことはまずしない。ホリエモンや坂上忍さんは、時に暴走してこれをやってしまうので嫌われるのではないかな。持論が正しいと言い張られても、物事はいろんな角度から見ないとねぇ。

 

お隣の国の議長、「天皇陛下が謝罪せよ」と暴言吐いた。日本が訂正及び移管を伝えたら「盗人猛々しい」とわめきたてた。あの彼が日本で嫌われるのはあの表情と語調のせいだろう。まぁ韓国語ってなんか早口で攻撃的に聞こえるけどね。北朝鮮の名物アナウンサーが日本批判をする時も、大したこと言ってないんだけど、やたらと反感を買うのはそのせいだ。

 

ノーベル平和賞を受賞したマララさんという女性がいる。以前彼女が授賞式でスピーチしたのを見たが、とても感動した。ゆっくり語りかけるように全世界の人に向けて、愛と平和の大事さをスピーチした。国家間の紛争、差別、政治問題をコンコンとゆっくりと間を取りながらスピーチした。ジョン・レノンの「イマジン」を聞いてるかのよう。確か受賞当時のマララさんは17歳だったはずだから、今のグレタさんとそう変わりはない。この違いはなんだろう。

 

地球温暖化、パリ協定、京都議定書、国家間の紛争、宗教による諍い、人種差別、移民や難民、貧富の差・・・。

地球上にはいろんな問題がある。国家レベルで取り組まなきゃいけないものから個人活動から発展するものもある。富裕国は途上国に支援をする。富裕層は貧民層にボランティアをする。捉え方によってはそれを搾取といい、望まない発展、環境破壊という。アマゾンや東南アジアで焼き畑農業のために森林を焼くと自然は破壊されCo2問題になる。石炭を使う火力発電は Co2を出すが原発は出さない。しかし一度惨事が起こると壊滅的被害が生じる。

 

何事もバランスで成り立ってる。環境のためにとヨットで会場にやっていたグレタさん。修理のためにスタッフは飛行機使って3回地元に帰ったらしい。本末転倒だがそこはどうでもいいのだね。何が正しくて何からやらなきゃいけないのか。どうあるべきなのか、どうなれば幸せなのか。

怒りにまみれたスピーチではそれは全くわからなかった。

 


結婚できない男とできる男

2019-09-28 04:06:41 | MUSIC/TV/MOVIE

世間では今、結婚ブームである。本当にそうなのかは知らないが、俺はそう思う。

先日(21日)に窪田正孝さんと水川あさみさんが電撃結婚したかと思えば、24日に貫地谷しほりさんが一般人と結婚したと発表された。そして本日TOKIO城島茂リーダーが結婚すると発表された。

年末や年度末とかに結婚ってのが芸能人の結婚発表のセオリーみたいなところがあったが、最近ではいきなりって感じのが多い。写真週刊誌にすっぱ抜かれるのが嫌だからか?週刊誌やワイドショーで面白おかしく騒ぎ立てられるくらいなら、先にこっちから発表しちゃえって感じかな。ブログやホームページ、ファンに対してってのが今の主流。マスコミ各位、芸能レポーターやワイドショーなんかの芸能通って人らは完全に置いてきぼりを食らってる。出番がないというかお呼びじゃないというか、相手にされてないというか。まぁ、reporterなんて寄生虫みたいなもので、人の惚れた腫れた話、特に別居とか不倫とか不祥事とかの場合、何の正義感か知らないが、さぞ物知り顔でわめくから嫌われてるのかもしれない。

 

だからというわけじゃないが、どうも最近芸能人の結婚の扱いがひと頃と違う気がする。

一応体裁的には祝福してる記事の内容なんだけど、なんかおざなりな内容。ホームページやブログの受け売りそのまま。さらには巷のSNSなんかを拾い集めてるだけ。以前の梨元さんみたいにもっと普段から芸能人や芸能事務所などと親密になっていれば違うのだろうが、何でもかんでも手軽に済ます風潮で、普段から何かと手抜きしてるからだろうな。

南海キャンディーズの山ちゃんと蒼井優さんの結婚は大体的に報じられたが、あれだって本当は「格差婚」「美女と野獣」って扱いにしたかったのではないかね。残念ながら山ちゃんは世間(SNS上も)では「キモい」ではなく「キモい人を演じてる知識人」って認識だからね。いじられてもギャグで返すセンスあるしね。売れている(テレビに出続けている)コメディアンを甘く見ちゃいけないよ。「ちくしょー」とは思っても「似合わない」「不釣合い)なんていう声はほとんどなかったのではないかな。

 

そして一時期違和感感じてた結婚のニュースの時に必ずついてきてた「妊娠してる」「妊娠してない」が最近は付いていない。婚前にHをしてたかどうかをわざわざ書く必要はないと思う。これってわざわざ聞くのかね?「婚前交渉してました?」って。それこそ下衆いな。別にしてようがしてまいが未成年じゃないんだからさ、いいjない。結婚後女優の方が休業するとか心配してるの?実は妊娠しててお腹が目立ってきたから籍をようやく入れてくれた(または事務所が納得してくれた)とかなら別だがね。中には「結婚はするけど子供は別に・・・」ってカップルも「欲しいけどこればっかりは天からの授かりものだし」ってカップルもいるだろう。ほっといてあげてよ。

人権団体とかSNSの正義の使者の意見のせいか知らないが、最近はこの妊娠がどうたらってのはとりあえず発表ニュースの際にはつかなくなったのでちょっと不思議。速水もこみちさんと平山あやさんの結婚報道の際にはまだついてたきがするが、8月の小泉進次郎環境相と滝川クリステルの結婚報道を機に減った気がする。

 

それに伴ったせいか、最近は芸能人夫妻(またはどちらかが芸能人)のおめでたニュースも出産しましたニュースも取り扱いは小さい。まぁ毎回「小さな命を授かりました」とか定例文のようにパターン化してるからいいんだけどね。小池徹平さんと永夏子さんの間に第一子が誕生したんだけど、小さい扱いだった。竹内結子さんの妊娠発表もね。

 

小さい扱いといえば、進次郎氏とクリステルさんのせいかもしれないが、同時期に結婚した元宝塚女優の遼河はるひさんの扱いも小さかったね。相手がサッカー選手(GK・鈴木彩貴)だからってわけじゃないだろうけどね。ベッキーさんのお相手も元プロ野球選手(現巨人コーチ・片山治大)だったが、芸能人相手じゃないと扱いづらいのかな?不倫騒動の際はあんだけ大騒ぎしたのにね。miwaさんもお相手は荻野選手で、さらにできちゃった婚だったがほとんどニュースになってない。

 

相手が一般人だともっと扱いが小さくなる。篠原ともえさん、加藤ミリヤさん、黒川芽以さんなんかはほんま片隅って感じ。元AKB48の篠田麻里子さんもそうだな。高橋みなみの時もそうだった気がする。前田敦子さんは俳優の勝地涼さんと結婚したからかもっと大きく扱われた気がする。miwaと同じく売れっ子歌手(だった)西野カナさんも扱い小さかったね。まぁそれぞれファンにとっては重大ニュースなんだろうけどね。一般人相手だとなぜか「ふーん結婚したんだ」ってなくらいなものになってしまうのは、お相手のことがよくわからないからかね。

 

上戸彩さんとEXILEのHIROさんが結婚できた時は「今まで大変だったんだね、おめでとう」と祝福気分だったのだが、武井咲さんが同じくEXILEのTAKAHIROさんと結婚した際は「なんだかなぁ、事務所がせっかく力入れてここまでにしたのに」と思ってしまった。どちらも面識ないし俺の生活には全く関係ないのだけどね。どちらかが一般人の結婚は全くの他人事だが、芸能人同士だとなんか身内感覚になってしまうのだよね。

 

向井理さんと国仲涼子さん。

藤原紀香さんと片岡愛之助さん。

東出昌大さんと杏さん。

榮倉奈々さんと賀来賢人さん。

山本耕史さんと堀北真希さん。

北川景子さんとDAIGOさん。

渡部建と佐々木希さん。

いいなぁ、家に帰ったら北川景子や佐々木希が待ってるなんて。寄り道せずにまっすぐ家に帰りそうだ。やはり芸能人同士の方がいいような気がする。お互い業界のことがわかってる方がトラブル少なそうだし、ファンもあきらめつくしね。一般人相手だと「なぜその人を選んだの?業界よりどりみどりだろう?」なんて下衆の勘ぐりが入るからかな。(長年のファン仲間由紀恵が田中哲司と結婚した時は違う意味でそう思ったが・・・)まぁ、それでも「すれ違いが多くなって・・・」とか別れてしまう芸能人カップルもいるんだけどね。でもやっぱり美男美女の芸能人夫婦は羨ましいとか以前になんかしっくりくる。

 

木村佳乃さんと結婚した東山紀之さん、宮崎あおいさんと結婚した岡田准一さん、工藤静香さんと結婚した木村拓哉さん、黒木メイサさんと結婚した赤西仁さんもいたなぁ。ジャニーズはやはりファンに有無を言わせないような美女や才女と結婚してほしいな。城島茂さんが結婚するお相手はタレントらしいが、よく知らない。可愛い人か綺麗な人かそれとも個性的な人か、どんな人だろう。これからどんどん報道されるから嫌でも知るだろう。

 

少子化とか核家族とか言われて久しい。離婚率が上がった、シングルマザーが増えた、結婚しない人が増えてる、お一人様が気楽、かたや婚活とか妊活とかも取り上げられる。そんな風潮はドラマにも影響してる。

7月クールのドラマは、かなりそんな家族とかのあり方を描いてる作品が多かった気がする。

【監察医 朝顔】は毎回家族の絆が描かれてた。【偽装不倫】は夫婦・結婚・生活・恋が描かれた。【あなたの番です】も主人公夫婦を中心に各家庭の絡み合いが描かれ、【ボイス】でも最愛の奥様を殺された男と父を殺された女が主人公で犯人も家庭環境に問題があった。【ルパンの娘】も泥棒と警察の恋人とその家族を中心に話が展開し、【ノーサイドゲーム】も家族(チームも家族だ)を描いてた。【リーガル・ハート】も家庭シーンを丁寧に描いていた。バブル時期の男と女のすったもんだ話ばっかりだった頃とはえらい違いだな。

 

次回の10月クールではいよいよ阿部寛さん主演の【まだ結婚できない男】が始まる。

前回の【結婚できない男】から13年。主演は同じく阿部寛さん。好きなものを好きなように。料理に凝り、音楽を大音量で聞き、いろんなものにこだわり、独身貴族を満喫してた男が帰ってくる。今流行の「お一人様」を13年前に描いてたのだが、これを見てると「一人は気楽でいいよな」と思える。

前作で未婚男性のアイロニーをこれでも買って描いていたが、ラストでうまくいきそうになった(このまま結婚か?のノリ)夏川結衣さんは今回は出でないみたいだ。二人がどうなったのか気になるが、今回は吉田羊さんと稲森いずみさんが登場、どう絡んでくるんだろう。あっ塚本高史さんは続投ね。(高知東生さんは当然出ないだろう)

 

まだ結婚できない男と、結婚できる男。この差はなんだろう。

このドラマを見て考えようっと。