明日です!
一度「アカデミー候補」とか「傑作」とか忘れちゃって~。
「12年間も撮り続けた」もなんなら忘れちゃってください~。
傑作って言われてるらしいね、を確認するような見方になっちゃうと絶対損だから。
12年撮り続けることは大変だったよ。
なんてインタビューや、レビュー押しばかりになってますが、
監督も、俳優も、スタッフも「これがやりたかった」んです。
誰かに言われて嫌々やった12年間じゃないんです。
母役パトリシアは「最後の撮影の時、終わらないでーー」と言い。
父役イーサンは「リックから話があった時に即決した」と言い。
だいたい、映画作ってる人間は「これは面白そうだ」と感じたら、
たいていのことは結果的には楽しんでやってのける人種です。
映画の世界じゃなくても誰でも仕事はそんなもんです。
確かに資金面/技術面などなど、
1本の作品にする為に毎年毎年撮影をする苦労はたくさんあったのだと思います。
だけどもちろんこの作品は、そんなことは微塵も感じさせません。
ましてや登場人物の誰かが絶望したり、とんでもない事態に巻き込まれたりもしません。
日常の出来事が時に、その人にとって絶望だったり、とんでもない事態だったりすることは描かれているけど。
監督の娘さんローレライは撮影を始めた当初、すごく役者に興味があったそうで、
「出たい」と言ったものの4~5年たった時に飽きちゃって、
「私の役、死んだことに出来ない?」と言ったらしいけど、
そんなんが子供時代です。まさにこの映画で描かれている少年時代です。
その上大人に至っては、
母であろうとし、父であろうとし、自分のよりより生活の為にをいくつもの選択をするけど、
大きな間違えであったり、子供にとってはアホらしい出来事だったりします。
そんなのは私たちの(母/父じゃなくても)毎日/毎年です。
12年間監督/編集者しかこの作品は観なかったそうです。
去年のいま頃に役者はスタッフは1本の作品になった時に初めて観たそうです。
主役のメイソンを演じたエラーは初めて観た時に
「不思議な気持ちだった。まさか自分の12年が映画になってることに。そして母親父親のことを思った」と。
たくさんのインタビューでいろいろ言ってるけど、簡潔にまとめたらコレかな。
この映画の核心のような気がする。
どこかで暮らしている誰かを大きな事件は起らず、淡々と描いていく。
それは多くの映画です。
この映画も同じです。
ただ、撮影方法がなかなかユニークなんだよね。
ただしアメリカのテキサスの田舎町の話だからさ、
共感出来ないことも、はえ?なにそれ?ってこともいっぱい出てくるかも。
途中ぐだぐだしても、飽きちゃっても、いまいちかも?と思っても、
もし見終わった時に「すごくいい」とか「観て良かったー!」映画になってたら、この作品は大成功。
じわじわ来るかもしれないけど。きてほしいけど。
私も試写でドキドキしながら妙なテンションで一度見たきりなんで、
明日はこころ落ち着けてゆったりこの映画に流れる時間を感じたいと思ってます。
じつは、試写を見た日の朝、
「ロビン・ウイリアムズが亡くなった」とニュースが流れました。
"いまを生きる"は本人も何度も言ってるけど、イーサンにとっては大切な作品です。
6才のボクが、大人になるまで を見ながら、見終わった後に、
"いまを生きる"との繋がりを強く感じてました。
その話は公開後にまた。
野球シーンの一連。大好き。
イーサンのバカバカしいほどの父っぷりに大笑い。
そうこの映画はバカバカしいこともくっだらないこともたくさん描かれてます。
でもそれすらも大切なことに描かれる作品でもあります。
どうぞ2時間45分の時間を、誰かのあなたの時間と物語を劇場で!
あ、イーサン・ホーク主演作は1月にも公開予定!もちろん日本で。
『Predestination 』
こっちのイーサンは予告の段階でキレッキレにかっこいいっす!
一度「アカデミー候補」とか「傑作」とか忘れちゃって~。
「12年間も撮り続けた」もなんなら忘れちゃってください~。
傑作って言われてるらしいね、を確認するような見方になっちゃうと絶対損だから。
12年撮り続けることは大変だったよ。
なんてインタビューや、レビュー押しばかりになってますが、
監督も、俳優も、スタッフも「これがやりたかった」んです。
誰かに言われて嫌々やった12年間じゃないんです。
母役パトリシアは「最後の撮影の時、終わらないでーー」と言い。
父役イーサンは「リックから話があった時に即決した」と言い。
だいたい、映画作ってる人間は「これは面白そうだ」と感じたら、
たいていのことは結果的には楽しんでやってのける人種です。
映画の世界じゃなくても誰でも仕事はそんなもんです。
確かに資金面/技術面などなど、
1本の作品にする為に毎年毎年撮影をする苦労はたくさんあったのだと思います。
だけどもちろんこの作品は、そんなことは微塵も感じさせません。
ましてや登場人物の誰かが絶望したり、とんでもない事態に巻き込まれたりもしません。
日常の出来事が時に、その人にとって絶望だったり、とんでもない事態だったりすることは描かれているけど。
監督の娘さんローレライは撮影を始めた当初、すごく役者に興味があったそうで、
「出たい」と言ったものの4~5年たった時に飽きちゃって、
「私の役、死んだことに出来ない?」と言ったらしいけど、
そんなんが子供時代です。まさにこの映画で描かれている少年時代です。
その上大人に至っては、
母であろうとし、父であろうとし、自分のよりより生活の為にをいくつもの選択をするけど、
大きな間違えであったり、子供にとってはアホらしい出来事だったりします。
そんなのは私たちの(母/父じゃなくても)毎日/毎年です。
12年間監督/編集者しかこの作品は観なかったそうです。
去年のいま頃に役者はスタッフは1本の作品になった時に初めて観たそうです。
主役のメイソンを演じたエラーは初めて観た時に
「不思議な気持ちだった。まさか自分の12年が映画になってることに。そして母親父親のことを思った」と。
たくさんのインタビューでいろいろ言ってるけど、簡潔にまとめたらコレかな。
この映画の核心のような気がする。
どこかで暮らしている誰かを大きな事件は起らず、淡々と描いていく。
それは多くの映画です。
この映画も同じです。
ただ、撮影方法がなかなかユニークなんだよね。
ただしアメリカのテキサスの田舎町の話だからさ、
共感出来ないことも、はえ?なにそれ?ってこともいっぱい出てくるかも。
途中ぐだぐだしても、飽きちゃっても、いまいちかも?と思っても、
もし見終わった時に「すごくいい」とか「観て良かったー!」映画になってたら、この作品は大成功。
じわじわ来るかもしれないけど。きてほしいけど。
私も試写でドキドキしながら妙なテンションで一度見たきりなんで、
明日はこころ落ち着けてゆったりこの映画に流れる時間を感じたいと思ってます。
じつは、試写を見た日の朝、
「ロビン・ウイリアムズが亡くなった」とニュースが流れました。
"いまを生きる"は本人も何度も言ってるけど、イーサンにとっては大切な作品です。
6才のボクが、大人になるまで を見ながら、見終わった後に、
"いまを生きる"との繋がりを強く感じてました。
その話は公開後にまた。
野球シーンの一連。大好き。
イーサンのバカバカしいほどの父っぷりに大笑い。
そうこの映画はバカバカしいこともくっだらないこともたくさん描かれてます。
でもそれすらも大切なことに描かれる作品でもあります。
どうぞ2時間45分の時間を、誰かのあなたの時間と物語を劇場で!
あ、イーサン・ホーク主演作は1月にも公開予定!もちろん日本で。
『Predestination 』
こっちのイーサンは予告の段階でキレッキレにかっこいいっす!
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