約日刊おもいつ記Z

気の向くまま~んに。つれづれなるまま~んに。お気に召すまま~んに。

葉桜の季節に君を想うこと

2007-05-29 23:49:20 | book
歌野晶午著「葉桜の季節に君を想うこと」、読了。

2004年の「このミス!」第1位をはじめ
数々の賞を受賞した、この激ヤバ作品。
読みたくて読みたくて仕方がなかった。
それが、よーやく文庫本に。。。ウフフ

で、その感想ですが。

やられた!

but

どーなのよ?

物語全体に《仕掛け》が施されている。
終盤にカミングアウトされる、その仕掛けが
今までに聞いたこともないよーな、予想外の《罠》。

だけど小説という点から見れば、ちと物足りない。
もうちょい人物を深く掘り下げてほしかったな~と。。。

しかし、こんな一発芸を使ってしまったら
この人は、これからどーするつもりなのか??
果たして、「一発屋」で終わってしまうのか。
他の作品も読んでみないとイケナイっすね。








2つの死

2007-05-28 17:17:19 | zatsu
なんだか今日は「ビックリ三昧」のスゴイ月曜日。

ZARD・坂井泉水、脳挫傷で急逝! 病院の階段から転落死!

これは衝撃だった。。。

90年代の邦楽を愛してきた者として、このニュースは、ショック以外の何物でもない。

特別ファンだった訳じゃないけど
ZARDの曲を耳にすると、その頃の自分の想い出が頭を過ったりする。
「Good-bye My Loneliness」
「あの微笑みを忘れないで」
「負けないで」
「揺れる想い」
「きっと忘れない」・・・
そーゆー意味では、《 青春を彩ったアーチスト 》と言ってもいい。

これは近々、カラオケで追悼するしかない。
ココロノソコから合掌。

・・・

その衝撃も治まらぬまま、松岡農水相が自殺との報。
「どーした? ZARDの後追い自殺か??」
と一瞬だけ、変な想像をしてみたのだが。一瞬だけ、ね。

“ナントカ還元水”の政治資金問題など、数々の疑惑に晒されていた松岡氏。
亡くなったことを悪く言うつもりは全くナッシングだが、
それらの疑惑も、これでウヤムヤになってしまいそーな気が。う~ん。。。

「死をもって潔白を証明する!」
かつて、そんな感じで命を絶ったのは、同じ政治家の新井将敬。
あ、映画監督の伊丹十三も、そーだった。

自ら命を絶つことで解決することなんて
何もない。




昭和と平成

2007-05-24 22:14:13 | zatsu
写真展「昭和 - 写真の1945-1989 - 」
恵比寿の写真美術館で開催されている。

占領下の日本をテーマにした今回の第1部を皮切りに、
以後、4回に分けて〈昭和史〉を切り取る壮大な写真展。


焼け野原から復興した昭和。
先人たちが創りあげた昭和。

そして

大切なものが無くなって、
余計なものが増えていく
平成という時代。

暗闇の中か。

光の途中か。






ひたひたと

2007-05-22 21:38:46 | book
野沢尚著「ひたひたと」、読了。

インターネットのサイトを通じて集まった男女5人が、
心にしまい込んだ“闇”を打ち明けて秘密を共有しあう。

しかし物語は、男1人、女1人だけの告白で終わっている。
残りの3人は、どんな秘密を打ち明けるつもりだったのか・・・

巻末には「群生」という作品の膨大なプロットが収蔵されている。
そのプロットだけでも、読みたい欲が疼くようにそそられる訳だが。

でも、永遠に読むことはできない。
なぜなら野沢尚は、もうこの世にはいないから。

ツクヅク、残念。。。





セクシーボイスアンドロボ

2007-05-21 16:19:50 | drama
ドラマ「セクシーボイスアンドロボ」。

ロボットオタクの青年「ロボ」と七色の声を操る14歳の少女「ニコ」が
数々の事件を解決していく冒険活劇的ドラマ。

“松ケン”こと松山ケンイチと、映画「SAYURI」の大後寿々花。
この2人の魅力もさることながら、このドラマの一番の肝は木皿泉の脚本。
小林聡美の名作「すいか」や「野ブタ。をプロデュース」を書いてた人。
独特の妙を紡ぎ出す、セリフ術に長けた脚本家だ。

ロボと二コの逆転した関係性。ゲストが運んでくるドラマ性。
その2つが幹となって、ちょっぴりほろ苦い結末へと導いてくれる。
普通では成立しない話を、見事なドラマに仕上げていると思う。

しかし、いかんせん視聴率が悪い。。。
新枠のドラマということもあり、毎回1ケタの連発。
だからと言って、“途中打ち切り”にだけはしてほしくない。
内容はいいのに、モッタイナイ・・・




日テレ火22「セクシーボイスアンドロボ」
原作:黒田硫黄 脚本:木皿泉 演出:佐藤東弥他 P:河野英裕 
音楽:中塚武 主題歌:みつき「ひとつだけ」
出演:松山ケンイチ/大後寿々花/村川絵梨/塚本晋也/片桐はいり/岡田義徳/浅丘ルリ子他


明日、君がいない

2007-05-20 21:40:02 | movie
映画「明日、君がいない」を観る。

衝撃

しばらく席が立てず。。。

午後2時37分。ある1人の生徒が自殺をする。
果たして、命を絶ったのは誰だったのか・・・

6人の登場人物それぞれのエピソードとインタビューを巧みに交差させ、
深い悩みや問題を抱えた10代の心の痛みと闇を描く。
サスペンスの要素を含んだ青春群像劇。って感じでしょーか。

誰が自殺をしてもいいぐらいに悩みを抱えている。
でもその悩みを決して誰かに打ち明けることはできない。
自分も、こーだったな~って。そんな心情を重ねてみたり。

とても処女作とは思えない、恐るべき19歳の才能。
でも19歳でこんな映画を撮ったことがスゴいのではない。
構成や場面展開、音楽、すべてがウマい。

どうしようもなく、痛々しい。でも、何かを残してくれる。
「死ぬ」とは何だろう。
「生きる」とは何だろう。

ひっさびさに、ヤバい1本。



映画「明日、君がいない」(2006年アメリカ:99分)
脚本&監督:ムラーリ・K・タルリ 音楽:マーク・チャンズ
出演:テレサ・パルマー/ジョエル・マッケンジー/クレメンティーヌ・メラー/チャールズ・ベアード/サム・ハリス他



北斗健介

2007-05-18 15:36:45 | zatsu
こないだの日曜日の話。

外出先から帰宅の為、とある田園都市線に乗っていたら。
喪服姿の佐々木健介&北斗晶夫妻と遭遇。

乗客の視線を一身に集めながらも堂々としている健介。
一方、車両の端っこで、必死に顔を隠している北斗。

メディアでは完全に北斗優位の二人だが、
実は、かなりの亭主関白なのかも。

以上です、編集長!







阿呆セージカ

2007-05-16 19:21:22 | zatsu
今日のトホホニュースの時間です。


カズ、参院選出馬要請断る。


当たり前だ(笑)

何秒で断ったんだろ(笑)
引退した選手ならともかく、現役バリバリの選手にアプローチするなんて
本当にOKしてくれると思っていたのか?? アベちゃん。

でも、さすがキング。
プロレスラーとは違う。

同じ自民党からは、テレ朝の丸川珠代アナが出馬するそーだが、
選挙が近づいてくると、こーして有名人候補の名前が次々に挙がる。
あーだこーだ言いながら、結局、与党も野党も議席確保のコトだけ。

人気だけで当選できると考えているなら、
有権者のボクらはかなり舐められてる。







八日目の蝉

2007-05-16 11:43:24 | book
角田光代「八日目の蝉」、読了。

名作誕生

読売新聞に連載された角田作品初の本格サスペンス。
確かにサスペンスだけど、これは明らかに〈家族〉の物語だ。

寿命が七日間しかない「蝉」。
でも何かの拍子で八日目を生きることになってしまったら。
あるべき人生から逸脱した世界を生きることになってしまったら。
「蝉」は、そこにどんな風景を見るのだろう。。。
タイトルが投げ掛ける意味が、脳髄にズシーンと重くのしかかる。

角田光代の作品は、結構、読んでいる方だけど、
これだけ破滅的で、かつ残酷な物語を描いたことはなかったように思う。
それでも、〈家族とは何ぞや?〉という彼女の一貫したテーマで描ききり、
それが見事なラストシーンへと集約していく様は、光に満ちていて、美しい。

角田光代は進化した。




冗談じゃない!

2007-05-14 22:14:30 | drama
日21ドラマ「冗談じゃない!」。

なんでしょーか、この平和なテイストは。

脚本の伴一彦氏は、この手のタッチのドラマはお手の物。
さすがにプロットは、しっかりと丁寧に展開されている。
でも、よーく見たら伴サン。日テレの「喰いタン」と脚本掛け持ち。
1クールに2本も連ドラを書き連ねるのが、
正解なのか・・・ はたまた無謀なのか・・・
どっちに転ぶのかは、最終回まで待てと。

上野樹里は、結局、あーゆー感じの役になるのか?
たま~に「のだめ」が見え隠れしてるのは否めず。

そんな中でも、四姉妹の次女役・仲里依紗。
「時をかける少女」の声。「渋谷区円山町」の女子高生役。
ドラマではあまり目立ってはいないが、要チェックだ。チェキラだ(こずえ鈴)。

ハッスルしてる織田裕二。
芝居がどーこーより、歌を歌うのはやめてほしい。

と、言い放ってしまうボクは
カラオケに行くと「歌えなかったラブソング」を歌ってしまう。
この話も、「冗談じゃない!」。



TBS日21「冗談じゃない!」
脚本:伴一彦 演出:土井裕泰/石井康晴 P:伊輿田英徳
音楽:佐藤直紀 主題歌:織田裕二「Hug,Hug」
出演:織田裕二/上野樹里/田中圭/森迫永依/仲里依紗/菅野莉央/田口浩正/草刈正雄/飯島直子/大竹しのぶ他





理想のマザー

2007-05-11 18:49:32 | zatsu

理想の母親ベスト10、1位は黒木瞳!


ちなみにベスト5はこんな感じ、だそーです。↓

1 黒木瞳
2 松嶋菜々子
3 久本雅美
4 YOU
5 八千草薫

1位は黒木瞳ですか。そーですか。
2位は松嶋菜々子ですか。そーですか。
たしかにキレイかもしれないが、
母性は、まっっったく感じない。
自分の母親には、まずは美貌を求めるという結果なのか。
しかも、3位が久本って・・・(笑)

納得いかないのは
風吹ジュンが、ベスト10にも入ってないことだ。
なぜだ??
まぁ、まったくの個人的主観ですが。

日曜日は「母の日」。
とりあえず電話の1本でもいれよーかな。






明け方の支離滅裂

2007-05-11 04:10:13 | zatsu
現在、5月11日午前4時過ぎ。。。

明日行われる某プレゼンの最終作業をしていたら
気づけば、こんな時間になっていた。

ちょっと前までは、比較的仕事も落ち着いていて、
鼻クソ食べるぐらいヒマだったのに(嘘)
ここ数日で、ガツガツ仕事の量が増えてきた。
まあ、アリガタイ話で御座いますが。

ヒマならヒマで、自らの将来に不安を抱き
多忙なら多忙で、毎日が落ち着かなくなってしまう。

人間、欲張りなモンです。
なんのこっちゃ

そーこーしてるうちに、
「Oha!4」が始まった。

深夜までヘロヘロ働く者もいれば、
早朝からバリバリ働く者もいる。

どんなに世界が汚れよーとも。
人間は、頑張って生きるのだ。




マイナー井川

2007-05-08 23:39:44 | zatsu

ヤンキース・井川慶、マイナー降格!!


あまりにも予想通りの展開で、ちょっと悲しくなってきた。
しかし、よりによって「1A」って(笑)
二軍以下じゃねーかと。。。

そんなことより
ロジャー・クレメンスのヤンキース復帰だ。
毎年「引退」して、毎年「復帰」する感じ?
2003年のヤンキースでのラスト登板。
あの感動を返して欲しい。

「引き際」って、ナニかね?

このクレメンスの復帰で、井川の立場が
すっかりなくなってしまったわけですが。

水戸商出身・井川慶。
同郷として陰ながら応援しております。





ラブソングができるまで

2007-05-07 21:55:24 | movie
映画「ラブソングができるまで」を観る。

このGW中。観たい映画が山ほどあったのに。
時間が合わなかったり、片付けなきゃいけないことがあったりで。
結局観たのは、この1本のみ。。。

ヒュー・グラント&ドリュー・バリモアの競演。
しかも、バリバリのラブコメディー。

でもこれ、よかったのです。
予想外に。

ある意味、いたって王道の映画なんだけど。
登場人物の魅力が溢れんばかりに描かれている。
ただ、ラブコメの「ラブ」の部分が、もうちょい。
あっという間に恋に落ち、あっという間に結ばれてしまった。

どんな人間にも過去がある。欠点もある。
でもお互いを理解し、尊重しあうことで
前に進むことができるのだ。

あまり期待せずに観るぐらいの方がいいのかも。



映画「ラブソングができるまで」(2007年アメリカ:104分)
脚本&監督:マーク・ローレンス 音楽:アダム・シュレシンジャー
出演:ヒュー・グラント/ドリュー・バリモア/ブラッド・ギャレット/クリステン・ジョンストン/キャンベル・スコット他