ゴアさんぶらり

大分県に住んでおもった。

はじめての磯釣り

2005年11月23日 15時39分00秒 | 釣り
先々週の話で申し訳ないんだけど
お義父さんに誘われまして、
生まれてはじめての磯釣りをしてきました!!

今回狙うのは真鯛です。
朝早く行くのかなと思いきや
真鯛が釣れる時間帯が夜なので
夕方ちょい前くらいに船に乗ればいいそうです。

あたくし、磯釣りって言われても
何の事かサッパリわかってません。
おもっきり未知の領域なので
不安とか一周しちゃって楽しみになってます。
わかんねぇけど楽しい状態。

お義父さんの話しだと
スパイク付きの長靴は絶対必須なのだとか。
でも、昨日の今日じゃ用意できなかったんで
お義父さんに借りました。ちょっと照れくさい。

磯釣りのポイントはゴツゴツしてて足場が悪く
この靴がないと危ないんだとか。
つーか、この靴を履いてないと船頭が船に乗せてくれないそうです。
知ってて乗せて客が怪我したなんて話になったら商売に響くそうな。

出航場所はイカ釣りの時と同じ佐伯からで
途中にある釣具屋で撒き餌に使うオキアミを購入。

つーか、オキアミが冷凍されててでかい塊になってる・・・
大きさはブロック塀のブロックよりチョット大きいくらい。
一個で何万匹いるんだよって感じ。結構重いし。

これをカキアゲにしたらモノスゲェだろうなぁとか
やっぱお好み焼きかなとか
でもマズイからエサになってるのかなとか
モンモンしちゃいました。

よく見るとそんなエビの塊にもグレードがありまして
同じ大きさの塊でも倍以上値段が違ったりしてました
撒き餌用と針に付ける大きめでシッカリしたのとあるらしく
ボイルと生でも違うみたいです。
パッと見はピンクの塊なんですけどねぇ
アップで見るとPCの壁紙に使えそう。フブキさんは怒るだろうなぁ。

そんなこんなで種類イロイロ5個購入!
お、おもてぇ・・・・。
一回の釣りで結構使うんだねぃ。

今回の磯釣り、真鯛狙いのピークは夜
なんと泊りがけで釣るのでテントも用意
食料も買い込んで、万全の体制で夜通し真鯛と格闘です!

な、なんかモノスゴイ世界だ・・・
磯釣りってダイナミックで激しいんだねぇ・・・
その長丁場、激闘の末にお義父さんはあの真鯛を釣ったんだねぇ
フブキさんの日記参照)

船着場に着くと早速長靴に履き替えます。
お義父さんの言うとおり船頭さんたちは神経質に聞いてきます。
履き替えたらなんと「靴は事務所に置いておくから」と
靴を取られちゃいました。徹底してます。
仕事キッチリじゃないとね。逆に安心です。

さて、道具モロモロを積み込み、いよいよ出航ですiso00022
前回のイカ釣りの時よりも
なんか軽そうで小さい船なんですよ・・・
ポイントに着くまでの時間も聞いてなくて
イカ釣りの時みたいに1~2時間かかったらしんどいなぁ
それに天気が悪くなるっぽい事も聞いてたんで
シケたら前回の比じゃないぞとか、そんな事考えてると
だんだん不安になってきました・・・

と、思ったらポイントに到着。
あれ、近けぇ。
まだ内海って言うくらいのポイント。
30分も船に乗ってないよ。

面食らってる間もなく荷物を持って上陸。
上陸ったって陸じゃない、岩だ。
岩って言う他になにもないよ。
磯釣りってこんなとこでやるのか・・・。

雰囲気的には東映のオープニングみたいな感じでiso00021
まあ、そんなに波は高くなかったけど彷彿させる色で
海の上にチョコっと突き出た岩です。
(画像に指が写ってるけど気にしないでね。)

釣りだからいいけど、ほんと只の岩なので
置き去りにされたら20分位で
する事なくなって膝を抱えて泣きます。そんな感じ。

ポカーンとしてると船は行ってしまいました。
聞くと瀬渡しって仕事は他にも客を運ぶので
一緒に釣りするわけでもなくて一日に何人か受け持って渡るらしいです。
あちこちにポイントがあってその間を行きかうから
小さくて軽い船なんだろうねぇ。

ポイントに着いたんだけどまだ釣ってる人が居る
聞くと別の魚狙いで朝~夕方までの人たちだそうだ。
時間になったら場所を開けてくれるらしい。
その辺も船頭さんが仕切ってた。

まだ時間があるのでテント張り。
岩にコンクリート釘を打ち込んで張るのだ
じゃないと張れない。
お義父さんのテントは年季が入ってるけど
お義父さん自作の部品とかもあったり。
まさに共闘したテントって感じだよ。

つーか、ほんと足場が悪い!
油断するとグキって行きそうだよ。
転ぶと擦り傷とかしゃれにならんと思う。
なんか腐った水溜りとかもあるし。
破傷風とか可能性高いよ。おっかねぇ。
やっぱスパイク付きの長靴は必須だねぇ。
マジ助かる。

テントは張り終わって仕掛けもつけて軽くまんじゅう食べたのだが
まだ夜の部まで時間がある。
天気がよくて結構あったかい。甲羅干しにキモチイイ感じだ。
ザバンザバンと波の音が聞こえてボーっとしてるとなんだかウトウトしてくる。

ここには何もないのだ。
自動販売機もトイレもない。街灯すらない。
木も草も、なーーんにもない。
周りになにも無いと心の中もポカーンとなくなってくる
お日様が射して風が吹いてて波の音がして
自分もソレの一部になってきて
つまんない事も一時消えていくのだ。
なにも囚われずにボーっとしてる。
実は初めてなのかもしれない。
スカッてするわけじゃないんだけど
なんだか爽快で気持ちいいよ。
まあ、スカッてするのは釣れた時に取って置こう~
iso00020
ふっと波打ち際に目をやると・・・
フジツボとかカメノテとかビッシリ!
牡蠣みたいなのもついてるような。
はわわわ・・・と、桃源郷じゃ!!
すんげぇ。ビッシリですよビッッシリ!

あっという間に現世に帰ってきて
食えるんじゃないかとカメノテの所へまっしぐら。
物欲食欲まみれのオラが悟りを開くのは遥か遠い話ですなw

いやーでもすげぇビッシリ。
こりゃあ引っぺがしてオカズを一品増やそうかと思ったんですが
お義父さんの話しだと、
その辺のはまだ食うところが短くてダメとの事。
よく見ると爪見たいな所ばっかしで短い。
残念・・・。

さて、やっと夜の部の時間が来まして
瀬渡しが昼チームを迎えに来ました。
ちゃんと道具の整理が終わってて後は積むだけになってまして
迅速に撤収してましたよ。マナーの良い昼チームの人たちでした。
余ったオキアミももらったよ。結構上等な奴だったっす。ありがとう。

と、なんだかお義父さんと船頭さんが話しこんでます。
なんだか妙な雰囲気。
間もなく昼チームの人たちを積んで船は離れていきました。

お義父さんに聞いてみると
この後に天気が悪くなってかなり海が荒れるらしく
瀬渡しの組合で夜から休業することに決まったそうな。
19:30に迎えに来るとの事。現在16:00。
3時間半ではまだ明るく、いわゆる「エサ盗り」が多いので
真鯛が釣れにくいとの事。
これからって時に帰る事になる模様です。

まあ、しょうがないので3時間半、
魂燃やすだけですよ!!ヘヘーイ!!

仕掛けの事は全然わからないんですが
カゴみたいなのが針金についてまして
その中にオキアミを詰めます。
で、別に針がついてまして、大きめのオキアミを引っ掛けて
海に投げ、カゴがひっくり返って撒き餌の状態になり
その中に針がついてる「ご馳走クラス」のオキアミが紛れる感じですかね。

1にも2にも竿を振って投げないと釣りが始まらないので
お義父さんに見てもらいながら仕掛けを海に!

ビューンと音を立てて竿がしなり
仕掛けが飛んで行ったよ。う、うまく行った・・・
お義父さんもナカナカじゃないかと褒めてくれたよ。

一応これでもバスフィッシングの経験はあって
竿を振ったことはあるんですよ。アハハハ
でも、その時はリールが外れて水没しかけましたが・・・
回収できたけど。

で、浮きを見ながら潮の流れに乗せて掛かるのを待つ。
そんな流れで真鯛釣りをするそうです。

まあでも、この時間はつれるのが難しいので
練習のつもりでやりなさいとお義父さん。
いくらなんでも大きいのは夜の潮になってからだそうです。
てか、もうお義父さん小さいけど真鯛釣ってるし・・・。

オラもフブキさんにボウズだけは許さんと言われたんで
なんとか小さくても釣るぞと気合入れて竿を振りました。
なかなか良い感じでコツがつかめて来てちゃんと投げれているよ。
イケルかもしれない!!


2時間くらいたって辺りが暗くなってきました。
遠くに船釣りの漁火が見えます。
お義父さんが今のうちにヘッドランプを用意するとの事。
街灯なんかないので絶対必要です。

なんかヘッドライトって探検家になった気分でワクワクしてきますなぁw
水スペ世代なので心が騒ぎます。
まあ水どう世代でもあるんで2倍騒ぎます。
今ちょうどジャングル編やってるし。

暗いとウキも見えないので、発光体を浮きに取り付けます
よくお祭りで売ってるパキッと折ると光りだして
みんな腕につけたりするアレです。

さー準備万端!
いよいよ暗くなってきて夜釣り開始ですよー!
で、ウラッ!っと竿を振る。

「あ、あれ?
おかしいなぁ飛んでいかない・・・」
もう一回・・・・

「エサをつけて、
リールをこうして・・・糸をこうして・・・」

再挑戦。
ビュンッ

「あ、引っかかった・・・」
グイッグイッ  
「・・・取れた。」

な、なんか思うように釣りができない・・・

「エイッ!
あ、仕掛けが絡まった・・・・。」

そんなつもりはなかったんですがね
不慣れな岩場、真っ暗闇、とか
想像以上に平常心じゃいられなくなってきてます。

つ、釣りができない・・・
夜釣りってこんなに大変なのか!!

どんどん迎えの時間が迫ります。
まだ一匹も釣れてない。手ごたえもない。

ヤバイィィ

その後も絡んだり引っかかったり外れたりで
ダメ、全然ダメ。

そろそろ最後って時は
竿の先が絡んでリールに糸を巻き込んじゃって岩に針を引っ掛けてって
もう・・・ボロボロ・・・

タイムアップ。お迎えが来ました。

明るいうちはうまく投げられたのになぁ。
心が乱れると投げれなくなるんだねぇ。
夜の海は予想以上に大きく立ちはだかったよ

悔しーい!!
魚どころか釣りさえさせてもらえないとは!!
敵は内にもあるのだね。
悔しいけど、海は簡単じゃないらしい。

さて、釣果なんですが、
もちろんボウズですよ・・・。
3時間半って短い時間だったと言っても
まあ、あの様子じゃ朝までやってもダメだったでしょうな・・・
お義父さんはそれでも小さいの4匹、中くらいの1匹と
エサ盗りも多かったのに釣ってました。

釣れた真鯛はお義父さん特製の鯛ミソに調理され
みんなで美味しくお茶漬けとかで食べたよ。

こんどは自分用の道具そろえたり
できる準備とか勉強とかバッチリして気合入れて
必ずやリベンジしに行ってやるぅぅ!!
なんとなく釣りバカの第一歩を踏み出した気がしました。


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2 コメント

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 こんにちは。 (redpill)
2005-11-24 00:40:33
 こんにちは。
 お疲れでしたー。いいなぁ。魚釣り。ドキドキするよねぇ。私は子供の時に川釣りした事あるだけだからねぇ。その時は、地球を釣ったよ。
 海釣りって、お金も、手間も、時間もかかりそう。大人の遊びだね~。岩の上にはトイレもないし、そうなると、ほんと、男の遊びだね~。次回、頑張って、釣果見せてね~。
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こんばんは~ (ゴアさん)
2005-11-24 18:36:39
こんばんは~
残念無念でしたよー楽しかったんですけどね
上回る残念度でした・・・・。
オラも地球を何回も釣ったんですけどね逃げられましたw
やっぱトイレがないのは女性には厳しいですよねぇ
なんとかできれば是非オススメの遊びなんですがねぇ。

次回はなんとしてでも釣って見せますよ!!
もうね、ダメなら地球ごと全部釣りますよ!
釣り上げますとも!!
ウオー!!!
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