goo blog サービス終了のお知らせ 

銀河日語

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

9月1日

2011-09-02 13:53:13 | 防災報報


 昨日は9/1防災の日でした。
 最近は防災の話を求められることも多くて、防災意識の高まりをすごく感じています。
 自分自身まだまだ防災の知識も経験も足りないなと感じているのですが、
 仕事上、子供を持つママという立場からの話を求められることが多いんですよ。

 もちろん、それは、
 女性の防災士が少なくて、さらに気象の知識もあって、ママという立場から話ができるから
 なんだけど、自分が東日本大震災の後に感じた「女性(ママさん)こそ防災の知識と備えを
 という思いが、少しずつ形になってきていて、ありがたい限りです。

 東日本大震災が平日の日中に発生したということで、
 家にいたお母さんと子供、おじいちゃんおばあちゃんと孫という人たちが、
 津波から逃げ遅れたケースが多かったようです。
 逆に青年男性や、10代から20代の世代は逃げ切れた人が比較的多かった。
 つまり、ひとりだったら逃げ切れても、小さな子どもや高齢者を抱えていたら、
 避難に時間がかかってしまうってこと。
 家族と一緒に避難するケースが多い女性(ママさん)こそ、
 迅速な判断をして、速やかに避難しなくちゃいけない。
 と・・・改めて思っています。

 で、実際に9/1に私がやったことは・・・
 
 ママ友とのランチ~~!
 
 防災と一切関係なし(笑)

 でも、ママ友を甘く見てはいけない。
 ママ友ネットワークはすごいのです。すんごい色んな情報を持っているのです。
 災害時にはママ友ネットワークが活躍するはず。
 と、実はひそかに思っているんです。
 
 ということで、防災の日は、子供を保育園に預け、
 おいしいご飯と、楽しい会話で、素敵なアフタヌーンを過ごしたのでございます。


ママの防災

2011-03-23 08:48:26 | 防災報報


 連日続く災害報道。
 その中で、一番胸をつかまれたのが、
 両親を亡くした子供が高台から壊滅した街を見下ろして、
 「お母さん~」と叫ぶ映像。
 
 子供にとって親を亡くすということは、どれほど辛く悲しいものなのか・・・
 「自分だけが生き残った。」
 「自分ひとりで生きて行かなくちゃ。」
 危機の中、頼れる甘えられる存在を失った失望や生き残った罪悪感。
 想像するだけで胸が苦しくなります。

 親は、特に、母親は子供にとってかけがえのない存在。
 だからこそ、ママは災害にあっても、生き抜かなくちゃいけないと思いました。
 子供を守って、自分も死なない。
 
 防災や災害関係の専門家って、男性ばかりなんですよね。
 難しい話ばかりで、これまでは災害ってなんだか非現実的なことのように
聞こえてきました。
 私も今まで防災関係の集まりは、堅苦しくて、積極的に参加する気になれませんでした。

 でも、実際の災害は日常の延長上に起こるということを、今回実感しました。
 じゃあ、日常の延長に起こる災害から家族を守るのは、誰?
 パパは仕事関係で災害が起こっても家に帰れないかもしれない、
 そう考えると、やっぱりママが家族を守らなくちゃいけないんですよね。
 
 いざというとき、ママが防災の知識と備えをしっかり持って、家族を守らなくちゃいけないんだ。
 そんな事を思いました。

 だから、具体的にどうしたらいいかは、わからないけど、
 堅苦しい学問じゃない、本当に使える防災知識、もっと普及してほしいです。


備えあれば憂いなし

2011-03-22 09:50:47 | 防災報報
 
 今回の災害で強く思ったことが、「備えあれば憂いなし」。
 
 色々大変だったけど、
 我が家はちょこちょこ買い集めていた防災グッズが
 けっこう役立ってくれました。

 一番役立ったのは「
手動式ラジオ&懐中電灯(携帯充電付き)」
 懐中電灯(LED)と携帯ラジオがセット。
 電池も使えるし、レバーを回すと手動でも充電できる。
 万が一電池が切れてもOK。
 しかも、携帯電話も充電できる→これ地味に役立ちました。

 次に役立ったのが、レスキューフーズという非常食。
 火も水も使わず、暖かいものが食べられる。
 原理は発熱剤と発熱溶液を専用パックの中に入れて、発熱させて、
 食品を温めるというもの。
 気温0度という寒さの中、パンとかサラダとか冷たいものを食べても、正直幸せ感ゼロ。
 これのおかげで、暖かいものを飲食できました。
 でも、カセットコンロがあれば、こんな値段の高い非常食は不要です。

 その他、購入時、夫にブーブー言われながら、今回ほめられたもの。
 飲料水保存タンク「メデタンク」
  
 光触媒の働きで、飲料水の長期保存を可能にしたすぐれもの。
 水道水は長くても2週間くらいしか保存できません。
 でも、これを使うと20リットルもの水を3年間飲み水として保存できます。
 今回は断水はなかったので使わなかったけど、非常用水の確保はバッチリです。

 それから、食べたら意外においしかったもの。
 パンの缶詰
 
 長期保存できるパンの缶詰。ためしに買っていたので食べてみたら
 ふわふわでおいしかった。
 おすすめはストロベリー。

 逆に役に立たなかったもの。
 カップラーメン。
 カセットコンロがなかったので、お湯を沸かせなかった・・・。

 というか、停電に備えてカセットコンロは必要です!!
 あと、携帯ラジオと懐中電灯も絶対必要です!
 できれば、反射式のストーブもあれば完璧。
 ということがわかりました。


その時我が家は・・・

2011-03-21 09:50:28 | 防災報報


 3/11の地震発生時をちょこっと振り返ります。
 
 その時、私は・・・・・息子とお昼寝中でした。。。
 突然、地震の揺れを感じ、
 とっさに、息子の頭を私のお腹の中に隠し、上から布団をかぶりました。
 今思うと、けっこう冷静に対応できたと思います。
 
 でも、小さな子供は自分で自分の身を守れないので、
 どうやって対応するか、常に考えておかなければいけないと、痛感しました。

 そして、テレビで震度を確認しようと思ったら、停電・・・・。
 初めのうちはすぐに復旧するだろうと思って、のんびり携帯ラジオを聞いていました。
 でも、その後しばらくすると、ラジオのアナウンサーが焦りと恐怖をにじませながら、
 (おそらく、八戸港のお天気カメラの映像を見ながら)
 「八戸港に津波が押し寄せています。船や車が軒並み流されています。
  (しばらくして)・・・八戸港は水没してしまいました。」
 と声を震わせながら話した瞬間、これはやばいと思いました。
 
 震源が宮城県沖と聞いていたので、八戸でこの津波被害なら三陸沖や宮城県沖は・・・
 そして、停電は長引くだろうとも覚悟しました。
 時刻は17:00。
 日没が迫っていました。

 我が家は電気がないと、暖房もガスも使えない構造。
 とにかく、暖を取るものを集めよう、避難の準備もしておこう、真っ暗になる前にご飯を食べよう。
 それから、灯りの確保と・・・暗闇で転んだりしないように部屋も片付けよう。
 頭をフル回転して、動き回りました。
 時刻は18:00。
 すべてを終えた頃には、外は真っ暗になっていました。

 その後は、息子と二人暗闇の中での生活。
 暗闇は想像以上に怖いということを実感しました。
 時刻19:00。
 机にろうそくを立てて、息子と写真を撮ったり、
 ハッピーバースデーの歌を歌ってろうそくを消したりして、
 息子の気持ちを和らげ、自分の不安も和らげ、過ごしました。

 20:00息子が寝たので、ラジオや携帯電話で情報収集。
 21:00ようやく夫が帰ってきて、少しだけ安心しました。

 それから丸1日。我が家は電気のないプチ避難生活を送りました。
 
 携帯電話はつながりにくく、携帯メールは遅い、
 ネットにつないでも全国版の情報しかないのであまり使えませんでした。
 それよりも、携帯ラジオがとっても役に立ちました

 そして、カセットコンロと反射式ストーブを買っていなかったのは後悔しました。
 (IHや電気を使った暖房の方は、準備したほうがいいと思う。)
 寒かったです。。。

 そして、現在・・・・
 東北地方の道路が寸断された状態なので、物資が届きません。
 ガソリンスタンドは軒並み閉鎖中。
 スーパーは品薄状態。とくに、
 カップ麺、水、缶詰、レトルト食品、パン、米、おむつ、トイレットペーパー、生理用品、電池
 これらが極端にありません。
 おそらく、買い占めている人がいる模様。。。。。

 そして、息子はというと・・・
 地震後、一時的に極度な怖がりになりました。
 私べったりでトイレに行くときもつきまとう。抱っこ抱っこの一点張り。
 地震での直接的な不安や恐怖だけじゃなく、親の不安やストレスも伝染したようです。
 ある日、地震報道ばかりのテレビを消して、
 晩御飯を食べた後、息子とじっくりすごしてあげてたら、だいぶ安心したみたい。
 
 被災生活のことは本では読んでいたけど、まさに百聞は一見に如かず。
 実際体験してみると、色々なことが見えてきます。
 そして、備えあれば憂いない。実感してます。