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Best of George Worst (仮)

レッズサポーターで亜弥マニア。うだつの上がらぬ中年男の特に面白味のない日常を適当に晒す。のか?

チャットモンチー「耳鳴りツアーなり ~2006秋~」 at LIQUIDROOM。

2006-11-05 08:48:29 | Weblog
駒場でのゲームが終わって、不二家の前で福田正博や他の仲間と待ち合わせして(福田は前を通り過ぎただけ)浦和駅へ。
駅近くでみんなと別れて、俺は恵比寿に向かう。



LIQUIDROOMにてチャットモンチーのライヴ。
「耳鳴りツアーなり ~2006秋~」。
横浜で初日公演を観たツアーは地方を巡って再び首都圏へ。
この日と、翌5日のLIQUIDROOM 2DAYSの後、四国に向かって、出身地・徳島での凱旋公演でラストになる。

前回観た、横浜CLUB24と違って、フロアの周りに段差があるので、階段でステージが見える場所を確保して眺める。

今日の橋本絵莉子は髪を結んでない。この髪型の方がいいかも。
セットリストは変更なし(だと思う)。
MCは相変わらずだらだら...。橋本絵莉子は、独特の視点で面白い発言をしているのだが、周りには受け答えのしようがなく、結果、浮いてしまってなんだか可哀想。

ミツコさんとクニオくんの寸劇も、舞台は東京に移したが失笑もの。
このノリって、JAPAN CIRCUIT vol.35で共演した、the ARROWSの影響とか受けちゃったのだろうか...。

新曲「シャングリラ」のリリースを前にOfficialサイトのデザインも更新された。アニメ主題歌らしく、ジャケットもそんなイメージなんだろうか。
売ろうとするならこんなタイアップも仕方ないのだろうが、本格的なギターバンドというアプローチで行って欲しかったのだけどな...。

3バンド at 東京デザイナーズウィーク。

2006-11-03 21:28:11 | Weblog
という事で、東京デザイナーズウィークの会場で、J-WAVEの番組(UNIVERSAL LOVEというのが番組名?)の公開生放送となる3バンドのライヴを観てきました。

普段は6面で野球をやっている明治神宮外苑軟式野球場の砂埃が舞うだだっぴろい会場で、屋外にこさえたステージでライヴをやるのかと想像していのだが、会場としては最も奥の絵画館に近い場所に特設の丈夫なテントみたいなのがこさえてあり、そのTokyo Midtown PAVILIONと呼ばれる建物の中がライヴ会場だった。

Tokyo Midtown PAVILION Tokyo Midtown PAVILIONステージ。bonobos登場前。

広さとしては、AX1階の段差を下ったフロア分位だろうか。

セットリストはJ-WAVEのサイトON AIRリストを見れば演奏した時間まで判る。


Polaris

12:03 空間
12:09 南風
12:15 風を想う


キリンジ

14:04 YOU AND ME
14:09 ロマンティック街道
14:14 雨は毛布のように
14:19 ブルーバード


bonobos

16:02 THANK YOU FOR THE MUSIC
16:07 光のブルース
16:13 Standing There ~いま、そこに行くよ~


各バンド毎にフロアは完全に入れ替えとなり、各回の開場時間はそれぞれの開始20分前程度。
入れ替えにするのは理由があって、バンド毎のステージ上のセットチェンジはもちろんなのだが、それが終わって次に出るバンドのリハーサルがあって、その後に客入れになる。

Porarisの時は直前の到着。キリンジは、場内の他の展示などを見に行っていて、リハーサルの終わる直前に入場整理列に並んだので判らなかったが、キリンジが終わってすぐに入場整理列に並んで待っていたbonobosは、洩れてくるリハーサルの音でセットリストは判った。

Polarisの時は演奏の前後、そしてキリンジ、bonobosの時は演奏後に番組パーソナリティーが登場して、紹介とかインタヴュー。
キリンジの時は、クリス・ペプラー。他ははなさん。
クリス・ペプラーとキリンジの親しげなトークは面白かった。

Polarisは新しいアルバムから3曲。
実はPolarisの新しいアルバムって、第一印象でぐっとくるものが無くてあんまり聴いていない。入場時に空いていた事もあって、張り切って前の方の真ん中に入ってしまってのだが、後ろの方で観てればよかった。
悪くはないのだけど、上手く聞き流すように落ち着いて聴くのが気持ちいいかも。

キリンジはアコギで座っての演奏。
テクノな最新シングル曲"ロマンティック街道"のこのスタイルでの演奏は、ものすごく印象が変わって面白かった。すごく艶っぽく響く。
"雨は毛布のように"のコーラスワークは震えが来るほどよかった。

bonobos。
キリンジが終わってすぐに入場列に並んだので、かなり前目のど真ん中をゲット。
蔡忠浩、太ったんじゃいか?
お馴染みの"THANK YOU FOR THE MUSIC"に続く、"光のブルース"はこの日初めて...というより唯一の"跳べる"曲。やっぱ、特設の会場は揺れる揺れる。
風邪気味で休んだ方がいい筈の俺が、ここに無理矢理やってきた最大の目的は、[俺の選ぶSingle of the Year]最有力候補の新曲"Standing There"のコーラス部分を生演奏と一緒に唄いたかったから。
詰まった鼻が通るくらい、気持ちよかった。


さて。
東京デザイナーズウィーク(TDW)のサイトとしてリンクを張っているCreators ChannelのWEBサイトですが、アクセシビリティとか全く考慮されていない、悪い見本のような作りです...。
TDWの情報を表示するための道程を説明しようかと思ったのですが、今は表示もしません。やれやれ。

神宮外苑に。

2006-11-03 13:11:39 | Weblog
神宮外苑に来ている。

といっても、犬と鹿による菓子の奪い合いなんかを見に来たわけではない。

絵画館前の軟式野球場を会場にして開催されている東京デザイナーズウィークに来ている。

東京デザイナーズウィーク 東京デザイナーズウィーク

各企業の展示品や、コンテナによる出品、学生さん達の作品など、いちいち見ていたら時間が足りないくらい興味深いものがたくさんあるが、俺の主の目的はそれでもない。

先日bonobosのWEBサイトを見ていたら、今日、この会場でLIVEを行うとの事。
で、調べて見たら、他にはPolarisキリンジも出る。
これは見逃せないとやってきた。

正午からはPolarisのライブがあってさっき終わった。20分弱の短い時間だが、入場料2000円(あくまで、デザイナーズウィークの入場料)では文句も言わない。

この後、14:00からはキリンジ。16:00からはbonobosのライヴがある。
尚、J-WAVEの生放送のためにやっているライヴなので、当然、この模様はJ-WAVEで聴くことが出来ます。

10/31の購買物。

2006-11-01 00:42:27 | Weblog
28日夜の宿での寝方が悪かったのか、29日には風邪気味な感じで、亜弥コン終了後はとっとと帰ってブログの更新もせずに、寝たのだが...。

30日朝。まだ喉は痛いが大丈夫そうだなと思い、週末は不精していた髭も剃って、出社の準備をしていたら、断続的に胸の真ん中が痛みはじめた。
我慢が出来ないので休むことにする。一日寝る。

今日...また、日付が変わったか。
10月31日火曜は、普通に風邪の症状が残って、胸の痛みもたまに感じるが出社する。

こんな日は、仕事が終わったら直接帰るべきなのだが、通勤定期の期限が今日までなので、継続して買うために渋谷で下車。ついでなので、HMVにも寄る。

買ったものは以下の通り。

CD - Single

bonobos "Standing There ~いま、そこに行くよ~"
The Holloways "Generator"

CD - Album

ロボ宙&DAU "Life Sketch"
O.S.T. by Mogwai "Zidane: A 21st Century Portrait"

DVD

bonobos "や、おん ~Live at 日比谷野音"

映画「パフューム」。

2006-10-31 20:46:37 | Weblog
10/27、金曜日。

この日も、仕事を終えて、ちぃばすに乗って六本木けやき坂下車。六本木ヒルズへ。
東京国際映画祭で今回俺が見る6本目。これが最後。

観た映画は「パフューム ある殺人者の物語」(原題: Das Parfum: Die Geschichte eines Morders )。

パフューム、ポスター。

原作の小説はベストセラーだそうで、
「スピルバーグ、スコセッシ、…後を絶たない巨匠たちからのオファー。最も映画化の待たれる作品として長くその座に君臨してきたこの幻のベストセラーが、遂に映像化を許された」
なんて宣伝文句を見れば期待も高まるのだが...。

原作の小説の著者パトリック・ジュースキント(Patrick Suskind)、そして監督トム・ティクヴァ(Tom Tykwer)はドイツ人。物語の舞台はフランス。なのだが、英語の映画です。

監督のトム・ティクヴァ、主演のベン・ウィショー(Ben Whishaw)の舞台挨拶(司会はまたも、伊藤さとり)に引き続いて上映開始。
ベン・ウィショーは、「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男」(Stoned)で、キースの役をやっていた俳優。

とりあえず笑った。
多分、作ってる人間は至って真面目なんだろうが、終盤のあまりのトンデモなさには笑うしかない。
主人公に関わった人間の末路が共通しているといったユーモアや、怪しい雰囲気を漂わせた映像のつくりなど、全体としては、とても良く出来た映画で楽しめたのだけど、少なくとも俺は人には薦めません。

そこまで語られていた主人公の能力を思えば、ああいう形で捕らえられるのはありえないけどななんて矛盾もありましたが、ありえるとかありえないなんて話をしたら、その後の展開なんてまさにありえないわけで...。作業に夢中になっていたからという解釈も出来るのですが。唯一雑だなと思った点ではありました。

どうせなら、スティーブン・スピルバーグやマーティン・スコセッシにも撮らせて比較してみたい。

香りをテーマにしたストーリーで、舞台挨拶で監督も
「嗅覚で楽しんでください。かといって、目は瞑らないように」
なんて言っていたのだが、上映中、俺の鼻が感じていたのは、隣に座った女性がひざの上に置いたカップの、キャラメルフレーバーのポップコーンの匂いでした。

映画「チェンジ・オブ・アドレス」。

2006-10-27 00:10:46 | Weblog
今日(つか、また日付は替わってしまいました。10/26)も東京国際映画祭

会場は渋谷のオーチャードホール。
退社時にトラブルが発生して、かなりぎりぎりの到着。トラブルは半分放置で来ちゃったのだけど。

会場に入るドアの外に髭の濃い小柄な外国人男性。この人、監督じゃん...。

観た映画は「チェンジ・オブ・アドレス」(原題: Changement d'Adresse)。
入り口に立っていたフランス人、エマニュエル・ムレ(Emmanuel Mouret)の監督、主演。

ルームシェアで同居を始めた男女を中心とした物語。
パリを舞台に登場人物が喋りまくる様子は、どっかの宣伝文句で観たように、エリック・ロメールの映画っぽくもあるが、ロメールの映画との最大の違いは、ちゃんと笑えるところ。
視線の移動だけで笑わせるシーンなどは見事。

上映後には公開記者会見とかいって、エマニュエル・ムレ、主演女優のフレデリック・ベル(Frederique Bel)、プロデューサーのフレデリック・ニーデルマイエール(Frederic Niedermayer)が登壇。

エマニュエル・ムレは、影響を受けた映画監督として、ロメールよりもエルンスト・ルビッチやジャック・タチみたいな発言をしていた。エスプリよりも、スラップスティック・コメディを狙っているんだろう。
まぁ、男性が主人公という時点で、もうロメールっぽくはないのだけど。

終演後、会場の外に出て、携帯の電源を入れてチェックをしていたら、エマニュエル・ムレ、フレデリック・ベルも出てきて、観客で取り囲んで、撮影会にサイン会に握手会。とても快く応じている。
フレデリック・ニーデルマイエールもいたのだろうけど、顔判らないから。

俺も撮影はしました。ここに掲載はしないけど。
フレデリック・ベル、顔ちっちゃい。

映画「プラダを着た悪魔」

2006-10-26 00:22:27 | Weblog
また日付が変わってしまった。今夜、10/25の話。

定時を少し過ぎた時間まで仕事。
退社して、港区コミュニティバス、ちぃばすに乗る。
途中、鳥居坂下という停留所が新しく出来ていた。6月かららしい。
以前、職場から麻布十番に呑みに行こうと会社の同僚と乗った時に、麻布十番の次がけやき坂で間が開きすぎる、鳥居坂下にでも停留所があればいいのにと話していたのだが、その通りになった。
でも、鳥居坂下交差点と停留所の離れ方が微妙。
実際に鳥居坂下近くの店に行く場合には、麻布十番とどっちで降りたほうがいいんだろう...。ま、普段なら職場から歩いて来ちゃうのだけど。

六本木けやき坂の停留所で降車。
テレビ朝日多目的スペースumuではなにか中国映画っぽい感じの関係者を並べて記者会見みたいなイベントをやっているが、その場所に置いてある毎日発行されているフリーペーパーだけもらって外へ。

Sadistic Mikaela BandのPVの撮影地でもある六本木ヒルズアリーナでは今日から、アニメ「FREEDOM」に登場する乗り物、トライシクルビークルの実物大模型が展示されている。

トライシクルビークル

ハリボテっぽい質感でリアリティは無いけどかっちょいい。実際に座る事もできる。
両脇の球状のハンドルは手のひら型のくぼみがあってジャストフィット。
でも俺、脚が短すぎるのか、フットレストに脚を置くには少し無理な姿勢に。

さて、六本木ヒルズに来た目的は当然、東京国際映画祭

今日観たのは「プラダを着た悪魔」(原題: The Devil Wears Prada)という映画。

プラダを着た悪魔、ポスター

舞台挨拶の予定はなかったのだが、始まる前には襟川クロ司会で、ゲストにELLE JAPONの編集長、森明子を迎えてのトークイベントのようなものがある。

そして主演のアン・ハサウェイのメッセージ映像の後に本編の上映。

これは文句なしに楽しい映画でした。
観る人を選ばない(多分)という意味も含めて、今回の映画祭で観ている中では唯一、人に薦められる映画かもしれない。
本当にまるっきり服飾のブランドを知らない人には意味の判らない笑わせどころもあるが、問題はないと思う。

アン・ハサウェイは可愛いし、メリル・ストリープは素晴らしい。


終わってから、飯は古奈屋(六本木ヒルズ店)。
期間限定だという旬の野菜の天ぷらのカレーうどんにしようとしたら、オーダーを取りに来た店員さんがこんなのもやっていますと見せてくれたA4サイズでパウチされたメニュー。良くみないまま、それをくれという。

牛コラーゲンカレーうどん。

古奈屋、牛コラーゲンカレーうどん。

牛すじ肉入りのカレーうどん。
牛すじは大好きな食材。思ったよりゴロゴロ入っている。
これが期間限定メニューとかじゃなければ、古奈屋に行く頻度が増えそう。高いけどね。
最後はドンブリに残った汁にご飯をぶちこんで完食。

10月24日の購買物。

2006-10-25 00:06:18 | Weblog
今夜、会社帰りにHMV渋谷で買ったものは以下の通りです。

CD - Single

The Magic Numbers "Take A Chance"
The Lemonheads "Become The Enemy"

CD - Album

CORNELIUS "Sensuous"
MOONRIDERS "MOON OVER the ROSEBUD"
サディスティック・ミカ・バンド "Narkissos"
ASIAN KUNG-FU GENERATION "フィードバックファイル"
Kahimi Karie "Nunki"
キリンジ "DODECAGON"
和田アキ子 "今日までそして明日から"

DVD

松浦亜弥 "Live in 上海"

木村カエラ at LIQUIDROOM。

2006-10-24 01:13:02 | Weblog

映画が終わってセンター街の店でパスタ食って、一度帰宅。少し休んでからまた都内に向かう。恵比寿のLIQUIDROOMへ。

木村カエラLive Tour 2006 秋 ~パーラー木村 de ボブtour~

LIQUIDROOM

地方を巡っての関東凱旋。ここがラス前で2日後のCLUB CITTA'でラスト。

ミュージシャンなんかじゃなく、tvksaku sakuでMCをしている時代からで、認知した順番としては、もしかしたら松浦亜弥より先だったかもしれない木村カエラだが、生で観るのは今日が初。

開場時間が過ぎてから会場に着いたのだが、整理番号600番台中盤の俺の入場はまだまだ先。ツアーグッズを購入して、更に待って入場。
既に沢山入場している中で、観やすい場所がないかと思ってうろうろした所、右のスピーカーの前がガラガラなのに気づく。降りて柵に張り付いてみたら、バンドは見えないけど、センターのマイクスタンドはしっかり見える。
そんなんで、曲がりなりにも最前ゲット。

ステージの端に置かれていた、ツアーキャラクター・ボビー嬢によるMCを受けて開始。

オープニングは"You know you love me?"。続けて"TREE CLIMBERS"。

すげーちっこい木村カエラ。
最前な俺はばっちり見えるのだが、あまり高くないステージでオールスタンディングのフロアでは見えない人も多くなる。
それを考慮して、ステージ中央に30cmの高さの小さな台を置いて、その上に立って木村カエラは歌っている。
こういう気遣いは、ファンにも嬉しいだろう。

俺のところからは後ろに柱がある事もあって、場内の様子はあまり判らず。
真ん中はすごい事になってそうな感じはある。
"YOU"が終わって、次の"Circle"の演奏の為にドラマーがリズムを叩き始めてるにも関わらず、「(人が)倒れた」とか叫んで演奏を中断させる客が出る。
ま、スタンディングのライヴで倒れる奴が出るのは珍しいことではなく、そんな時には周りの客が上手く係員に知らせたり助けてやればいい話で、会場全体に向かって叫ぶ話ではない。やっぱ客層は普通のロックのライヴとは違うようだ。
アンコールの時には、みんなが「アンコール」って叫んでるし。久しぶりに聞いた。

右の端に近い位置とはいえ、木村カエラは間近にしっかり見える場所で、勘違いでもなんでもなく、何度も目が合う。「なんだこのオヤジは」とか思っていたのかもしれない。

小さな体ながら、パワフルで圧倒的な存在感のあるすごいライブだった。日本人(ハーフだけど)の女性ボーカリストとしては、比類なき存在かも。

この日は木村カエラ22歳の誕生日の前日。なんで、今日24日が誕生日。
そんな事もあって、アンコールの時にはバンドメンバーがバースデーTシャツを着て、サプライズで大きなバースデーケーキも登場。このBLOGでも触れた事のあるキル フェ ボン製のケーキらしい。

映画「手紙」。

2006-10-23 23:46:59 | Weblog
今日もまずは東京国際映画祭

作品はまもなく公開の日本映画「手紙」。

映画祭で映画を観ようと思った場合、選ぶ基準の第一はスケジュール。観れる時間の映画の中から比較的面白そうなのを選ぶ。
今回の映画祭の上映作品で一番見たかったのはオープニングの「父親たちの星条旗」だったのだが、これは浦和 v 富士通戦とバッティングしていたので、最初っから無理。チケット取りの努力もせず。
で、今日のこの映画は平日の昼。普通なら仕事で"観れる時間"ではないのだが、チケット採りを試みたら、簡単に取れてしまった。で、休暇を取って観に行く、生・沢尻エリカ

今日の会場は以前は映画祭のメイン会場だった渋谷文化村のオーチャードホール。

東急百貨店本店。裏が文化村。 オーチャードホール

家を出たのがもうすぐ開演の30分前という時間であわてて駅までダッシュしたが、渋谷には10分前に到着しそこからは余裕。席に着いたらちょうど上映前のイベントの始まる時間。

今日は期待通り舞台挨拶付き。監督の生野慈朗、出演者の沢尻エリカ、吹石一恵が登壇。司会者は「スケバン刑事」のイベントの時にもMCをしていた伊藤さとり

広い会場で遠かったので、沢尻エリカも小さくしか見えないが、まぁいいや。
特に挨拶もインタヴューも面白いことはない。後から主題歌を歌う高橋瞳という人が登場し、主題歌「コ・モ・レ・ビ」を歌う。


上映が始まって最初に感じたのは、こりゃテレビドラマだなって印象。
上手く説明は出来ないのだが、アングルとかカット割とか光の捕らえ方とか、映画人が作る映像って、やっぱり"映画的"なものなのだが、なんか違う。
後で入場時に貰ったチラシを見たら、監督は「3年B組金八先生」とか「男女7人夏物語」とかが代表作のテレビドラマの人らしい。じゃあ仕方がない。

で物語なんだが、突っ込みどころ多数。
原作は読んでなく、どこまで再現しているのかは判らないけど、山田孝之が演じる主人公の行動に、理解に苦しむものが多い。想像力に欠けた行動をきっかけに自ら追い込まれて苦しんでても共感なんか出来ないし。
多分、こんな物語を連続ドラマでやっていたら、中盤で視聴者はどんどん観なくなるだろう。
むしろテレビドラマ作家が、客が最後まで座って観ているだろう映画なことに甘えた結果か?

全編を通して、正直、くだらないなと思って観ていた。
主人公が途中選んだ職業もなんだこりゃと思ったが、最後にそうする必然性があった事を知る。

展開の様々な瑕疵はいかんともし難いが、それでもちゃんとそれぞれの人物の背景をしっかりと理解させられた上で終盤。

スクリーンに映し出される玉山鉄二の表情。これは泣けた。
今後、泣かなけばいけなくなった時に、あの場面の玉山鉄二を思い出して感情移入してみたらすぐに泣けると思う。
こんな泣かせ方は卑怯で、それこそテレビドラマ的だよなと思いつつ、最後はみんな良いものを観たと思って映画館を後にする事になるのだろうなと思う。

明らかにテレビドラマ的ではない救いの無さ(放棄)は多分、原作に由来しているのではないかと思う。
時間が無く(というより、時間を無駄に使っていて)、あんまり読書をする機会がなくなったのだが、原作の東野圭吾という作家の小説はここ2~3年で2,3冊読んでいて...。正直タイトルも内容も覚えていない(ミステリーだったと思う)のだが、良い作品を書く作家だなという印象だけは残っている。
原作では、山田孝之演じる主人公が、どう描かれているのかの確認はしたいなと思った。