GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

米焼酎 しろ 球磨焼酎

2015-11-28 03:48:53 | Talk is Cheap
米焼酎の作り方は途中まで日本酒と一緒だ。
米で作った麹に米でで作った醪(もろみ)を加える事で焼酎になる。
日本酒とは、麹づくりや主母作りまでは一緒で、蒸留するかそのまま樽で寝かせるかの違いでしかない。
厳密に言えば麹を何を使うかとかの差もあるんだけど、専門家じゃないのであっさりスルーしてくれ。

米焼酎は芋や麦の焼酎より、飲みやすいのが多い。
逆に芋焼酎や麦焼酎の独特な匂いや味わいを好まれる方には、あっさりしすぎだって評価される。

だから逆に飲みやすいのが米焼酎。
殆どの米焼酎は製造過程の段階で吟醸香がつくが、この白岳酒造の「しろ」は吟醸香が少ない。
だからよけいにあっさりして飲みやすい焼酎だ。

勿論原材料は米(国産米)、麹も米麹(国産米)。

九州は鹿児島が芋、宮崎は米や麦や芋、大分や長崎は麦。熊本は米。
熊本の特に球磨(くま)の当りで作られる焼酎は、球磨焼酎として、WTO(世界貿易機構)の地理的表示及び原産地呼称が認定されてる。
これはボルドーワインやシャンパーニュ地方のシャンパン、スコットランドのスコッチとかと同じ。
特定の地域で作られた産地の名称は、たの地域で同じようなモノが作られても使ってはいけない。
簡単に言えば、特定の地域で独自の作り方が確立されてるものはその地域の名前をつけてね。他の地域では同じような手法で作ってるとしてもその地域の名前はつけちゃ駄目だよ。ってものだ。

焼酎では熊本球磨、沖縄の泡盛、長崎壱岐、鹿児島薩摩が認定されてる。
勿論この「しろ」も球磨焼酎としての認定を受けてる。


まぁこんな蘊蓄はさておき、手軽に飲んで美味しい米焼酎だと思ってくれ。
一般的に720mlで1100円くらいで売られてるから、手軽に飲んでくれ。




米焼酎 鳥飼

2015-11-28 03:12:23 | FOOD&DRINK
焼酎は美味しくなった。
以前の焼酎はクセがキツく飲みにくかった。
そのイメージを変えたのは美味しんぼ(単行本95巻)の影響といっても過言ではないだろう。
この美味しんぼ描かれたのと前後して、一気に焼酎ブームがやってきたもの。

そのイメージを打破したのが、富乃宝山や魔王、伊佐錦、佐藤、野うさぎの走り、百年の孤独、中々、。
一時期はプレミアがついて、とても正気の沙汰とは思えない値段になってた。

焼酎は日本酒と同じく基本的に麹を作って、そこにいろいろな材料の醪(もろみ)を加え発酵させる。
そしてそれを蒸留して出来上がる。
麹を何を使うか、原料をどう加工して醪にするのか。
各酒造で工夫や研鑽がされ、麦でも芋でも米でも美味しいのが多数ある。

米焼酎は熊本が本場だ。芋や麦より呑み易いと思う。
その熊本の鳥飼酒造の鳥飼。
これは焼酎を先入観で嫌いになってる人を驚かせるくらい呑みやすい焼酎だ。
ロック、水割り、ストレートで美味しい。
焼酎の香りは暖めるとかなり広がる(逆に冷やだと抑えられる)ので、米焼酎は吟醸香があるからお湯割りよりはロック等の方がおすすめ。

400年の歴史がある鳥飼酒造。
原材料の米(国産)50%以上削った米で作った米麹(国産米)
蒸留酒のための吟醸麹づくり技術と、自家培養の酵母によって生まれた米焼酎・鳥飼。
すっきりした味わいは是非「焼酎はちょっと苦手」とか「日本酒の純米酒が好き」って方に飲んでほしい。

お値段も手頃だよ。