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ひとだま

2019年09月10日 | とくになんということはないんですが
 昔は「ひとだま」のことをよく聞いた。お化け屋敷には必ず「火の玉」が舞っていた。少年誌にひとだまの記事がセンセーショナルに掲載され、私はぞくぞくしながらその写真を見た。写真には確かにホタルを何十倍にも太くした軌跡が映っていた。
妻は「火の玉」を2回見たことがあるという。一度は親戚の人が亡くなるときその家の屋根から火の玉がのぼって行くのを見たそうだ。私はそのようなものをみたことはないが高校生の時に不思議な目にあった。家を新築した時、建築中はぶっそうというので泊まりに行けと父から言われ、大体できていた2階に泊まった。寝ていると1階の方から大騒ぎしている物音がする。業者さんたちが酒でも飲んでるのかなと思い、うるさいなと思いつつそのまま寝ていた。誰かが2階まであがってきて戸をあけてまた下がって行った。朝、下に降りると宴会していた形跡はまったくない。おかしいなと思いつつ父に報告すると、業者がそんなことをするはずがない。夢でも見たのだろうという。でも私ははっきり誰かが2階の戸を開けた物音を聞いたのだ。あれは誰だったのだ?
これらのことはいわゆる「怪異」ということになるのだが、私の周りでも「怪異」を経験した人はたくさんいる。曰く、里山で狐火をみた。曰く、病院のトイレの壁に「入っていった」女性をみた。などなど。
お化け、幽霊の類いをまったく信じない人でも経験したことがあるというのだ。
こうなってくると人知でははかりがたい何かがあるような気もするのでこおいう話しを集めたデータベースはないかと思って調べてみたら、なんとあった。
「怪異・妖怪伝承データベース  http://www.nichibun.ac.jp/youkaidb/」
35,000件あまりも収載されているというのでびっくりである。誰でも見られるので興味のある方はぜひどうぞ。
いろいろ読んでると懐かしいことを思い出すようだ。
ただし現代の嘘つき妖怪、忖度妖怪、戦争したがり妖怪のことは当然ながら載っていない。こちらの方がもっとこわいのだが。