12/9追記。
アメリカなど海外では賞レースがはじまり、今年のベストムービー選びが始まりと、
この作品がトップランナーのように作品/監督賞を獲り始めました。
だけど、、本当にだけどなんだけど、
「そんなに賞獲ってんだったらどう凄いんだ?観なきゃ!」とか、
「アカデミーも?どえらい感動作?すんごいドラマが待ってんでしょ?」とかね。
本当にそういう見方をすると損だよ。この作品の核を見逃す、感じ損なうよ。
賞の数に惑わされないで、前のめりじゃなくて「ふ~ん」って感じで席に座りましょう。
それでもつまんねーなコレだったらそれはそれでよしっと。
過度な期待はぐっと押さえてファーストシーンを見つめましょ。
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少し前から公開にそなえて、イーサンの映画を公開順に見始めましたよ。
評が出てきてるけどあまり読まないほうがおすすめかも。
観賞後に観読む→思いを巡らす→ジワジワくる→もう1回行っちゃおっかな。
試写を見てる私としてのおすすめ。このほうがいいよ、きっと。
「傑作」「トマトで99%」「感動」「絶賛」「12年に及ぶ同じキャストでの撮影」
まーーーもう大げさな言葉が並んでるわけよ。
ただ、映画はまったく大げさなものじゃないのよ。
ジワジワ系かなと。
この映画を撮影してるのを私が知ったのは4年前。
「えーーー12年も仕事が決まってるってうらやましい」が一番の感想(笑)
内容/共演者/タイトルなどなどは知らず、
「イーサンとリックが12年間、毎年ショートフィルムを撮影して映画を作ってる」それだけ。
そりゃ期待大ですよ!
そして確かに素晴らしい作品になってます!賞レースも加わりますよ。絶対。
だけど、、、。
「一人の男の子の6才~12年間を、あ、家族のあれこれも一緒に撮影して映画にしました」
本当にこれだけの映画です。
ドキュメンタリーではなく、ドラマです。
「Boyhood」はい少年時代を撮影して映画にしました。
特殊メイクなんかしてませんよ、だって12年間ちょっとずつ撮ったんだもん。
そんな感じなの。
ただ!その中に時代や文化、
12年間大病をしたり、死んだりしなければ、
多くの人が過ごすような瞬間やシーンを映画してしてみました。
共感出来る部分あるんじゃない?
映画/物語じゃなくて
「あなたが過ごしてきた12年間も、たとえエピソード/年代/場所は違っても、同じ月日が流れたんですよ」
そういう映画なのよ。
少年時代/少女時代/母親時代/父親時代/が中心だけど、
おばあちゃん時代/おじいちゃん時代/友達時代/バイト先の仲間時代。。。
人それぞれが、その時代を瞬間を生きてるんだよねって。
12年前、監督も俳優もスタッフも、
これがどんな映画になるか誰も知らずに始めた。
なんでそれが出来たかと言えば、情熱だったり、面白そうじゃんだったり。
うまい方に転んでこの映画は素晴らしい作品になった。
結果的に今までに見たこともないような映画になった。
エピソードとか書かれてるのを読まないで観たほうが絶対いいよ。
そうすると、それを確認していくような見方になっちゃう気がする。
ただただぼぉーーっと映画が始まるのを待って、
ただただ観てれば、どこか1ヶ所くらいは自分の琴線に触れたり、
あーーーーーーこの感じあったな、自分にも。
そんなことを感じられると思う。
そうするうちに、あれ?れれれ?と自分の中の何かが増幅したり、郷愁だったり、
誰かへの感謝だったりがふわふわふわっと生まれてくるんじゃないかな。
12年前って私なんだっけ?
そのくらいのことぼんやり思い出しながら、映画の始まりを待ちましょう。
音楽好きの人なら何聞いてたっけ?とかさ。
何で遊んでたかなとかさ。
それがおすすめ。
日本のFacebookもカウントダウン更新始めたけど、
https://www.facebook.com/boyhoodmovie
本国版の5月頃からの更新も楽しいよ。その程度でいいと思いますぅ。
わたしはイーサンスペシャルで、
映画を順番に見てワクワクしてます。たまらんっっ!
晩秋/ミステリー・デイト/リッチ・イン・ラブ/真夜中の戦場~クリスマスを贈ります/カッティング・エッジ
VHSだよ~~~~♪
あ、わたしは1回観てるしさ、イーサンの歴史がここへ繋がっていったんだなーって次は観るの。
英語の記事やインタビューも読んだり聞いたり。
んで、またどーしようもなく観たくなってる時期なの。
また少しネタバレにならない程度に書こうっと。
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