約日刊おもいつ記Z

気の向くまま~んに。つれづれなるまま~んに。お気に召すまま~んに。

二番煎じはおいしー?

2006-06-29 16:49:50 | drama
「嫌われ松子の一生」、10月からTBSで連続ドラマ化。

しかし、内山理名って・・・ 

これだけで見る気がなくなった。。。


最近の連ドラは、原作ものばかりだ。
映画のドラマ化
漫画のドラマ化
オリジナルで勝負できない、勝負しないテレビドラマ。

いい脚本家がいないってことなのか?
“神”に近かった、野沢尚は死んじゃったし。
でも、木皿泉や大森美香、井上由美子はすばらしーと思うけど。

とはいえ、オリジナルドラマが作りづらいのもわかる。
だって今は、現実がすごいから。

家に火をつけて母と弟妹を殺す高校生。
金でのし上がり、金で転落するIT社長。
音を立てて崩れていく、あらゆる「絆」。

小説や映画の世界でしか起こり得なかったことが、
今はもう、リアルに起こっているわけで。
何を示しても、何を書いても、
もうノンフィクションには勝てない。

ドラマよ、がんばってくれ!


まあ結局、言いたいことは、

内山理名はどーなのか?

ってことだ。



ダークなダーク

2006-06-28 17:14:40 | book
桐野夏生著「ダーク」読了。

実はかなり久々の、桐野作品。
しかも上下巻にわたる大長編。

普段、小説を読んでいて、
登場人物(とくに主人公)に感情移入できないってゆーのは、
あんまりないんだけど・・・

アイツもコイツも、ひどいヤツらばっかり(笑)

物語も、救いようがなく進み、そのまんま終わっていく感じ。
ポジティブがない。ネガティブ100%。

しかし、なにゆえ?
この『果てのない闇』に引き込まれているのは。。。

光州事件の凄まじい描写は、見事。
個人的には、村上龍の「5分後の世界」を思い出す。




悟空えもん

2006-06-26 13:39:05 | zatsu
昨日。友人の結婚式2次会へ。

何年ぶりかに会う友人(新郎)には、すっかり貫録が。
ただ相変わらず、笑顔が印象的な男。丸出しのしあわせ。

奥さんとなられる方は、なんと7歳(ぐらい)下。
しかも、声優ときたもんだ!

その筋では、結構有名な声優さんらしいのだが。
またこれが、キャわゆ~い声!! プリち~な声!!

マイクを持つドレス姿の新婦と、それを取り囲むフラッシュの雨、嵐。
思わず、秋葉原の「ヤマギワデンキ」を想像してしまう。。。

ちなみに、その声優とは・・・

野沢雅子でもなければ、
大山のぶ代でもありません。




TSUBAKI娘。

2006-06-22 20:59:24 | zatsu
資生堂「TSUBAKI」の広告に6人の新たな女性が加わる。

荒川静香、相沢紗世、香里奈、吹石一恵、黒木メイサ、森泉の6人。

注目なのは、荒川静香。

プレゼンのタレント提案となると、
今は必ず、彼女の名前があがる。
まあ、旬だしね。。。

一方、吹石一恵だ。
芝居もいいし、CMにもかなり出てるし。
女優として評価が高いのはわかるけど。
「1枠」余っちゃったから、入れましたってことか?

荒川と吹石以外は、現役のモデル。
個人的な好き嫌いはさておき、
資生堂のキャスティングとしては妥当かと。


思えば、今の6人も実はかなり微妙。
頷けるのは、仲間由紀恵と竹内結子ぐらい?
痛々しい広末涼子。
B級感が抜けない上原多香子&田中麗奈。
観月ありさは、老けました。

しかし制作スタッフは、超一流揃いだ。
大貫卓也さんに、黒田秀樹さん。
かつての広告全盛期を思わせる、どストレートな広告。
商品の売り上げが記録的に伸びているのも、納得。

でも。
合計12人。多過ぎる。

モーニング娘。かよ!
欧米かよ!  ← これは違うな






リアルのど自慢

2006-06-21 19:27:27 | zatsu
ハウンドドッグが、大友康平だけになってしまった。

いわゆる、“音楽の方向性の違い”とゆーやつか。。
ただ間違いなく、ケンカ別れっぽい。
ロックだし(←偏見)

しかし、みーんないなくなってしまって。
ひとりだけで歌うってのは、なんか切ない。

ハウンドドッグなんて、詞は大友さんでも、
曲はメンバーがかなり書いていたはず。
これから、どんな思いで歌うんだろうか。。


田島貴男だけのオリジナルラブ。
小山田圭吾だけのコーネリアス。
西川貴教だけのTM Revolution。
ジャイアンだけのジャイアンリサイタル。


大友さんは、その昔。
「のど自慢」(井筒和幸監督)とゆー映画に出ていたけど。
ステージ上でひとりで歌う姿は、まさに「のど自慢」。。。









連なるI LOVE YOU

2006-06-20 21:17:42 | book
小説連作集「I LOVE YOU」読了。

6人の男性作家による恋愛小説集。

伊坂幸太郎の「透明ポーラーベア」
石田衣良の「魔法のボタン」
市川拓司の「卒業写真」
中田永一の「百瀬、こっちを向いて」
中村航の「突き抜けろ」
本多孝好の「Sidewalk Talk」

伊坂幸太郎と本多孝好の作品は、秀作。
さすが。
しかも、自分の経験と微妙に重なるとことがあって、
ググッと込み上げるモノ、ありあり。

中村航は、ちょっと注目の作家。

一方、石田衣良の恋愛小説は、
何度読んでも・・・むずがゆい。

恋愛って。。。
最近、してねーな。



花よりもなほ

2006-06-19 13:56:15 | movie
「花よりもなほ」を観る。

良作。

江戸の長屋で暮らす、様々な人々の生き様。
こーゆー生活は、もう現代じゃ有り得ない。

人が人を、国が国を。
「9.11」以降、何かと報復しあう世の中。
でも、戦うことだけが仇討ちではない。
本当に必要なのは、戦わない勇気。それを受け入れる強さ。

オチはどーすんだろ?と思っていたら、まさかの忠臣蔵。。。
是枝さんの映画は、毎回テーマが一貫してるし、スッと掬ってくれる。

糞を餅に変えるのだ!!



映画「花よりもなほ」(日本:127分)
脚本&監督:是枝裕和
岡田准一/宮沢りえ/香川照之/古田新太/田畑智子/木村祐一/上島竜兵/千原靖史/平泉成/トミーズ雅/加瀬亮/夏川結衣/國村準/寺島進/石橋蓮司/原田芳雄/浅野忠信


ほにゃらら三兄弟

2006-06-17 17:49:35 | zatsu
僕には2人の兄貴がいる。
しかし血は繋がっていない。

と言うと、
昼ドラか韓流ドラマを思わせる、ちと意味深なはじまりですが。

「兄」と慕う2人の先輩のこと。

「亀田三兄弟」ほど強くはないが、
「亀田三兄弟」ほど胡散臭くない。

「亀田三兄弟」以上に仕事を愛し、
「亀田三兄弟」以上に熱き魂を持つ。

そんな三兄弟で、
久々に酒を酌み交わした。朝まで。

無理に飾ることなく、
自分のすべてを曝け出せる。

すばらしーことだ。
この絆は一生、大切にしていきたい。。。


…という会を、中目黒で開催したのだが。

そこで、生キョンキョンを見てしまった!

40歳には見えねー。
とゆーか、かわいいし。。。

やるなぁ、亀梨クン





ぶーらぶら

2006-06-15 21:25:49 | zatsu
ネーミングという仕事がある。

企業の意図や、商品の特長などを頭にいれつつ、
ユーザーになが~く、なが~く愛されるような。
そんな名前を考案する。。

とはいえ、実際に採用されたりするのは
本当に、ごくごく稀なんですけどね・・・

いろんな商品と付き合い、
いろんな自分を想像する。

それも、この仕事の面白さのひとつ。


で、今回は某メーカーのブラジャーのネーミング。

正直、ブラなんてねぇ
「触ること」しか考えてないからねぇ(笑)

よし!
こーゆー時は、女性のキモチになって・・・


今日、彼がはじめてウチにくるの
だから朝から、もう大騒ぎ
わたしの彼って、すっごくやさしいの
芸能人に例えると。。。そーだなぁ。。。
風見しんごみたいな感じかな
そんな彼を、真っ白なワンピースでお出迎え
彼が「かわいい」って褒めてくれたお洋服なんだ
でも下着はいつもより、超!せくしーなの
だって。だってだって。
今日はちょっと大胆に攻めちゃおっかな~。。な~んて
あっ、いっけな~い! クッキー焼いてたんだ~!!
もう、このうっかりさん 
テへ


さ、仕事に戻ろ




ボーダーを越える

2006-06-12 20:06:52 | zatsu
ケータイの機種を2年ぶりに変えた。

vodafoneの904SH。

あのテレビが見れるケータイ「905SH」。ではない。
最新機種とゆーことで、一応、迷ってはみたけど。

「ケータイにテレビなんかいらない!」

満場一致で、その結論に達しまして。
別の機種を選んだ訳でございます。

そんなケータイ持ったら、
なんかケジメつかなくなりそーで。
仕事にならないし、
私事にもならない。

DoCoMoやauのユーザーが多い中、
僕はずーっと、vodafoneを使っている。
それ以来、

東京デジタルホン

J-PHONE

vodafone

ソフトバンク

と次々に名前が変わっていく。。。
出世魚ならともかく、
むしろ衰弱しているような気がするvodafone。

とゆーことで、孫さん。

機能はともかく、デザインの方を
ビシッ!と、お願いいたしまする。




ナンノこれしき!

2006-06-09 22:30:03 | zatsu
かの「スケバン刑事」が映画化。

4代目・麻宮サキを演じるのは、松浦亜弥。
その母親役には、初代・麻宮サキこと斉藤由貴。

やっぱり、そーきたか。

しかし個人的には、
麻宮サキ=2代目・南野陽子。

生まれたときから鉄仮面を被せられ育ったという、
JAROから苦情が来そうなブッ飛んだ設定。。。

今見たら、それはもう、ツッコミ所満載のドラマ。
さまぁ~ず三村だけでは、たぶん足らないだろう。

告白します。

とにかく大好きだったのです。
ナンノ。

あのアイドルフェイスと「おまんら、許さんぜよ!」の高知弁。
そのギャップが、幼心にズキューン、ズキューン…(余韻)

もうひとつ告白を。

自分のお金で初めて買ったシングルは、
彼女の隠れた名曲「話しかけたかった」。

しかもCDではなくカセット(笑)


う~む、時代だねぇぇぇ



修一さんの悲劇

2006-06-07 21:58:43 | zatsu

吉田修一の「7月24日通り」が映画化。

中谷美紀&大沢たかおの共演。
オタク女性が恋をして、美女に変身するという、いわば「逆電車男」。
クリスマスを舞台にした、珠玉のラブコメディー!! ・・・だそうで。


ちょっと待て。


「7月24日通り」は、確かこんな話(かなり要約してるけど) ↓

たいして美人でもない、ちと空想癖のある20代の女性。恋愛にはかなり臆病。
そんな平凡な彼女が、憧れの恋に踏み出すことで、自らの未来を、自らの手で切り拓いていく。
むしろ、珠玉のピュアラブストーリー。

この話。当初は竹内結子の本格復帰作として予定されていたはず。
その後、映画を降板したって聞いて、もったいないな~と思っていたのだが。。

なるほど。
こんなことになってたわけですね。

しかし、吉田修一はこれでいいのか?

かの名作「東京湾景」も、今や、“史上最悪の月9”(笑)
制作側が無理矢理に、韓流ブームに乗ろうとした為に、
設定も、何もかも、めちゃくちゃにされてしまった。。

あの話を、ラブコメディーって・・・
しかも「逆電車男」って・・・

不憫な修一さん。むなしい・・・

個人的には、ぜひ「パレード」を映像化してほしいのだが。
こんなんだと、やらない方がいいのかなぁぁぁ



友人K氏の活躍

2006-06-06 18:13:06 | zatsu
同級生の活躍とゆーのは、それなりに嬉しいもので。

ちくしょー! と枕を涙で濡らしながらも、
すばらしー! と自分の事のように喜べる。

PVの監督をしている友人K氏。
彼も、そんな気持ちを抱かせるスゴイ男。
誇るべき仲間のひとり。

そんな彼が、MTV VIDEO MUSIC JAPAN06で賞を獲った。
倖田來未の「Butterfly」と「Trust you」の2曲で、三冠受賞!

学生時代から、せこせこ映像作品を撮り続けた男が、
MTVという舞台で、ついにやりおった。やりやがった。

負けてられん!

でも。

おめでとー!

とりあえず、祝杯だな。しげ。



リセット

2006-06-06 12:54:07 | book
盛田隆二著「リセット」、読了。

1997年6月、神戸で起きた酒鬼薔薇事件。
その前後2週間に巻き起こる、高校生とその親たちの物語。
真実とフィクションが交錯する。

いじめ、ブルセラ、売春、援助交際、ドラッグ、引きこもり、家庭内暴力・・・
激しく、脆く、切ない。そんな高校生のありとあらゆる真実の姿。
思わず目を背けたくなるような、あまりに異様な迫力。

オレらが高校生の頃は、こんなんじゃなかったよな~なんて、思いにふける。
何が彼らをそうさせるのか。
何が彼らを変えたのか。

やっぱり、大人なんだろーな。。。