フェルメール the girl 再び

the girl

真珠の耳飾りの少女

青いターバンの少女

どの呼び方が一番いいのか、ちょっと考えたりもするのですが、それより、また、行ってきました。

国内にフェルメールがあっても、飛行機とか必要な方に比べれば、その気になれば毎日行ける場所に生活する僕はなんと贅沢なのだろう・・・

とか、思いつつ、再び、上野です。

今日の目的はたった一つ、

彼女の唇にある、白い光

前回の洗浄作業で、発見された白い光

以前の修復作業で、間違えと思われて、一度上塗りされて消えていた光

それを確認するためです。

前回、あまりに興奮し、かつ感情的になりすぎていたので、じつはよく分からなかったというか、もう、その光を確認することさえ、分からなくなっていたので、確認しにいってきました。

洗浄される以前の写真を見るかぎり、まったく、そのような物は見当たりません。

そして、最近の写真を見ると、必ず目がいくあの白。

ドキドキしながら、今回は、他のあらゆる作品には目もくれず、ちょっとかっこいいとか思いながら、ただ彼女のもとへ。

今日も、相変わらずの列です。

最初、列に並ばずに見た時は確認できません。

あれ？とか思いながら、列に並びます。

近づくにつれて、彼女を見つめるのですが、分からない・・・。

そして、ついに、目の前で彼女と視線をかわすのですが・・・分かりません。

あれ？？？

そのまま、ゆっくりと歩きます。

すると、ある一定の場所から、その光は僕の目の前に広がりました。

うゎ！！っと、声を出してしまいそうなほど、唐突に、その光は彼女の唇の横で光り輝き・・・。

ぼくは、自らの感情を抑えるのに、再び苦労することになりました。

それにしても・・・。

完璧。