ミグリハ

今日は深夜のメガリハなもんで夕方から少し仮眠をとってたワケなのだが、夜も８時を過ぎた頃ミグ歌手のカンちゃんから携帯電話に呼び出しがあった。眠いのでシカト。
１０分後また呼び出し、シカト。
さらに５分後今度はミグスタッフのアンダーグラウンド下地からコール、あまりに執拗な飲みの誘いにこれはもう電話に出てキッパリ断らないとだめだと思いました。
「はい、カガワです」「あ、ひようさん、今お家ですか？」
「そうだよ」「みんな待ってますよ」
「いやぁ、今日はいいよ」「今日はいいよって、、ええ！？」
「ええって言われても今日は用があるんだよね」
「ええ？！ リハの日ですよ、みんな集まってますよ」
「ええ、うそん？　って、ええ！まぢで？」
「まぢっすよ、ええ？！」
「ええ！！！」
いくら「ええ、ええ」言っても一刻も早く布団から出て現場に向かわなければ事態は変わらないワケで、
「すぐ行く」
非番の日に凶悪事件発生の連絡を受けたキャリアとは無縁のタタキ上げ刑事のようだと思いながらタクシーを拾い、連絡を受けて１０分後には現場に到着していた俺は優秀な刑事だと思った。
「ガイシャは」
渾身のボケも俺の頭の中だけで展開しているシチュエーションなので誰も拾ってくれなかった。
「いいから早く用意しろよ」
「すいません」