病休日記 １４ 止まった腕時計

きのう、物凄く久しぶりに、とは言っても、ほんの（？）１週間ぶりに腕時計をつけました。

リハビリのつもりなのでしょうか、普段家に引きこもっている僕を、家内が外へ連れ出してくれます。

午後、街を散歩しながら、何時？ときかれ、１時ちょっと前、まだお昼はいいかな・・・

そうね、私もまだ大丈夫、お腹すいていない・・・

そんな会話をしながら、かれこれ１時間くらい街をさまよいました。

私、ちょっとお腹すいちゃった、今何時？

そういう家内の問いかけに、ちょっと腕をめくって時計をみます。

ええと、１時ちょっと前、さっきからあんまり時間経ってないよ・・・

そうなの、お腹すいちゃったね・・・

でも、まだ、１時前だし、ほら・・・

と、腕時計をよく見ると・・・止まっていました。

日にちを見ると、ちょうど病休が決まって、自分なりに休みだしたなと思い始めたころ、ちょうど止まっていました。

なんか、腕時計にまで気を使ってもらっています。

帰りに、電池入れ替えてもらう？との問いに

少しのまま、このままでいいよ

と、答えた僕。

ああ、僕はまだ、仕事に復帰する準備ができていないんだなという思いがよぎるとともに、

まだ、心は壊れたままなのか・・・と、そう思った休みの午後でした。