絵本に描かれた果物をあたかも存在するかのように指でつまみ、口に運んでもぐもぐもぐ。
実際にそこにあるわけではないものを想像で補完した結果の、「食べる動作」です。本物ではない、誇大に描かれたイラストを実物と認識しているわけで、人間ってこんな年齢から、擬似的な体験ができるんだぁと関心しきりです。
実際にそこにあるわけではないものを想像で補完した結果の、「食べる動作」です。本物ではない、誇大に描かれたイラストを実物と認識しているわけで、人間ってこんな年齢から、擬似的な体験ができるんだぁと関心しきりです。
絵本に出て来る可愛らしいゾウさんやクマさんと、
実物の像や熊は絶対違う。
これを同じ物なんだと、
絵本はデフォルメされた姿なのだと、
どうやって教えればいいのだろう・・・と悩みました。
しかし、こちらが何をするでもなく、
自然と判るようになっていました。
人間の脳ってすごいなーって感心しました。
果物然り、ですよね。
絵本の中のリンゴの絵と、実物のリンゴの姿は、
それは絶対ちがう。
リンゴの皮は、あんなに一面真っ赤っかじゃないし、
そもそも食べさせてもらう時には皮ついてないし、
切ってあるから違う形してるし。
でもそれを、一緒の物なんだって判るって、
しかもこの世に生まれ出て1年とかそんなもんで。
いやー、本当にすごい。素晴らしい。
絵本には「いちなん すきなもの なあに?」「たくさん たべて おおきく なろうね」って書いてあって、読み聞かせたことは何回かあるんだけど、本当に何回かって程度なの。いつも読んでるとページをめくるのが楽しいらしくってすぐに違うページを開きたがるので、ちゃんと聞いてないなって思ってたんだけど。
いやいや、聞いてたんだね。食べ物って理解してるんだね。
人間ってすごいね。