4の雑記集

当ブログは自分がその日の日記やゲームのメモを記していくだけの、実に非生産的なブログであります。

※FGOネタバレ話注意: 「信用してはならない者」についての話(二部六章前半終了時点)

2021-06-20 21:39:19 | Fate系
※二部6章前半までのメインストーリーのネタバレを含む内容です。ご注意ください。








FGO二部開始後からたまに見かけていた「カルデア内の裏切者or内通者」といった存在に関する話題。
あくまで疑惑であり、ちょっと前まではそれっぽい臭わせがあってもハッキリと明言はされていませんでしたが、二部五章前編で謎のフードのお兄さんが主人公とマシュに向けて「船にいるカルデアの連中にも話すな。あの中には、信用してはならない者がいる」と発言した事で確実に怪しい人物がカルデア内に存在していると決定づけられたと見られています。

メインストーリーは近々六章後編が来る予定ですし、そろそろこれについても語られそうな気がしますので、その前に個人的にこれまでの事をまとめておこうと思います。


〇「信用してはならない者」という表現
まず大事なのは「信用してはならない者」という表現。
ここで思い出したいのは一部六章キャメロットでホームズが発した「ドクターロマンを信用していない」という発言である。
これはロマニのカルデア所属以前の経歴が不明な点と冬木の聖杯戦争について知っていながら教えなかった事から「ロマニが隠し事をしている」というホームズの懸念から出た言葉であったが、勘違いしてはいけないのは「」や「裏切り者」という表現は使っておらずあくまで「全面的に信用を寄せるには値しない」という意図の言葉であった。
(そして実際ロマニは重大な隠し事をしておりホームズの言葉に間違いはなかった)
なので「信用してはならない者」もまたイコール「敵」を表しているのではない可能性もあり、ロマニのようにただ隠し事をしている人物か或いはカルデア側でも異星の神側でもない別の立場の人物というのも考えられる。


〇「信用してはならない者」候補となるカルデアメンバー
疑惑の候補となる人物は主人公&マシュを除くカルデアメンバーですが、今の時点で立ち絵がないカルデア職員は物語的にあり得ないと考えられますのであくまで立ち絵と名前が揃った人物が候補と考えています。

1.シャーロック・ホームズ

1.5部亜種特異点新宿よりカルデアに加わりダヴィンチちゃんと共にシャドウボーダーの開発を進めコヤンスカヤ&言峰&アナスタシアの襲撃に備えており、その後もカルデアメンバーとして二部ストーリーやイベントで活躍している名探偵。
基本的にここまでカルデアの利になる事しかしておらず何より本物のホームズ本人だとすれば汎人類史に敵対するというのは考えにくいが、ホームズについて未だ明かされていない要素に懸念点がある。

▼気になる点
①二部二章ゲッテルデメルングでのスルトの発言
スルトはマシュとホームズ両者"どちらも純正の英霊という訳ではないな。余計なモノが混ざっているようだ"と発言している。
マシュの方は英霊ギャラハッドの力を指していると分かるが、ホームズについては寝耳に水である。
本人が把握しているのかいないかも未だ判らず、現在もこの混ざりモノについての答えは出ていない。

②モリアーティからの警告
ジェームズ・モリアーティは自身の幕間でホームズについて警告を主人公へ伝えていた。
"ホームズは第4特異点から第6特異点へ単独でレイシフトをしている"
"あの男はいざとなれば人理を守るためならばどのような手段も実行する"
"いざという時はホームズではなく私を信じてほしい"

といった感じに曖昧な予感なような話ではあるものの、非常に気になる話をしていた。
また"この事件の裏に潜む我々ですら目を見張るほどの純粋無垢な狂気と理性に、ホームズが気付いているだろうか"という危険な第三者の存在を示唆するような発言もあった。

③マスター(召喚者)を本人も知らない
ホームズ本人も懸念している大きな問題。
ホームズは一部四章のロンドンから動き出しているが、野良サーヴァントではなく何者かに召喚されたものでありながらその召喚主が未だに不明なのである。
前述の特異点への単独レイシフトについてもこの召喚主の仕業ではないかとモリアーティが推測していた場面もある。
ホームズ自身に悪意がなくとも召喚主がそうとは限らないので、ホームズを信用しきっていいのか判断に困るもっとも大きな懸念点である。


2.ムニエル

カルデアの一般職員で数少ない名有り&立ち絵有りの人物。
1.5部亜種特異点アガルタで名前が出され、二部からは立ち絵が追加され出番が急増した。
一見無害そうな外見と少々残念な性格性癖をしているただの一般職員……というだけでは片づけられない点もある。

▼気になる点
①職員で唯一の特別扱い
プレイヤー側からのメタ的な視点による疑惑。
生き残りのカルデア職員は他にもいるものの、ムニエル氏は二部序章から立ち絵と多くの出番を得ておりその特別扱いにはどうしても"ここまで扱われるという事はなにか秘密があるのでは?"と疑ってしまう。

②時計塔の関係者?
時計塔について詳しすぎる。
元法政科というゴルドルフ氏より実情を把握している感じであり、ただの技術畑の人間とはとても言い難い。

③魔術刻印を持っている?
二部五章序盤で"こんな事なら魔術刻印なんて売っぱらって、魔術から足を洗えばよかった……!"という衝撃のセリフを吐いている。
驚くべきことに魔術の世界の人間であることを本人がハッキリと発言してるのである。
前述の時計塔にやけに詳しい事もあり"今も魔術師なの?"、"魔術師なのにまともな思考してるの?"といった疑問がどうしても頭を過ってしまう

④戦闘能力がある?
二部六章序盤において、異聞帯内でサーヴァント召喚が不可能と判明し主人公マシュ2名のみで調査へ乗り出そうとした際に"せめて俺か、チンあたりを同行させろよ!"という発言をしていた。
結局ゴルドルフ新所長が却下したので同行は叶わなかったが、戦闘となれば非戦闘員はただでは済まないにも関わらずそれを承知で名乗り出た事を考えると、ムニエルは身を守る手段を僅かでも有している可能性がある…?
ただ、チン氏の名前を出したこと考えるとムニエルに限らず生き残ったカルデア職員の何人かはそれなりに魔術を扱えるのかもしれない。

⑤フルネームが偽名?
氏のフルネームは「ジングル・アベル・ムニエル
あまりに冗談のような名前なので本当に本名か?と疑わざるをえない。


3.ゴルドルフ・ムジーク

二部から新所長となった不死鳥のムジーク。
今や愛され路線まっしぐらの新所長。正直この方が「信用してはならない者」という可能性は低そうと個人的に思っているものの、答えが出ていない以上可能性はゼロではない。

▼気になる点
①正直これといった事はないが、本人が気付かないまま何か仕込まれている可能性が
ゴルドルフ氏が人畜無害そうでも悪意ある人物に操られたり、意識せず思考を誘導されてたり、何か仕込まれているといった可能性は捨てきれない。
以前コヤンスカヤに騙されたにも関わらず、彼女の私物を大切に持っていてしまったばかりに彷徨海への侵入を許してしまう前科があるので、他にも何か余計な物を持ってしまっている可能性は捨てきれない。(カーマに徳川化されたりもした)


4.ダヴィンチ(グラン・カヴァッロ)

二部序章で退去したダヴィンチちゃんが予め用意していた少女体サーヴァント。
それまでずっと支えてくれていたダヴィンチちゃんに代わり献身的に主人公たちを支えてくれるが、気にかかる点もある。

▼気になる点
①謎の沈黙
ダヴィンチちゃんは特に重要な話をしている場面でたまに真顔で沈黙をする場面が見られた。
特にノーチラスイベントでのシオンとの会話ではこの沈黙に加えて露骨に話を誤魔化すような場面があり"ダヴィンチちゃんは何かを隠しているのでは?"という疑念を抱かざるを得ない。

②体の不調
二部五章序盤で哪吒によって、ダヴィンチはかなり無理をしてまともな休息も取れていない事が主人公へ伝えられた。
同じように無理しっぱなしであった一部の頃をロマニを思い出す事だが、問題はただの疲労とだけ考えていいのかという事。
意識を手放している間に何者かの干渉を受けていたり、或いは過剰な疲労の原因は混ざりモノがされているからなんて可能性も考えられる。


5.シオン

いや、ローブの人物から指摘された時に船乗ってなかっただろ?と当然考えるが、一応カルデアメンバーとして加えておく。
彷徨海でカルデアメンバーを待ち受けて新生カルデア「ノウム・カルデア」より参加したアトラス院の才女。
ゴルドルフ氏より登場して日数が短いのもあり信用していいのか難しい人物。
人工血液とサプリメント栄養補給を行っている吸血種。

▼気になる点
①人外である
シオンは死徒ではないが吸血種という普通の人間とは異なる生き物。
彼女は理性があり友好的な態度を崩していないが「人ではない」というのは気になるには気になる。

②人類史との縁
シオンは自身が「人類史と縁を切っている」という事を話していた。
これが厳密にどういう意味があるのかは分からないが、彼女が特殊な立場にいる事はなんとなく察せられる。

③ダヴィンチとの関係
彷徨海で出会ってからダヴィンチとは不和とまでは行かなくとも、何やらお互いに牽制するような場面が時折見られる。
特にノーチラスイベントではわざわざ「呉越同舟」という単語を持ち出して、ダヴィンチを刺激するような口振りも見られた。
ダヴィンチの方も時折シオンと距離を取りたがっているような言動が見えるので、共に何か不穏なものを感じてしまう。


6.ネモ

ネモ自身は一見怪しいところはないので信用したいものの問題はシオン。
上でシオンはそもそもフードの人物からの指摘外では?という事も書いたが、仮にシオンが危険人物であった場合はそのサーヴァントのネモも当然信用していいか分からない相手となるので、フードの人物が指した人物がネモという可能性は捨てきれない。


〇率直なところ誰が怪しいか
ゲーム内で露骨に怪しい情報が提示されているのは間違いなくホームズ
召喚主の謎とモリアーティの幕間を考えるにほぼ間違いなく何らかの爆弾をホームズは抱えている。
ムニエルやダヴィンチ、シオンも気になる点はあるが現在提示されている情報はホームズほどではない。
(というか公式側から明らかに"ホームズは怪しいからみんな注目して!"という推されているように見える)

ホームズはこれまで自らが死の危険に晒されても主人公たちのために何度も道を拓いてきた味方であり、モリアーティも幕間においてホームズが汎人類史の味方であり正義の人間であることは認めており、ホームズ自身の意思で故意に主人公たちの道を誤らせるとは非常に考えにくい。
彼が「信用してはならない者」だとしても、それはホームズ自身の意思ではなく召喚主によって無意識に誘導されたり操られたりしているという流れではないかと考えている。


〇ホームズ以外はメンバーも白とは言えない?
"信用してはならない人物は一人だけなのか?""フードの人物が指している者の他にも危険な人物がいるのでは?"という事をおそらく多くの方が一度は考えたと思う。
ホームズの話が出来すぎているだけに彼はあくまで真犯人を隠すためのカモフラージュのようなもので、真に信用してはならない者はそれ以外の人物であるというのも有り得る。

ダヴィンチ、シオン、ムニエルの三名もホームズほどではないにしても何かまだ隠されている事がありそうなので、本命はこの三名の中かも知れないし、他の怪しくなさそうなゴルドルフ氏やネモも無害と思わせて……なんて展開もあるかもしれない。


〇最後に
色々と長ったらしく書いてましたが、現状はホームズさんが特別怪しいという事ぐらいで誰が該当者なのかはまだまだ何とも言えない段階なんですよね。
ただ、二部メインストーリーも六章に到達しまして答え合わせが近づいてきている感じがあるので、その前に自分の中で考えている事を整理しておきたいと思ってこんな駄文を書いてみました。

個人的な希望としてはムニエルさんは白であって欲しいところ。
あの方確かに色々と明かされていない経歴があるようなのですが、それは別に隠していたのではなく必要ないから言わなかっただけなのではないかと思っております。悪意ある人物ならフォウくんが一部~1.5部の間に気付いているでしょうし。(二部から別人に入れ替わっているとかも有り得るでしょうけど…)
あとダヴィンチちゃんが今一番心配どころなんですよね。なんかストーリー進むたびに怪しい点に加えて死亡フラグまで積まれている印象で…これで信用できない者な上に死亡しますとかなったら心へのダメージが大きすぎますから。
できれば最後までここまで生き残ったカルデアメンバー全員が仲間として生きてラストを迎えて欲しいので「信用してはならない者」が敵ではなく一部のロマニみたいなどうしても言えない秘密を抱えた者であって欲しいものであります。